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富士通コンポーネント、1口タイプの無線スマートコンセント
(2013/6/5 14:50)
富士通コンポーネントは、1口タイプの無線機内蔵スマートコンセントと周辺機器を6月に発売する。価格はすべてオープンプライス。
オフィスや工場などを想定した法人向けの製品。コンセントに接続された機器ごとの消費電力をリアルタイムで収集することで、節電対策に必要な基本データとする。
同社のスマートコンセントは、富士通研究所が開発した非接触型電流センサーを基にした電力センサーを使用しており、小型なのが特徴となっている。すでに、2011年にUSB接続タイプのスマートコンセントと、そのデータをまとめて有線LANで送信するゲートウェイが発売されている。しかし、USB接続では設置工数などの負担が大きいため、今回、無線接続を可能とした。
1口無線機能内蔵スマートコンセント「FX-5201PP/100」は単体で無線通信機能を備えており、設置の自由度が高い。また、AC100V 1口タイプのため、本体が小さくなっている。予想価格は10,000円前後。
同時に、コンセントの無線親機となるワイヤレスベース「FX-5251WB」(予想価格7,000円)と、USB接続タイプのスマートコンセントを無線化するワイヤレスハブ「FX-5251WH」(同9,000円)も発売される。
無線通信機能は、2.4GHz帯を使う特定小電力方式で、機器同士は自動ペアリング機能を持っているため、面倒な設定が不要となっている。
今回発売された無線機能内蔵スマートコンセントの場合、システムの構成は、スマートコンセント→ワイヤレスベース→ゲートウェイとなる。
既存のUSB接続4口スマートコンセントの場合は、スマートコンセント→ワイヤレスハブ→ワイヤレスベース→ゲートウェイとなる。
1台のワイヤレスハブは、4台までのスマートコンセントが接続できる。また、1台のワイヤレスベースは、16台までの1口無線機能内蔵スマートコンセント16台、または4台までのワイヤレスハブが接続できる。
既発売の、4口スマートコンセントの実勢価格は18,000円前後、ゲートウェイは47,000円前後。
これらの機器の組み合わせにより、多数の機器の消費電力が、ゲートウェイに収集され、パソコンのWebブラウザでデータを確認することができる。