関西電力、今夏の節電実績は2010年比で-11%

~使用率90%超は3日に留まる

 関西電力は23日、今夏の需給状況を明らかにした。

 今回発表された資料によれば、7月1日~8月22日までの期間で、電気の使用率が90%を超えると予報されたのは1日のみ。実際に使用率が90%超えたのも3日に留まった。

7月のでんき予報と実績8月のでんき予報と実績

 また、14時~15時の最大電力の比較では、2010年に比べ、約310万kW需要が減少した。これは比率で言えば11%の減少となる。この減少分に管内の使用者による節電効果が含まれるとしている。

最大電力を2010年と比較すると、約310万kW(11%)減少した。これがほぼ節電分となる

 関西電力管内では、当初は2010年比で15%減の節電を呼びかけるなど、供給に不安を抱えていた。しかし、大飯原発3号機の再稼働により10%減へ、大飯原発4号機の再稼働により条件付きで5%まで節電目標を引き下げている。

 関西電力管内の節電期間は、数値目標ありが9月7日まで、数値目標なしが9月28日までとなっている。






(伊達 浩二)

2012年8月23日 15:26