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シャープ、キャニスター型の“コードレス”掃除機「ラクティブ エア」
2017年8月2日 14:45
シャープは、キャニスタータイプのコードレス掃除機「RACTIVE AIR(ラクティブ エア)」を、9月14日に発売する。紙パック式「EC-AP700」とサイクロン式の「EC-AS700」の2機種を用意。価格はオープンプライス。いずれも店頭予想価格は90,000円前後(税抜)。
キャニスターならではの強力パワーはそのままに、軽量化・コードレス化を実現したクリーナー。
いずれも手元パイプ部に航空機などに使用される軽量素材「ドライカーボン」を採用し、手にかかる負担を大幅に軽減したという。バッテリーやホース、吸込口を含む総質量は、パワーブラシタイプのキャニスター掃除機として、世界最軽量の2.9kgを実現。
コードレスのため、複数の部屋を掃除するときもコンセントの抜き差しをする必要がなく、敷居や段差、狭い場所でも手軽に掃除できるとしている。
2013年モデルの失敗から軽量化に挑戦。根強いニーズがあるキャニスター型
シャープ 健康・環境システム事業本部 スモールアプライアンス事業部 清潔・健康美容商品企画部 部長 奥田 哲也氏は、製品の開発背景について次のように語った。
「昨今、掃除機市場はコードレススティックタイプが人気ですが、キャニスター型も根強いニーズがあります。シャープでは2013年にコードレスキャニスター掃除機を発売しましたが、本体は重くパワーは弱い、運転時間も短く本格的な普及には至りませんでした。掃除機の使いやすさを追求すると、軽量&コードレスは欠かせない要素です。今回発売するラクティブ エアでは、モーターや電子回路、バッテリーを見直すことで、総質量2.9kgの世界最軽量を実現できました。掃除機の主力カテゴリとして提案していきたいと思います」
ラクティブ エアの本体のみの質量は、紙パック式・サイクロン式ともに1.8kgで、2013年に発売した「コードレスキャニスター掃除機 EC-DX100」の3.5kgから、約1/2になった。これは各部品の設計を見直して軽量化したことにより実現し、メインモーターは54%、電子回路は86%、バッテリーは60%、本体シャーシは40%、質量をカットしている。
掃除をする際の手元に掛かる「実感重量」は約400gで、コードレスクリーナーやコード付きキャニスター掃除機と比較しても軽く、掃除がしやすいという。
4kgのボウリング球を吸い上げるのに掛かる時間は? 3機種で実験
軽量&コードレスでも、吸塵力はコード付きと変わらないとしている。本体には大風量ターボファンや、強力自走パワーヘッドを搭載。サイクロン式では強力遠心分離サイクロンを採用しており、高いゴミ取り性能を実現。紙パック式は、抗菌・高捕集5層紙パックを採用し、0.3μmのハウスダストを99%キャッチする。
会場では、掃除機で4kgのボウリング球を吸い上げる実験も行なわれた。スティック掃除機、コード付きキャニスター掃除機、コードレスキャニスター掃除機「ラクティブ エア」の3機種で、吸い上げるのに掛かった時間を計測。
結果、スティック掃除機では5.96秒、コード付きキャニスター掃除機では3.83秒、ラクティブ エアでは3.28秒と、コードレスキャニスター型が最も早くボウリング球を吸い上げていた。
バッテリーは着脱式。予備バッテリー付属で連続使用できる
運転モードは、「フルパワー/強/弱/自動エコ」の4つを搭載。
バッテリーは着脱式で、本体から外して充電できる。予備バッテリーが付属し、一方を本体に装着しながら、もう一方は充電できる点が特徴。バッテリー2個を連続して使用した際の連続運転時間は、強モードで約16分、自動エコモードで約40分、弱モードで約60分。バッテリー1個の充電時間は約80分。
本体サイズは、紙パック式が194×395×182mm(幅×奥行き×高さ)、サイクロン式が204×390×230mm(同)。質量は共通で、本体のみが1.8kg、ホースなどを含んだ総質量は2.9kg。
いずれも付属品は、ふとん掃除パワーヘッド、ジョイントパイプ、2段伸縮すき間ノズル、はたきノズル、ベンリブラシ、ホースフック、充電器を用意。紙パック式には抗菌・高捕集5層紙パックが1枚付属する。カラーはゴールド系。
このほか、予備バッテリーやふとん掃除パワーヘッド、ジョイントパイプを省略した下位機種も同時に発売する。紙パック式「EC-AP500」とサイクロン式「EC-AS500」の2機種で、価格はオープンプライス。いずれも店頭予想価格は80,000円(税抜)。カラーはピンク系とイエロー系。
