やじうまミニレビュー

日本トラストテクノロジー「USBレトロ扇風機 昭和浪漫シリーズ」

~小型でも十分な風量の卓上USB扇風機
by 林 佑樹


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日本トラストテクノロジー「USBレトロ扇風機 昭和浪漫シリーズ」

 夏と言えば扇風機が風物詩のひとつに挙げられる。エアコンほどの冷却効果はないが、気温が27℃くらいならば扇風機の風に当たっていれば、意外と暑さを乗り切ることができるし、寝るときにも活躍してくれるすばらしいアイテムだ。

 扇風機は毎年様々なモデルが登場指しており、なかでもUSBを電源とする扇風機はユニークなものが多い。今回は、日本トラストテクノロジー「レトロ扇風機USB 昭和浪漫シリーズ」を紹介しよう。


メーカー日本トラストテクノロジー
製品名USBレトロ扇風機 昭和浪漫シリーズ
希望小売価格1,480円
購入場所直販サイト
購入価格1,480円

 本体は「レトロ」「昭和浪漫シリーズ」という名称からも、想像しやすいように懐かしい昭和テイストあふれるデザインが特長である。サイズは200×143×110mm(高さ×幅×奥行き)で、正面から見た場合の大きさは手のひらを拡げたくらい。ジャンルとしては卓上扇風機となっているので、設置面積から見てもベストな大きさといえる。

 また電源はUSB、もしくは単三乾電池4本でも駆動する。それにしてもUSBはすっかり電源供給アイテムとしても普及していておもしろい。

キッチンアイテムとのサイズ比較。手のひらを拡げたくらいの大きさであるUSB電源ケーブルの長さは約1.2m。乾電池ボックスは底面にある

 一見、安っぽい印象も受ける本製品だが、扇風機としての機能はしっかりと備えている。まず首振り機能は約180度回転で、背面の、これも昭和らしいつまみを回して、首振りのON/OFFが可能である。次にサイドにある首前後調節ネジをゆるめれば上下角あわせて約110度の角度変更が可能だ。

 風量は「弱」「強」の2段階調整が可能となっている。卓上で使うレベルであれば、「弱」で十分といったところで、なおかつ騒音もほとんどない。「強」は風量が増す分、騒音も大きくなってしまうが、音楽を楽しみつつパソコンを使うといった環境であれば、こちらも騒音はほとんど気にならないだろう。なお筆者体感による測定では、「弱」は扇風機から70cm以内、「強」は1m以内で効果的だった。

操作つまみは、首振り(上)と首前後調節ネジ(下)のふたつ。首振りギミックが露出しており、いい感じにレトロである左から、「電源OFF」「弱」「強」となっている。レバーカバーは、とくに固定されていないため、接着剤で固定しておくのもアリ

 さて実際の使用についてだが、筆者はパソコンのUSB電源を用いて、デスクの上で使用している。空調は入れているものの、液晶モニタの熱で暑いのだ。そこをピンポイントに打開すべく、キーボード周辺に本製品を設置してみたところ、卓上扇風機とは思えないほど、いい風を送り出してくれた。

ファン形状はオーソドックスなものだが、4枚ともいずれも厚めで、さらに角が丸くなっているため、音もそれほど気にならない筆者宅の使用風景。胸から上に風が当たるようにしている

 卓上だけでなく、乾電池を入れればアウトドアでも活躍してくれる日本トラストテクノロジー「USBレトロ扇風機 昭和浪漫シリーズ」は、低価格だからといってバカにしてはいけないパフォーマンスをもっている。空調を効かしていても、なんだかんで暑いパソコン周辺には有効だろう。




2009年 8月 17日   00:00