パナソニック、“エコナビ”搭載で消費電力を抑えるFAX

~DECT準拠方式を採用
おたっくす KD-PD701

 パナソニックは、“エコナビ”搭載で節電効果があるFAX「おたっくす KD-PD701」を、11月10日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は、子機1台タイプの「KX-PD701DL」が27,000円前後、子機2台タイプの「KX-PD701DW」が37,000円前後。

 約4.9型の大型タッチパネル液晶を搭載したFAXで、自動で消費電力を抑える「エコナビ」機能を搭載した。親機が周囲の電波環境を検知し、電波が良好な場合には、待機時と子機の通話時の消費電力を低減する。これにより、エコナビなしの場合の消費電力と比べて、待機時に最大9%、子機通話時に約7%の消費電力が削減できるという。エコナビが働いている場合、画面にエコナビマークが表示される。

手書きで文字を認識する「手書き電話帳登録」機能を新たに搭載した

 タッチパネルでは、新たに「手書き電話帳登録」機能を搭載した。液晶画面に書かれた漢字・カナ・ひらがな・英字を認識、候補文字を予測して表示する。より短い手順で、簡単に電話帳登録ができるという。さらに、通話中に手書きのメモを書いたり、メモや原稿を保存する機能も追加。タッチペンも太くて持ちやすくなったという。

 子機のデザインも変更した。液晶画面は約2.1型で、従来モデル「KX-PW821」に付属する子機と比べて、面積比で約2.7倍という。また、電話帳は4行のリスト表示ができ、再ダイヤルや着信履歴画面に日時の表示もできる。2件のワンタッチダイヤルの登録も可能となる。

 コードレス通話の規格には、世界で広く普及している「DECT準拠方式」を採用。1.9GHz帯の周波数帯を使用するため、無線LANなど2.4GHz帯の周波数を使用する機器との電波干渉の影響もなくなるという。また、別売りの窓センサー「KX-FSD10」との連携も可能。窓が開いたことを、親機と子機の報知音と画面表示で知らせる。

 親機は本体サイズが約296×191×86mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約2.4kg。読み取れる原稿サイズはA4~A5で、記録紙の紙はA4。印刷方式は熱転写記録方式。消費電力は最大で約120W、待機時で約0.5W。SDカード、SDHCカードのスロットも備える。カラーはブラック。

 子機はサイズが48×30×175mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約150g。電源はニッケル水素電池。連続通話時間は約5時間で、待受時間は約150時間。消費電力は充電時が約0.8W、待機時は約0.3W。子機も

おたっくす KD-PD301

 下位モデルとして、エコナビ、文字認識の電話帳登録機能などを省いた「KX-PD301」も、同時に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は子機1台タイプの「KX-PD301DL」が16,000円前後、子機2台タイプの「KX-PD301DW」が25,000円前後。カラーはホワイトとブラックが用意される。







(正藤 慶一)

2011年8月30日 00:00