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パナソニック製エコキュート208機種103万台をリコール

パナソニックのエコキュート

 パナソニックは、2003年11月から2013年1月までに製造した家庭用自然冷媒(CO2)ヒートポンプ給湯機(エコキュート)のヒートポンプユニットについて、事故防止のためのリコールを行なうと発表した。

 対象機種は、208機種(製品190機種+18機種)で計1,031,587台に及ぶ。パナソニックのほか、ナショナルやコロナ、積水ホームテクノ(ユーリッチ)が販売した製品も含まれる。

 当該製品において、給湯炊き上げ運転中に、ヒートポンプユニット内部の圧縮機に破損が生じ、製品と周辺物が破損した事故が5件発生したほか、製品のみの破損が9件発生した。いずれも、発煙・発火はなく、人的被害には至っていないが、今後の事故を防止するために、当該製品の無料点検、部品交換を行なう。

 内訳は、パナソニックが販売した「HE-PK60B」ほか計157機種 620,749台、ナショナルが販売した「HE-UK60J」ほか計26機種 357,568台、コロナが販売した「CHP-N455A」ほか計5機種 51,420台、積水ホームテクノ(ユーリッチ)が販売した「CFH-45M6-C」と「CFH-60M4-C」の2機種 1,850台となる。

対象機種の製造期間と台数

 対象機種の品番は、ヒートポンプユニットの側面や貯湯ユニットの正面上部で確認できる。詳しい品番は、こちらの告知ページで確認できる。

ヒートポンプユニットと貯湯ユニットの品番表示場所。製品の形状は、上記以外に薄型や一体型のタイプが存在する

 対象製品を持っている人は、下記告知ページ(ニュースリリース)の問い合わせ窓口まで連絡していただきたい。

中野 信二