日立アプライアンスが日立ライティングを吸収合併


 日立アプライアンスは、10月をめどに日立ライティングを吸収合併すると発表した。

 両社とも日立製作所の100%子会社。日立アプライアンスは冷蔵庫やエアコンなど生活家電の開発/製造/販売を、日立ライティングは照明機器の開発/製造/販売を主な事業とする。日立アプライアンスが存続会社、日立ライティングが消滅会社となる。

 日立アプライアンスは、今回の吸収合併の理由として「今後の伸びが期待される省エネ照明事業の強化」を指摘。照明事業を家電事業部内に取り込むことにより、エコキュートや生活家電製品と連携した商品企画や販促活動の展開、生産効率の向上などで、LED照明を中心に照明事業の体質強化を図るという。

 また、空調機器やオール電化製品とともに、スマートハウス(家庭内の家電をネットワークでつなぎ、情報技術で制御することでエネルギーを最適化する住宅)の実現に向けたキーコンポーネントの品揃え拡充と、システムの提案力の強化を図り、環境関連事業を拡大していく狙いもあるという。



(正藤 慶一)

2010年5月27日 16:36