やじうまミニレビュー
手よりもずっと早くきれいにシャツをたためる専用グッズ
by 片岡 義明(2013/10/8 00:00)
この季節の恒例行事といえば衣替えだが、大量の夏用衣類を収納するのはけっこう骨の折れる作業である。今回紹介する洋服たたみボード「クイックプレス」は、衣類をすばやく整理・収納するのに役立つグッズだ。樹脂製のボードが連結されて折りたためる構造になっており、これを使うと実に簡単に衣類を一定サイズに折りたたむことができる。
クイックプレスは6枚のボードから成り、そのうち4枚が可動式ジョイントで連結されていて、残りの2枚はあとから手で取り付ける。ちなみにボードの全重量は実測で706.5gだった。
メーカー名 | 大作商事 |
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製品名 | クイックプレス |
希望小売価格 | 1,890円 |
購入場所 | 大作商事直販ショップ |
6枚のボードを広げると、693×579mm(実測)とかなりの大きさになる。ボードの取付や取り外しは、簡単で、収納時は小さくすることもできる。また、厚手の厚さによって、可動式ジョイントを3段階から調節できる機能も備える。このジョイントは一旦外すと再び取り付けるのが少し面倒だが、何回か繰り返すうちに慣れてきて、それほど時間がかからずに取り付けられるようになった。
ポロシャツやTシャツを畳む際は、まずシャツを後ろ向きに広げてセットし、左のボード(1と2)をパタンと内側に折りたたむ。折りたたんだボードを戻したらはみ出た袖を少し折り返し、今度は右のボード(5と6)を折りたたむ。右のボードを元に戻したら最後に4のボードを上に折りたたみ、元に戻せば作業は完了。シャツをひっくり返せばきれいに折りたたまれた状態となっている。
可動式のジョイントの動きは変な引っかかりもなくスムーズで、軽快にパタンパタンと次々に折りたたみ動作を繰り返すことができる。シャツだけでなくチノパンなどを小さく折りたたむのにも使用可能で、その場合は4のボードは使わずに左右のボードだけで折りたためばOKだ。
うまく使うコツとしては、シャツをセットするときの位置に気を付けること。左右や上下どちらかにずれた位置にセットすると仕上がりも悪くなるので注意が必要である。とくに上下の位置については、シャツごとにそれぞれ丈の長さが違うので、うまく仕上がる位置を探る必要がある。ただし一度位置が決まってしまえばあとはかなり楽で、手で折りたたむよりもずっと早く大量のシャツを処理できる。
衣類をたたむだけのことなのに、なぜわざわざこのようなグッズを用意しなければならないのかと不思議に思う人もいるかもしれないが、実際に使ってみるとその使い心地に納得できる。家族の多い家庭はもちろん、忙しくて洗濯する暇がなく、一度に多くの衣類を折りたたむ必要のある一人暮らしの人にもおすすめしたい。