予防環境協会、避難所で使う空気清浄機を全国から募集
「さわやか空気支援プロジェクト」のロゴマーク。プロジェクトでは「空気清浄機提供者」「支援活動に協力できるボランティア」「支援活動サポートのための義援金」を募集している |
一般財団法人 予防環境協会は、東日本大震災の避難所に置くための空気清浄機を全国から募集することを発表した。
今回募集するのは、通常に動作する空気清浄機で、新品・中古は問わないという。空気清浄機を提供できる人は、一般財団法人 予防環境協会宛に、郵送にて送る。その際の郵送費用などが提供者負担となる。
今回の取り組みは、東日本大震災の避難所などの空気をきれいにする「さわやか空気支援プロジェクト」の一環として行なわれるもの。一般財団法人 予防環境協会によると、多くの避難所は、同居混雑状態や、被災地のがれき処理などによる汚染物を含んだほこりにより、1日中マスクを着用していないと耐えられない状況にあるという。現状、1,200カ所ある避難所の多くは、手指の消毒液が数本置かれている程度で、室内空気の衛生環境改善は行き届いてないという。
「さわやか空気支援プロジェクト」では、このような環境を改善するため、全国から空気清浄機を募集し、避難所の各部屋に設置するほか、除菌衛生対策スプレーの無償配布、避難所となっている学校の体育館の空間衛生対策作業の実施などを行なっていくという。
一般財団法人 予防環境協会では、プロジェクト実施に関して「空気清浄機提供者」「支援活動に協力できるボランティア」「支援活動サポートのための義援金」を募集している。詳細は同協会のホームページにて紹介されている。
(阿部 夏子)
2011年6月6日 14:21
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