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コニカミノルタ、LED照明を上回る発光効率の有機ELパネル

 コニカミノルタは、発光効率が131lm/Wの白色有機EL照明パネルを開発したと発表した。パネルの発光面積は15平方cm。

 131lm/Wという発光効率は、発光面積15平方cm以上の白色有機EL照明パネルとして世界最高効率としている。また、この発光効率は、一般的なLED照明器具の効率を上回るものであり、「有機EL照明の可能性を広げる大きな一歩」と位置づけている。

 コニカミノルタは、有機ELパネルについて「独自開発の新規有機りん光発光材料の活用に寄る内部量子効率向上」と「光学シミュレーションに基づく有機層構成技術と内部光取り出し技術による光取り出し効率向上」の2つの技術を開発している。

 その成果として、発光効率103lm/Wの有機ELパネルを、昨年行なわれたCEATEC JAPAN 2013で展示した。今回は、この技術の最適化をさらに進めて131lm/Wという発光効率を実現した。

伊達 浩二