パナソニック、ブラウン管テレビのリサイクル素材を使用する冷蔵庫の発売を延期

資源循環商品シリーズ トップユニット冷蔵庫 NR-F506T-X

 パナソニックは、2月20日に発売する予定だった、リサイクル素材を用いた冷蔵庫「資源循環商品シリーズ トップユニット冷蔵庫 NR-F506T-X」の発売日を、4月20日に延期すると発表した。

 NR-F506T-Xは、廃家電から出た再生資源を、原料の一部に使用する「資源循環商品シリーズ」の1つとして発売される冷蔵庫。庫内の冷気を閉じ込める「真空断熱材」の素材に、ブラウン管テレビで使用されていた強化ガラスをリサイクルした「再生グラスウール」を、全体の約90%使っている。

 パナソニックでは発売延期の理由として、再生グラスウールの量産工程において、安定生産のため工程変更をするためとしている。

 なお資源循環商品シリーズでは、ドラム式洗濯乾燥機「NA-VX7100L-X」、IH式炊飯器「SR-SX101-X」、サイクロン式掃除機「MC-SS310GX-X」も発売されるが、これら3機種の発売日については、従来通り2月20日で変更はない。

 NR-F506T-Xの価格はオープンプライスで、店頭予想価格は24万円前後。仕様や機能は、既に発売されている「NR-F506T」と同じ。






(正藤 慶一)

2012年2月8日 13:34