イベントレポート

文具

【国際 文具・紙製品展2013】
色鉛筆も削れるようになった、ペットボトルに取り付ける鉛筆削り

 文具の商談市「国際 文具・紙製品展 ISOT」が、6月26日、東京ビッグサイトで開幕した。会期は28日までの3日間。一般および18歳未満の入場はできない。時間は10時から18時。

 家電Watchでは、オフィスや家庭で便利に使える文具を中心に取り上げる。

ペットボトルに取り付けて使う鉛筆削りが色鉛筆にも対応

シヤチハタ「ケズリキャップ ツイン」

 シヤチハタの「ケズリキャップ ツイン」は、ペットボトルに取り付けて使う鉛筆削り。空のペットボトルの口に取り付けて鉛筆削りとして使い、削りくずをボトル内に溜めることができるというものだ。使い終わったペットボトルを有効活用できるうえ、一度に大量の削りくずを捨てられるなどのメリットがある。

 「ケズリキャップ」シリーズは昨年発売された製品で、子供のいる家庭を中心に好評だった。しかし、子供のよく使う色鉛筆も削りたいという要望が寄せられたという。色鉛筆は、普通の鉛筆よりも芯が柔らかいため、普通の鉛筆削りで削ると芯先が折れてしまうことがある。

 そこで新たにケズリキャップ ツインでは、普通の鉛筆向け削り口の横に、色鉛筆用の削り口を追加。これにより普通の鉛筆だけでなく色鉛筆も、それぞれ適切な削り角度で削れるようになった。発売は8月を予定。希望小売価格は420円。カラーはブルーとピンク。

鉛筆用と色鉛筆用の2つの削り口を搭載した
2つの鉛筆削りを搭載している
色鉛筆は鈍角に、鉛筆は鋭角に削れる
ケズリキャップ専用ボトル

 さらに、ケズリキャップ専用のペットボトル「専用ボトル」も7月より発売する。専用ボトルは、普通のペットボトルよりも口が広く、上下に分解可能で、削りくずを捨てやすい点が特徴。削りくずの分別が必要な地域に住んでいるユーザーから、「普通のペットボトルでは削りくずを取り出して捨てにくい」という声があったことから、発売することになったという。

 ラインナップは、ボトル単品と、ケズリキャップがセットになったタイプの2種類を揃える。希望小売価格は順に157円、472円。なおセットタイプには、ツインではなく1口タイプのケズリキャップが付属する。

ひねると簡単に開く。中の削りくずを捨てやすい
パッケージ。ケズリキャップ付きと単品が揃う

 このほか、「合格」と「五角」をかけた「合格ケズリキャップ」も10月に発売予定。通常は六角形だが、合格タイプは縁起の良い五角形を採用する。受験生のゲン担ぎにピッタリという。カラーは「ダルマレッド」と「サクラピンク」の2色。希望小売価格は315円。色鉛筆の削り口は搭載しない。

合格ケズリキャップ
鉛筆5本がセットになったタイプも発売中。希望小売価格は525円

小林 樹