中部電力、1週間ごとの電力予備率予測を発表

~月/火/水曜日の13時から16時の節電を呼びかけ

 中部電力は28日、7月第3週から9月第2週までの週別の供給予備率を公表した。

 他の電力会社では月単位で公開されることが通例となっているが、顧客が協力した生産や操業の調整などを反映し、きめ細かく需給見通しを知らせることが必要であるとしている。

 公開された表によれば、供給予備率が適正とされる8~10%を下回る週が複数ある。7月第3週と第4週、8月第4週と第5週、9月の第2週がそれで、特に7月第4週の予備率は5.8%と低い。一方、お盆休みの時期である8月第3週は消費電力が少なくなるため、予備率が28.2%となっている。

 中部電力では、これらの週の月曜日から水曜日の13時から16時において、特に厳しい需給状況となることが想定されるため、いっそうの節電を呼びかけている。なお、曜日が平日すべてではなく月曜日から水曜日となっているのは、管内で電力を多用する自動車産業が木曜日と金曜日を休業日とし、土曜日と日曜日を営業日としているため。

 中部電力では、首相の要請により浜岡原子力発電所を停止しており、夏期の電力供給量が逼迫している。

7月~9月の供給予備率一覧表





(伊達 浩二)

2011年6月29日 15:50