東芝、3原色のLED搭載で幅広く調色できるLEDシーリングライト

~就寝時には緑色に、やすらぎのときは青く点灯
LEDシーリングライト「LEDH95004YX-LC」

 東芝ライテックは、業界で初めてRGBのLEDを搭載したLEDシーリングライト「LEDH95004YX-LC」を、10月17日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は9万円前後。

 12畳向けのLEDを光源とするシーリングライトの新製品。今回は光源として、従来製品で搭載されていた昼光色、電球色のLEDに加え、光の3原色(RGB)となる赤、緑、青のLEDを追加した点が特徴。計5色のLEDを組み合わせて、配光や配色をきめ細やかに制御することで、表現力豊かな照明効果が実現できるという。

 また、器具上部の側面に、天井面を照らす間接光としてLEDを採用する。

LEDシーリングライトの断面図。下向きの直接光と、天井へ向けた間接光の2通りの光を放つ

点灯パターンは全6シーン。緑色に光る「おやすみ」や癒しの青い光「ヒーリング」も

 点灯パターンは「あざやか」「勉強」「おやすみ」「くつろぎ」「シアター」「ヒーリング」の全6モードが用意される。リモコンのボタンで切り替える。

シーンに応じて、全6パターンのモードが用意される

 「あざやか」は、LED全色を組み合わせたモードで、食卓や色彩を鮮やかかつキレイに見せるという。白色LEDの平均演色評価数はRa88と高く、より高いレベルの色の再現性が実現でいるという。

 「勉強」モードは、文字が認識しやすいよう白色系(5,100K)の明かりを採用。明るさを確保するために、緑・青の光成分を加えている。

 「おやすみ」モードでは、緑色の明かりを点灯する。緑色の光はまぶたを透過しにくい特徴があるため、隣で寝ている人をまぶしさで起こさないようにしながら、夜間のちょっとした作業ができるという。

 「くつろぎ」「シアター」モードは、間接光を利用したモード。「くつろぎ」は寛ぎの空間を演出するため、間接光、直接光とも電球色で点灯。「シアター」は間接光のみを電球色で照らし、映画館のような臨場感を演出することを狙ったホームシアター用のモードとなる。

 「ヒーリング」は、水族館のような水と光を連想させるようなマリンブルー系の明かりを点灯。やすらぎや癒しの空間が演出できるという。

任意の色を選択、記憶できる

カラーモードのイメージ

 さらに、自分の好みに合わせた光色の選択も可能。リモコンの「カラー」ボタンを押すと、光色が青→青緑→緑→黄色→橙→赤→紫→青の順で自動変化し、好みの色になった時に再度ボタンを押すことで、光色が固定できる。各色とも10段階の調光に対応。リモコンのメモリー機能を使えば、好みの光色と明るさが最大2シーンまで登録できる。カラーは各色の中間色も選択できる。

 また、従来機種に引き続き、昼光色と電球色の調色にも対応する。

 節電機能としては、器具に内蔵した明るさセンサーが、室内の明るさを自動的に感知して、明るさを調節する「楽エコ」機能も搭載。外光などで室内が十分に明るい場合は、自動で器具の照度を落とし、無駄な消費電力をカットする。

 このほか、設定時刻の30分前から徐々に明るさを増して点灯する「おめざめタイマー」や、設定時刻の10分前から徐々に減光する30/60分のオフタイマーなども備える。

 本体サイズは670×76mm(直径×高さ)で、重量は4.4kg。消費電力は82W。器具光束は5,130lm。おすすめ畳数は12畳。天井に引っ掛けシーリングが付いていれば、電気工事なしで設置できる。






(正藤 慶一)

2011年9月9日 14:31