5月の家電出荷額、3カ月ぶりのマイナス
JEMA(日本電機工業会)は、2010年5月の家電製品の国内出荷実績を発表。出荷金額は、対前年1.4%減の1,618億円で、3カ月ぶりのマイナスとなった。
製品別では、エコポイント対象製品の冷蔵庫とエアコンがマイナスとなった。冷蔵庫は同5.2%減の303億円で、7カ月ぶりのマイナスとなったほか、エアコンは同8.5%減の518億円で2カ月連続のマイナスとなった。好調だったのは、洗濯機(同11.5%増)、掃除機(同13%増)、炊飯器(同4.3%増)などだが、全体では前年水準を下回る結果となった。
台数ベースでも冷蔵庫は7カ月ぶりのマイナスとなった。好調だった401L以上の大型タイプも同1.6%減の146,000台で、8か月ぶりのマイナスとなったが、501L以上のタイプは同0.3%増の46,000台で前年水準を維持した。
洗濯機は355,000台で5カ月連続のプラス。中でも洗濯乾燥機は同20.4%の111,000台と好調。3か月連続の2ケタ増となった。洗濯乾燥機のうち、ドラム式が占める割合は約半数で、縦型洗濯乾燥機などそのほかのタイプと5対5のシェアになっている。
そのほか、電気掃除機(同13.5%増)、電子レンジ(同2.7%増)、IHクッキングヒーター(同0.1%増)などいずれも台数ベースでは好調だったが、エアコンは同19.8%減の574,000台で、2カ月連続のマイナスとなった。
2009年6月からの国内家電製品の出荷金額の推移 |
(阿部 夏子)
2010年6月28日 16:21
-ページの先頭へ-