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タニタ、敷いて寝るだけで睡眠状態がわかる“スリープスキャン”

スリープスキャン SL-501

 タニタは、敷いて寝るだけで睡眠状態がわかる「スリープスキャン SL-501」を5月中旬より発売する。希望小売価格は36,750円。

 睡眠中の脈拍数、呼吸数、体動を元に睡眠の深さ、睡眠の状態などを検出する睡眠計。同社によると、日本では現在、5人に1人がなんらかの形で睡眠に関わる悩みを抱えているというが、これまでは睡眠障害を解消するためには大がかりな装置を用いた病院での検査などが必要で、身体的にも金銭的にも大きな負担がかかっていたという。スリープスキャンは、いつも使っている寝具に本体を敷くだけで使用でき、さらに比較的安価な値段で導入できる点が最大の特徴。

現在、日本では5人に1人がなんらかの形で睡眠に関わる悩みを抱えているという。睡眠障害は、生活習慣病や肥満とも関連性があるとされている 睡眠に関する検査は、病院で体中に電極を付けるなど肉体的、金銭的にも負担が大きかった

 本体は、寝具の下に敷いて使用する。本体の中には500mlの水(精製水)が入っており、その上に横たわることでかかる内圧をセンサーが感知して、脈拍数、呼吸数、体動を検知するという。検知したデータは本体のSDカードに記録される。これをパソコンに差し込み、スリープスキャン専用のアプリケーションで解析し、睡眠の深さや状態を表示するという。

製品本体 本体は中に水が入っており柔らかい 時間が表示されるパネル部分。睡眠中の測定数値は本体では確認できない
本体は寝具などの下に敷いて使用する。普段使っている寝具をそのまま使えるというのも大きな利点だ。ただし、布団の厚さは20cm以下まで。ベッドマットなど厚手のものには対応しない 本体を寝具にセットしたところ 使用イメージ
時間表示パネルの横にはSDカードスロットが設けられている 睡眠中のデータは全てSDカードに記録される 本体裏面

 専用のアプリケーションでは、睡眠の深さを4段階のグラフで表示するほか、睡眠時間や寝付き時間、途中で目覚めた回数などの情報から睡眠の状態を定量的に評価する睡眠点数を算出する。これらのデータは過去のデータと照らし合わせて表で確認できるほか、日/週/月/曜日などで分けてグラフで表示することもできる。

専用のアプリケーションでは、睡眠中の脈拍数、呼吸数、体動を元に算出した睡眠点数や睡眠の深さなどを確認できる 過去のデータと照らし合わせて睡眠傾向を見ることも可能だ 睡眠時間、睡眠点数をグラフ化して表示することも可能。写真では1日単位での表示となっているが、週平均、月平均、曜日平均で確認することもできる
タニタ ベストウェイト事業部 商品・販売企画課 松本崇氏

 アプリケーションで確認できるこれらのデータについてタニタ ベストウェイト事業部 商品・販売企画課 松本崇氏は「これらのデータは絶対値ではなく、過去の点数と比較して、時期や時間などによって睡眠の質がどう変わっているのかなどを振り返るための要因として参考にして欲しい」とした。また、スリープスキャンでは、計測結果に応じたアドバイスなどは行なっていない。異変を感じた場合、ユーザー判断での医師の診察を推奨している。

 アプリケーションは、本体付属のCDからインストールする。付属のSDカードは2GBで、約500回分のデータまで記録可能。なお、アプリケーションで解析した後のデータは自動的に削除される。

 本体サイズは863×314×26mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約1.3kg。計測可能なマット厚は約20cmまで。最大計測時間は約24時間、最小計測時間は1時間。

徳島県美馬市市長 牧田久氏

 また、スリープスキャンは徳島県美馬市でのモニター導入が決定している。会場には、徳島県美馬市市長 牧田久氏も登場した。徳島県美馬市は、全国的に見ても糖尿病患者が多い地域で、生活習慣病の予防推進を重要な施策として進めているという。また、高齢者も多く、過疎化も深刻な問題としている。それらに対応するために美馬市では、光ファイバーを用いた、24時間体制の見守りサービスを進めている。スリープスキャンは、これらのサービスの一環として新たに導入されるという。

 市長の牧田 久氏は今回の導入について「測定したデータを医師や保険管理師に提出することで、市民、特に高齢者の睡眠状況を把握できる。さらなる実用化を進めて、生活習慣病の予防にスリープスキャンを役立てていきたい」と話した。

タニタ 代表取締役社長 谷田千里氏

 タニタ 代表取締役社長 谷田千里氏はスリープスキャン発売について「睡眠分野は、タニタが多く関連製品を出している体組成分野や、肥満分野とも密接に関連している。ドメイン強化の1つとして、今後も積極的に進めていきたい」と話した。





(阿部 夏子)

2010年4月7日 00:00