ティファール、フレンチバゲットが焼ける2斤タイプのホームベーカリー
ホーム&バゲット |
ティファールは、フレンチバゲットが焼ける2斤タイプのホームベーカリー「ホーム&バゲット」を4月1日より発売する。希望小売価格は31,500円。
ティファールが日本国内で発売する初めてのホームベーカリー。1斤/1.5斤/2斤の3つのサイズの食パンが焼けるほか、フレンチバゲット(フランスパン)が焼けるのが最大の特徴。
本体上部 | 操作部 | フタを開けた状態 |
庫内の様子。食パン2斤が焼ける大型タイプのため、攪拌用の羽が2つ設置されている | 本体上部には内部の様子が確認できる大きな窓が設置される |
フレンチバゲットは、フランスパンとも呼ばれるパンで、皮が固く細長い形が特徴。ホーム&バゲットでは、専用のバゲットトレイで一度に4本のバゲットを焼き上げる。フレンチバゲットを作る場合、まず本体でこねた生地を一度取り出して形を整え、その後生地をバゲットトレイにセットして再び本体で焼き上げる。
会場では、パゲットの形を整える体験会と試食会も行なわれた。記者も実際に作ってみたが、1つの形を整えるのにかかる時間は約2分程度。これならば子供と一緒に楽しんでできそうだ。
本体で練り上げた一度取り出して等分に分ける | 生地の空気を抜くように上から軽く叩く | 生地を折りたたむようにして形を整えていく |
コツは親指を生地の中に入れて、その上から生地を折りたたむようにしていくことだという | その後、生地を棒状に整えたら上からキッチンハサミで2箇所切れ目を入れていく |
最後にブラシで表面に水を塗ってトレイに移す | こちらは、記者が作ったもの。初めてやったのにもかかわらず簡単にできた |
バゲットトレイは、各段2つづつのバゲットをセットする2段構成。ホーム&バゲットでは、2段トレイをムラなく焼き上げるために、庫内に電熱線を2本設置した「ダブルヒーティング」構造を採用する。これにより皮は固く、中が柔らかい本格的な焼き上がりが実現するという。
バゲットを焼き上げる付属のバゲットトレイ。2段になっている | 庫内に生地をセットした様子 | 焼き上がりの様子 |
二段のトレイをムラなく焼き上げるため庫内には電熱線を2本設置した「ダブルヒーティング」構造を採用 | 会場では試食も行なわれた。皮がパリッと、中の生地は柔らかい仕上がりで味も本格的だった |
バゲットの材料にはバゲット専用の準強力粉を使用する。また、製粉メーカーの日仏商事からはホーム&バゲット専用のフレンチバゲットミックス粉が発売される予定だとする。
■食パンの焼き上げ時間は業界最速の2時間36分
独自のダブルヒーティング構造により、食パン焼き上げまでの時間も大幅に短縮した。食パン1斤の標準焼き上げ時間は2時間36分で、業界最速だとする。食パン2斤の焼き時間は2時間46分。また、スピードコースを使用した場合の食パン1斤の焼き上げ時間は1時間35分となる。
なお一般的なホームベーカリーの食パン1斤の焼き上げ時間は3時間半から4時間程度となる。
また、パンの焼き色は薄め/普通/濃いめの3段階から選択可能。そのほか、専用メニューとしては、食パン、フレンチバゲットのほか、米粉食パン、大豆粉食パン、ケーキ、ジャム、うどん、パスタ・ピザ生地作りなど14種類を備える。また、52種類のレシピが掲載されたレシピブックも付属する。
52種類のレシピが掲載されたレシピブックが付属する | 中は写真付きでわかりやすく工程が紹介されている | 調理例。左から「ジンジャーキャロットケーキ」、「地中海風食パン」 |
なお、ホーム&バゲット専用の大豆粉食パンミックスもソイコム株式会社から発売予定。
そのほか機能としては最大15時間まで設定可能の予約タイマー機能を備える。 本体サイズは260×400×320mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は6,780g。消費電力は1,200W。本体には軽量カップ、軽量スプーン、バゲット作りの時に使用するブラシが付属する。
グループセブジャパン マーケティング部 部長 林 聡氏 |
グループセブジャパン マーケティング部 部長 林 聡氏は、新製品となるホームベーカリーの導入について「エコ・時短・内食という最近のトレンドがティファールにとっては追い風になっている。モノが売れない時代をチャンスと捉え新製品の導入を積極的に進めていく」と話した。
(阿部 夏子)
2010年2月25日 16:06