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シャープ、屋根全体と調和する瓦型単結晶太陽電池モジュール

~モジュール出力は従来より約10%アップ

 シャープは、屋根全体と調和する「瓦型 単結晶太陽電池モジュール」を2013年2月1日より発売する。公称最大出力58Wの「NT-58K1D」と、公称最大出力41Wの「NT-41K1D」の2機種で価格はいずれもオープンプライス。販売価格は販路によって異なる。

屋根全体と調和しやすい「瓦型 単結晶太陽電池モジュール」
上から、公称最大出力58Wの「NT-58K1D」と、公称最大出力41Wの「NT-41K1D」

 凹凸が少ないフラットな形状の平板瓦の寸法に合わせて設計した太陽電池モジュール。日本の住宅の屋根形状に多い寄棟や切妻など様々な形状の屋根に設置できる。設置に取付架台を使わないため、屋根との段差が目立ちにくく、太陽電池セルやアルミ枠を黒に統一したことで屋根全体と調和しやすいという。

 機能面では、高出力の単結晶セルと太陽光を多く取り込める低反射ガラスの採用により、従来機より出力が約10.5%向上。従来システムに比べると、設置容量が約9.4%アップしているという。

 NT-58K1Dの1枚当たりの本体サイズは1,535×280×29.7mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約7.8kg。モジュール変換効率は13.5%。公称最大出力動作電圧は11.18Vで、動作電流は5.19A。公称解放電圧は13.70V。

 NT-41K1Dの1枚当たりの本体サイズは1,228×280×29.7mm(同)で、重量は約6.5kg。モジュール変換効率は11.9%。公称最大出力動作電圧は7.90Vで、動作電流は5.19A。公称解放電圧は9.74V。

阿部 夏子