やじうまミニレビュー

消せるボールペンで人気の、フリクション“色鉛筆”バージョン

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
パイロット「フリクションいろえんぴつ 12色セット」。ケースはブルーとピンクがある

 子どもが好きなことのひとつがお絵かき。5歳の長女も暇さえあれば絵を描いている。使い終わったあとの裏紙を大量にあげているのに、すぐに「紙がないよ」と言ってくる。ちょっとした書き損じだけで、すぐに新しい紙を使っているようだ。そこで一計。消せる色鉛筆を渡してみた。

メーカー名パイロット
製品名フリクションいろえんぴつ 12色セット
購入場所Amazon.co.jp
購入価格780円

 「フリクションいろえんぴつ」は、消せるボールペンなどとして人気の、フリクションシリーズのひとつ。一定以上の温度になると色が消える独自のフリクションインキを使っている。

 ボールペンなどと同じく逆側にある専用ラバーでこすることで、インキの色を摩擦熱で消せる。ちょっと使ってみたが、「消せる」以外は一般的な色鉛筆と同じ。書き心地も同じだ。

12本の色鉛筆が入っている
鉛筆の背中側に特性ラバーを装着。消しゴムのようにカスがでないのもうれしい
摩擦熱で消すため、軽くなぞるだけでは消えない。ちょっと強めに熱が発生するようにこする必要があった

ハイテンションでお絵かきスタート

 新しい色鉛筆をもらったことで、興奮が隠せない長女。まずは背中のゴムを使って書いた線が消せることを説明してみた。最初は分かったような分からないようなリアクションだったが、「消しゴムだよ」と教えてあげるとその意味を理解したようだった。

 その後はひたすらお絵かき。今、彼女の中で流行っているのは、マンガ(ソーシャルゲームの広告)の模写と「ドラゴンクエストヒーローズ」のキャラクターを描くこと。

まずは色鉛筆の書き心地をチェック。続いて消す方法も教えた

 この模写のときに、フリクションの「消せる」という機能が活きてくる。模写するときは、彼女なりに最初に全体の構図を考えているのだが、いかんせん5歳児だけに、顔とカラダのバランスがとれないことなどが少なくない。これまでの色鉛筆やクレヨンでのお絵かきでは、この時点で最初から描き直しとなっていた。

 しかし、フリクションなら気に入らない部分だけを消すことができる。目を大きく描きすぎてバランスがとれなくなったときは、目だけを消せる。消せることを理解してからは。ちょっとしたミスはもちろん、大きな書き換えもペンを逆さまにしてゴシゴシと消すようになった。

夢中でお絵かき。気に入らない部分があると鉛筆を逆に持って、消すことを覚えた
「アイカツ!」の塗り絵。細かな部分までしっかりと描き分けている。はみ出た所もちゃんと消していた
今や夜寝る前のお絵かきタイムは、「フリクションいろえんぴつ」でマンガを描くか、塗り絵というのが定番に

 「フリクションいろえんぴつ」を渡して約1か月ほど。今では他の色鉛筆を使ったときに「消えないよ〜」と言うほどに、「消せる」のが当たり前になっている。すでに使用頻度の高い好きな色は、半分以下の長さになってしまった。

コヤマタカヒロ