やじうまミニレビュー

こりゃスゲー! 絶対欲しい! 超コンパクト! 折り畳めるLEDランタン

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
筆者が超オススメするgreen houseのLED 2WAYライト。これは凄くイイ!

 キャンプの必需品と言えば、テントとコンロとランタンだ。テントはそんなに種類があるわけでもなく、泊まる人数+2人用のテントを買えば、何を買ってもまぁ同じようなもん。コンロもトレンドはガス式のツーバーナーで簡単なものがいい。

 一番困るのはランタン選びだ。結論から言うと、これは最低2つ必要。1つは屋外用で、BD-RやDVD-Rの100枚セットの樽ぐらいある大型のもの。乾電池式はまだまだ光量不足なので、必ずガスかガソリン式にすること。

 もう1つはテントの中で使う常夜灯用のランタン。光量はそれほど必要なく、安全性を第一にLED式がオススメだ。なかでも今回紹介するgreen houseのLED 2WAYライト(GH-LED4PUA)は、これまで見たテント用ランタンの中で一番便利だ。

メーカー名グリーンハウス
製品名LED 2WAYライト
購入場所Amazon.co.jp
購入価格2,480円

 Web通販のページだと安っぽいグリーンに見えるけど、実物はもっとグレーが入った落ち着いた緑(この記事の写真の色が実際に近い)。なので100円ショップで売ってるような安っぽさはまったくない。折り畳んだ状態は、ちょうどカップアイスぐらいで手の平にスッポリ収まるサイズだ。

スッポリ手のひらサイズ。カップアイスぐらいの大きさ
電源ボタンを長押しすると、スイッチON/OFFの切り替え。軽く1回押すとモード切替
通常はZOOMレバーをOUT側に捻ると広角になる。一般的な懐中電灯ぐらいの照射範囲
ZOOMレバーをIN側に捻ると望遠になり、遠くの1点を集中的に照らせる。レンズが広角より飛び出しているのが分かる

普段はコンパクトで超明るい望遠機能つき懐中電灯

 このランタンの凄いところは、ランタンなのにこの状態では懐中電灯として使える点。しかもレンズが付いていて、レバーを捻ると望遠になり遠くの1点を照らしたり、逆に捻ると広角になって近くを広範囲に照らせるようになっている。

 次の写真は、懐中電灯のレンズを望遠と広角にした違いだ。

通常使うなら広角側で。広角でもかなり眩しい懐中電灯になる
望遠にすると光の収束が四角くヘンな感じになるが、とにかく遠くを眩しく照らせる
相手にサインを送るなら点灯色モードで。3点がオレンジに光る珍しい懐中電灯になる

 一番広角にしてもかなりレンズで絞られた感があり、一般的な懐中電灯より狭い範囲を明るく照らせる。逆に望遠にすると四角く照らしその中央に×印が現れる。これはLEDの仕様によるものだが、一転を集中的に明るくしているのが分かるだろう。

 電灯色のLEDは白色LEDの周りの3箇所に配置されているので、懐中電灯として使うと、中央が暗く三角形の3点のみが光るライトになる。これは懐中電灯としての使い道よりも、相手に自分はここにいるというサインを送るために使うといい。こんな光りかたをする懐中電灯は他になく、区別しやすいだろう。

少し捻るとバネでビョーン! と伸びてランタンに!

 本体を両手で持って少し捻ると、ロックがはずれバネの力でランタンになる。大きさは350cc缶とちょうど同じ大きさだ。

上下を少し捻るとロックが外れて、バネの力で大きくなる。伸びた白い部分は布製になっている
ランタンにしたときの大きさは、350cc缶とほぼ同じ。ランタンにしてはかなり小型だ

 ランタンにしてはえらくコンパクトで、光量足りるのかな? と思っていたが、白い布がいい感じに光を拡散してかなり明るい。体感では60Wの電球をつけているかのような明るさだ。6人用のテントなら中で余裕で読書できるほど明るく過ごせるだろう。

暗いモードでもまだまだ明るく、枕元に置いておけば本ぐらい読める
電灯色は明暗がなく、この明るさ。常夜灯として使うには眩しいぐらいだ。暗くないと寝られないヒトは、テントの前室(荷物置き)に置くとちょうどいいぐらいかも知れない

 床に置いたときに照らせる範囲は、ランタンを中心に半径3m以内という感じだ。チョット暗いがキャンプで2人食事をするぐらいなら使えそう。

白色の明るいモードは、半径3m以内という感じ
星を見ながら飲んだり、テントの中で使うにはいい感じ。白色の暗いモード
秋~冬のテントは、電灯色じゃないと寒い感じがする。テント内の灯りとして使うなら十分だ
ニッケル水素電池で駆動してみたが、さほど乾電池との明るさの差もなかった。非常用にはニッケル水素電池を入れておくといいだろう

 なお底部分に単三形乾電池3本が入るので、床置きにしたときもシッカリ安定する。駆動時間は白色の暗いモードで48時間。テントで常夜灯として使ったとしても、4泊5日は電池を変えなくてもいいという省エネっプリも凄い!

置き方は3Wayで使い道いろいろ! 防災用や車用にも1個欲しい!

 懐中電灯としても、またランタンとして使えるので2Wayと謳っている本製品。しかし懐中電灯では望遠と広角が使える2Way、明るさは2段階で2Way、さらに白色と電灯色が選べる2Wayと多種多様に使えるライトということがお分かりいただけただろう。

 しかしさらに「道」がある。それは置き方3Wayだ。まず普通に床置きするパターン。次に本体に内蔵されたフックを使って、高いところに吊るすスタイルが選べる。テント内の灯りとして使うなら、テントのトップについているフックリングなどに吊るすといい。

机や床の上に置いて使うスタイル。乾電池が下に入っているので安定性もいい
普段は底になる部分にはフックが収納されている。これを引き出せば、テントの天井などに吊るして使えるから便利

 夜のドライブで車のヒューズが飛んだ場合などは、ボンネットのフックに吊るしてランタンとして使えば、エンジンルーム内を広く照らせる。また吊るして使うと、懐中電灯のレンズ部分が下を向くため、そこからも明かりが漏れてくるので、明るさに死角がない点が普通のランタンとの大きな違いだ。これは作業がやりやすい

ボンネットのロック機構の穴にフックで吊り下げている。エンジンルーム全体を照らせるので、ヒューズボックスを探したりするのに便利
下側から見ると懐中電灯のレンズから光が漏れ、直下も照らしていることが分かる

 さらに便利なのは磁石でくっつけられる点。車用にピッタリで、ボンネットの裏などに貼り付ければ、ランタンとしても懐中電灯としても使える。

強力磁石なのでずり落ちない。同サイズの鉄板とセットにしておけば、テントの布などを鉄板とランタンで挟んで固定することもできる
懐中電灯にすれば、エンジンルームのかなり奥まで照らせるので、オイルパンやオイルフィルターの交換なども夜間にできちゃう!

 さまざまな使い方ができる懐中電灯兼ランタン。キャンプ用にはもちろん防災用や車の常備灯として、また園芸や部屋でちょっと使う電灯としても重宝すること間違いない。

 キャンプで懐中電灯やランタンを使ってきた筆者だが、これは安くて超便利な絶対オススメアイテムのひとつ。

藤山 哲人

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