東芝、ラップなしで食品を保存できる幅60cmのスリム冷蔵庫

~両開きタイプと片開きタイプの2種類を用意
左から「GR-D43F」(シェルホワイト)、「GR-D43G」(シャンパンシルバー)

 東芝ホームアプライアンスは、冷蔵室の食品をラップなしで保存できるスリムタイプ冷蔵庫「GR-D43F」「GR-D43G」の2機種を12月1日より発売する。価格はオープンプライス。6ドア両開きタイプの希望小売価格は23万円前後、5ドア片開きタイプの「GR-D43G」は22万円前後。

 コンパクトタイプのキッチンにも設置できる幅60cmのスリムタイプの冷蔵庫。設置場所に合わせて選べるように6ドア両開きのGR-D43Fと、5ドア片開きのGR-D43Gの2タイプを用意する。定格内容積はGR-D43Fが426L、GR-D43Gは427L。

 本体機能では、冷蔵と冷凍、それぞれの温度帯に合わせて2つの冷却器を搭載した「i-ツイン冷却」構造を採用する。温度帯に合わせてそれぞれの冷却器で冷やすことができるため、冷やしすぎを防ぎ、庫内の湿度を保つことができるという。通常、冷蔵室で食材を保存する際は食品の乾燥を防ぐためラップなどをかぶせるが、i-ツイン冷却では、庫内の湿度が高く食材が乾燥しにくいためラップなしで保存できるという。

 また、野菜室には同社独自の「ピコイオン」を放出する。ピコイオンには雑菌やウイルスの抑制効果や脱臭効果があるほか、野菜の鮮度を劣化させるエチレンガスを分解する効果もあるという。

 省エネ性では、センサーによる温度検知と、コンプレッサーの運転状況から最適な運転を制御する「ecoモード制御」機能を搭載する。年間消費電力量は280kWh。

 6ドア両開きタイプ「GR-D43F」の本体サイズは、600×682×1,818mm(幅×奥行き×高さ)。各室の容量は冷蔵室が216L、野菜室が100L、冷凍室が110L。本体カラーはシャンパンシルバーとシェルホワイト。




(阿部 夏子)

2010年11月5日 15:40