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オムロン、世界最小クラスで発電出力をアップした太陽光発電ハイブリッド蓄電システム

 オムロンは、世界最小最軽量クラスを実現した戸建住宅向けハイブリッド蓄電システム「KP55S」(蓄電池容量:6.5kWh、パワコン容量:5.5kW)を4月に発売する。価格はオープンプライス。

戸建住宅向けハイブリッド蓄電システム「KP55S」

 蓄電池ユニットについては、2015年夏に発売した世界最小最軽量クラスの従来機種「KP48S」シリーズより、薄さ30%、体積比20%ダウンし、さらにコンパクトに。施工方法はパワーコンディショナ(パワコン)・DC/DCコンバーターは壁掛け設置、蓄電池はクレーン搬入や基礎工事が不要なため、設置時の工数や工費の大幅削減が可能だという。

蓄電池のサイズが従来機種比で奥行き、体積ともにダウン

 さらにパワコンの出力は4.8kWから5.5kWと約15%アップ。太陽光パネルから定容量格以上の入力がある場合、電力変換は従来機種は5.2kWまでだったが、本機種は6.6kWまでに拡大し、太陽光発電を余すことなく活用できるようになったという。

パワコン出力が4.8kWから5.5kWにアップ

 そのほか重塩害対応タイプもラインナップ。防塵・防水規格IP65で、海岸線から500m以内または潮風が直接当たる場所にも設置が可能となっている。

 蓄電池ユニットの本体サイズは、452×120×656mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約52kg。蓄電池容量は6.5kWh。充電時間は約6時間。設置環境は屋内で、取り付け方法は壁面取付(床置き)。

 ハイブリッドパワーコンディショナの本体サイズは、650×222×493mm(同)、重量は約29kg。定格容量は5.5kW。電力変換効率は約96.0%。設置環境は屋外で、取付方式は壁掛け方式・ねじ止め。