デロンギ、4枚刃でムラなく素早く調理するフードプロセッサー

~鍋で直接調理できるハンドプロセッサーも
左から、「デロンギ クアッドブレード ミニフードプロセッサー DCP250」、「デロンギ トライブレード ハンドブレンダー DHB721」

 デロンギ・ジャパンは、4枚刃でムラなく素早く調理する「デロンギ クアッドブレード ミニフードプロセッサー DCP250」と、3枚刃でなめらかに仕上げる「デロンギ トライブレード ハンドブレンダー DHB721」を4月1日より発売する。希望小売価格はいずれも12,600円。

 両製品とも既にヨーロッパなどで発売されているもので、トップシェアを獲得している国も多い人気製品だという。一般的なハンドブレンダーやフードプロセッサーよりも、刃の枚数を多くすることで、調理時間を短縮し、ムラが少ない仕上がりになる点が特徴。

4枚刃で素早く仕上がるミニフードプロセッサー

 「デロンギ クアッドブレード ミニフードプロセッサー DCP250」は、2枚刃を2段階に組み合わせた4枚刃構造が最大の特徴。一般的なフードプロセッサーに採用されている2枚刃に比べて、ムラのない仕上がりになるという。なお、食材の食感を残したり、ムラを残した食感にしたいときは、2枚刃のみを使うこともできる。

デロンギ クアッドブレード ミニフードプロセッサー DCP250容器内には4枚刃がセットされている刃を取り出したところ
刃は2段階構造になっていて、2枚刃のみで使うこともできるニンジンをみじん切りにする30秒もかからずに、均一なみじん切りができた

 また、専用の容器の内側にも工夫を凝らしている。食材を効率的に刻むために、容器内側に突起物を設け、付着する食材の流れを変化させるという。

 容器の容量は約400mlで、回転速度は低速/高速の2段階。1分間あたりの回転数は、高速回転時で約4,080回、低速時で約3,380回。連続使用可能時間は45秒。本体上部のスイッチで操作する。

 安全性の面では、安定性確保のため、本体裏側に4つの吸盤を配置したほか、フタ・容器・本体の連結ロックが確実にセットされていないと、動作しない構造とした。

容器内側には突起が設けられているスイッチは本体上部にある使用時に安定感を保つため、底面には吸盤が備えられている

 本体サイズは160×160×240mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は1.6kg。消費電力は280W。電源コードの長さは1.2m。本体には、専用のゲラが付属する。

3枚刃でなめらかに仕上げるハンドブレンダー

 「デロンギ トライブレード ハンドブレンダー DHB721」は、鍋専用のブレンダー、泡立て器、専用容器が付属するハンドブレンダー。一般的なハンドブレンダーは2枚刃が多いが、デロンギ トライブレード ハンドブレンダーでは3枚刃を採用。3つの刃の角度をそれぞれ変えることで、食材をより効率的に攪拌、なめらかに仕上げるという。

デロンギ トライブレード ハンドブレンダー DHB721ブレンダーを装着したところ付属の泡立て器
鍋で使う時専用のブレンダー本体は持ちやすい形状になっているブレンダーの刃は3枚刃を採用する

 ブレンダーの刃の周りのフット部には、内側に突起を設けた。食材の流れを変えることで、食材が刃に当たりやすくなり、刻み残しや、つぶし残しを少なくするという。また、先端部分に凹凸をつけることで、食材がフット部内部に出入りしやすい構造とした。これにより、調理時間が短縮できるほか、使用時の食材の飛び散りを防ぐ効果もあるという。

 鍋で直接調理できる「パンブレンダー」は、鍋を傷つけないため、フット部をプラスチック製としたほか、通常のブレンダーよりも直径を大きくした。鍋を火にかけながら調理できるため、手間が省略でき、より効率的な調理が可能という。

刃の周りのフット部には凹凸を設けた。より効率的な調理が可能になるという左がパンブレンダー、右がブレンダーフット部の内側には突起を設けている
パンブレンダーは鍋で直接使えるレンコン、豆乳、ジャガイモのスープ。写真は調理前の様子調理後。スープとしてだけでなく、離乳食としても食べられるという

 攪拌スピードは1~5段階で調節できるほか、ターボ運転も備える。回転速度5に設定した場合の回転数は約10,000~10,500回/分で、連続使用可能時間は1分。泡立て器使用時は800回/分で、約2分の連続使用に対応する。

 付属の専用ビーカーは、容量750mlで、底部には滑り止めを搭載する。ブレンダーを使ったジュース作りなどに便利なほか、保存用のフタもついているので、調理後そのまま冷蔵庫に保存することもできるという。

付属の専用容器ブレンダーを直接入れて調理できるバナナとイチゴのジュース。保存容器としても使えるという

 ブレンダー使用時の本体サイズは70×70×420mm(同)で、重量は0.85kg。消費電力は215W。電源コードの長さは1.2m。

内食傾向でキッチングッズもプロ志向へ

オリーブオイルソムリエ・料理研究家の石井秀代氏

 デロンギ・ジャパンでは、今回の2製品を発売するにあたり、今後一層キッチン家電に力を入れていくという。会場では、同社のキッチン分野のカテゴリー大使(アンバサダー)として、オリーブオイルソムリエ・料理研究家の石井秀代氏が紹介された。

 同氏は、最近の食のトレンドについて「ここ1年で、外食から内食に、レストランから家庭へと大きく変化している。そのため、キッチングッズもプロフェッショナル志向が強い」と語った。また、自身が開催しているお料理教室の生徒の多くが調理に関してストレスを感じているという。

 「みなさん1つの食材で、いくつもの料理したいと考えている。でもやり方がわからなかったり、工程が難しいとあきらめてしまう。フードプロセッサーは、調理工程を一気に短縮してくれるので、幅広い方におすすめしたい」と話した。






(阿部 夏子)

2012年3月15日 13:59