やじうまミニレビュー

ラッセルホブス「コーヒーグラインダー 7660JP」

~カップ7杯分の豆も約10秒で挽けるパワフルグラインダー
by サイトウシゲキ


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ラッセルホブス「コーヒーグラインダー 7660JP」

 ラッセルホブスの「コーヒーグラインダー 7660JP」は、7杯から8杯分のコーヒー豆を一気に挽けるコーヒーグラインダーだ。本体内部にプロペラ式の2枚の刃を備え、これを150Wのパワフルなモーターで回転させて豆を割り砕く仕組みだ。

 我が家ではコーヒーを飲む機会が多く、挽いた豆をすぐに消費してしまうため、7660JPを試してみることにした。

 


メーカーラッセルホブス
製品名コーヒーグラインダー
7660JP
購入場所Amazon.co.jp
購入価格4,980円

 

 7660JPの本体サイズは125×125×215mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.1kg。外装は金属製パネルを採用しており、ステンレス素材が多いキッチンにマッチしそうな質感をしている。なお、豆を入れるステンレス製のグラインディングボウルと、クリアカバーが同梱される。

 操作はスイッチをON/OFFするだけとシンプルだが、スイッチを押している時間の長さによって、約7秒で荒挽き、約10秒で中挽き、約20秒で細挽きと、豆の挽き加減を調節できる。

 使い方は、まずグラインディングボウルに豆をセットする。グラインディングボウルのサイズは約85×95mm(直径×高さ)。一度に挽ける豆は最大60gで、グラインディングボウルの内側には目安となる「MAX」のラインが入れられている。

 グラインディングボウル底には、プロペラ形のブレード(刃)が付属する。ブレードは一方が直線、もう一方は上に向けて角度がつけられた非対称形だ。

コーヒー豆を割り砕く非対称プロペラ形のカッターブレード。右にあるのは付属の掃除用ブラシキューブ形のモーターユニット

 グラインディングボウルに豆を入れたら、クリアカバーで覆い、スイッチを押してコーヒー豆を挽く。スイッチはカバーの上側に付いており、カバーを外した状態ではモーターのスイッチが入らないという安全設計を採用している。

 コーヒー豆の挽き加減は、スイッチを押す時間で調整する。クリアカバーなので、豆の挽き具合を目で見ながら調節が可能だ。

クリアカバー一度に挽ける豆は60gまで。グラインディングボウルの内側にマークがあり、これを越えないようにすればいい上部全体を覆うカバー。透明なのでボウル内の豆の状態が確認できる。手前右の細長い部分がスイッチ

 豆を挽き終えたらグラインディングボウルを取り外し、そのまま中の粉をコーヒーメーカーやドリッパーに移し替えるだけなので扱いやすいのが良い。不用意にコーヒー粉をこぼしてしまう心配も少ない。

挽き加減はスイッチを押す時間で調整する。慣れるまでは数回に分け、小刻みに挽いていくのがよさそうだ挽き上がった豆はグラインディングボウルに入れたまま、コーヒーメーカーやドリッパーに移し替えられる

スイッチを押すだけのシンプルな操作

20gの豆を挽いた結果。左から約7秒、約10秒、約12秒、約20秒。やはり短時間では挽きムラが目立つようである

 注意したいのは、7660JPのようなプロペラ式グラインダーでは、短時間挽く場合、挽きムラが出るといわれていることだ。豆の挽き具合を見ながら使ってみたところ、7秒程度ではまだ粗挽きで、大きな粒も目に付いた。10秒以上挽いていると、均一な仕上がりになる。20秒~30秒の間では、粉の細かさに大差なかった。どうやら、エスプレッソなどに使われる極細挽きは苦手なようである。

 ちなみに、筆者が普段ドリッパー用として使っている細かさにするには、14秒から15秒がちょうど良かった。


ボウルを取り外せば掃除も簡単

たくさんコーヒーを飲む方や、人数が多い家庭にピッタリ

 メインテナンスは簡単だ。水洗いこそできないものの、普段の手入れは付属の掃除用ブラシでカッター周辺に残った粉を落とすだけである。モーターユニットは周囲が金属製のパネルで覆われていることもあり、簡単な拭き掃除で済んでしまう。

 さらにブレードの切れ味が鈍ったら、グラインディングボウルごと交換する。一見ムダに思えるが、長く使用していればあちこちに傷が付き、汚れが拭き取りづらくなることもある。グラインディングボウルの底側からブレードを指で回し、抵抗を感じるようになったら替えどきだ。

 一度にコーヒー7、8杯の豆を細かくできるので、たくさんコーヒーを飲む方や、人数が多い家庭にピッタリだ。また自分で挽き加減を調節したいという方にもオススメしたい。






2012年 2月 24日   00:00