パナソニック、“乗ったまま充電”できる電動アシスト自転車
ビビチャージW BE-EKW63 |
パナソニック サイクルテックは、走行中の運動エネルギーを使って発電する機能を搭載した電動アシスト自転車「ビビチャージW BE-EKW63」を12月1日より発売する。希望小売価格は165,000円。
自転車走行中に発生する運動エネルギーから電気を創りだしてバッテリーに充電する「回生充電機能」を搭載した電動アシスト自転車。前輪には、発電機としても使用できる駆動用モーターを搭載し、発電機で発電した電気はバッテリーに充電される。
回生充電は、ブレーキ操作時や、走行時に行なわれる。ブレーキ操作時に充電する「ブレーキ充電」は、左右のブレーキレバーを軽く握ることで、モーターが発電機に切り替わり発電し、充電する。その際、左右どちらかのブレーキレバーを握ると弱い回生充電、両方のブレーキレバーを握ると強い回生充電になるという。
走行時の回生充電は、走行状態に合わせて下り坂で自動的に回生充電が行なわれる「オートマチック」モード、平地走行時に、走りを妨げない程度の負荷をかけて発電・充電を行なう「平地充電」モードを備える。回生充電を活用することで、アシスト力最大で、最も電気を使う「パワー」モードの走行距離が、オートマチックモードで最大約1.3倍、平地充電モードで最大約2.4倍に伸びるという。
走行条件に応じて、自動で回生充電を行なう「オートマチック」モードと、走りを妨げない程度の負荷をかけて発電・充電を行なう「平地充電」モードを備える |
バッテリーは、“業界最大容量”の容量16Ahのリチウムイオンバッテリーを搭載。最長約160kmのアシスト走行が可能だという。同社によると、これは「業界最長距離走行」であるという。充電時間は約5時間。
道路条件や走行条件に応じて節電を行なうエコナビ機能。節電時はエコナビランプが点灯する |
また、長距離走行をサポートするために、自動で無駄を見つけて省エネ走行する「エコナビ」機能を搭載する。さまざまな道路条件や走行条件に応じて節電を行なう機能で、エコ走行時には、コントロールパネルの「エコナビランプ」が緑色に点灯する。
使い勝手の面では、周囲の明るさに応じて自動で点灯する「オートライト」機能、暗闇でも操作しやすいバックライト付きの手元スイッチ、夜間でも後方が確認しやすいブレーキランプシステムなどを採用する。
本体サイズは1,870×580mm(全長×全幅)で、重量は30.2kg。車輪サイズは26インチ。本体カラーはピュアブラック、モダングリーン、ベリールージュ、チョコブラウンの4色。
下位機種としてバッテリー容量や本体デザインなどが異なる5機種を同時発売する。
(阿部 夏子)
2011年9月1日 16:16