東芝、7枚羽根でそよ風が送れる省エネタイプの扇風機

~DCインバーターモーター搭載
SIENT(サイエント) F-DLN100

 東芝ホームテクノは、DCインバーターモーター採用のリビング扇風機「SIENT(サイエント) F-DLN100」を5月10日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は25,000円前後。

 7枚羽根採用で、微風なそよ風も送れる省エネタイプのリビング扇風機。一般的な扇風機ではACモーターを採用しているが、DCインバーターモーターは省エネ性や制御性能に優れているため、消費電力を従来モデル「F-LM100X」より約54%削減しているほか、より滑らかで自然な風を作ることができるという。

 風量調節は7段階で、消費電力は最大でも20W。DCインバーターモーター搭載により、そよぐような微風も再現できるという。最も風が弱いレベル1の風量は毎分12立方m、消費電力は3W。最大風量のレベル7では、風量毎分41立方mで、消費電力は16W(いずれも首振り運転なしの場合)。このほか、4段階で調節できる「リズム風」も備える。リズム風は、一定の間隔で風に強弱を付けた風のこと。

 本体羽根は従来の4枚から7枚に変更している。羽根の枚数を増やすことで、同じ風量を発生させる場合でも回転数を少なくできるため、運転音を抑えられるほか、よりきめ細かい風を送り出せるという。運転音は最小で16dB、最大で43dB。

本体羽根部分羽根の枚数は7枚

 そのほか、首振り機能では、左右上下にランダムな動きをする「立体首振り機能」を新たに採用する。

首振り運転イメージ。左から上下自動首振り、左右自動首振り、上下・左右自動首振り

 本体操作は、分かりやすいダイヤル操作を採用。ダイヤルで風量を調整でき、運転状況はダイヤルの周りに配置されたLEDランプで表示される。そのほか、カードリモコンも付属する。本体機能では、エアコンのタイマー運転との組み合わせに便利な「切/入ツインタイマー」機能、運転停止前の状態を記憶する「メモリー」機能を搭載する。

 安全面では、転倒を防ぐために重心が低い設計としたほか、子供やペットによる誤作動を防ぐ「チャイルドロック」機能を搭載する。

操作部LEDライトで運転状況を表示する

 本体デザインは、メタル素材を採用し、クールな印象を演出したという。製品名の「SIENT(サイエント)」は、スペイン語の「7(Siete)」と「風(Vient)」、英語の「静か(Silent)」の3つの意味を重ねたものだという。

 本体重量は約6.5kg。羽根の直径は30cm。本体高さは810~1,100mmまで調節可能。




(阿部 夏子)

2011年4月21日 16:18