タイガー、湯沸かし時の消費電力と蒸気を抑えた電気ポット
「とく子さん NEO」

とく子さん NEO(ネオ) PVV-A

 タイガー魔法瓶は、湯沸かし時の消費電力と蒸気を抑えた電気ポット「とく子さん NEO(ネオ) PVV-A」を、8月21日に発売した。希望小売価格は、容量2.15Lの「PVV-A220」が16,800円、2.91Lの「PVV-A300」が17,850円。

 「とく子さん」は、電気でお湯を沸かし、魔法瓶構造の容器で保温するタイガーの電気ポットシリーズ。PVV-Aシリーズでは、湯沸かし時の消費電力を従来の950Wから700Wに下げることで、省エネ効果に加えて、本体から吹きだす蒸気の勢いを抑えた点が特徴となる。これにより、沸騰中の音を抑え、これまで設置できなかった場所にも置けるという。また、沸騰を判定するプログラムの精度も高まっており、沸騰後は速やかに加熱を停止する仕様となっている。


従来モデル「PVU-A」型と比較した、消費電力と蒸気量の違い

 さらに、湯沸かし時と保温時の消費電力を抑える「省エネコース」も搭載。温度センサーとマイコンにより、沸騰する前にヒーターをOFFになり、2時間以上使わない時には自動的に設定温度を5℃下げるなどの省エネ運転を行なう。

 ヒーターを自動でOFFにする節電タイマーは6/7/8/9/10時間から選択可能。保温温度は約98/90/80℃のほか、電気を使わない「まほうびん保温」も選択できる。

 PVV-A220の本体サイズは212×280×255mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約2.5kg。1年間の消費電力量は265kWhで、年間の電気代は約5,800円。本体カラーはミルキーホワイト。

 なお、同シリーズの上位モデルで採用されている、給湯した時間帯を元に自動で省エネ運転する「とく子さんコース」は、本製品では搭載されていない。





(正藤 慶一)

2010年9月17日 00:00