やじうまミニレビュー
アーネスト「グッドエッグ」
アーネスト「グッドエッグ」 |
卵焼きは、専用の四角いパンに少量ずつ卵液を引いて、巻いて、また卵を入れて、巻いてという作業を繰り返して作る。最終的には長方形の冊のような形を目指すのだが、これがなかなか難しい。高校生の頃のように気持ちと時間に余裕さえあれば作り直すなんてこともアリだが、日常生活の中では、もはや形になんてかまっていられないというのが本音。
めんどくさいという身もフタもない言い訳で、卵焼き作りからは遠ざかっていた私だが、夫の弁当作りという必要性に迫られて購入したのがアーネスト「グッドエッグ」だ。とにかく、簡単! 誰でも! という文句に惹かれて購入した。
メーカー | アーネスト |
製品名 | グッドエッグ |
希望小売価格 | 2,980円 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 2,814円 |
曲線状の本体。表面には横にいくつも線が入っている |
本体をみてみると、なるほど色々と工夫がちりばめられてる。まず、特徴的なのが曲線を描いた焼き面。平らな場所に置くと、本体がぐらぐらと揺れるほどで、コンロの上に置くと、自然と取っ手に常に手がいくようになる。表面にはフッ素コーティングが施されているが、それよりも目に付くのは、均等にいくつも横に入った線だ。それぞれ微妙にへこんでいて、横からみると波形になっている。
そのほか、卵を巻く作業に使う専用のヘラが付属する。このヘラはプラスチック製で、本体と横幅がピッタリあう作りになっている。
さっそく、パッケージ裏の説明書をしっかりと読んで卵焼きを作り始める。とは言っても作り方に特に特別なところはない。ところが、焼き始めると「アラ~!!」まさに目からウロコというくらいキレイに卵焼きが焼けるではないか!
この製品の一番のキモは、卵焼きの一番の難関でもある“巻き”の部分をしっかりとフォローしてくれる点だ。
これには専用のヘラが大活躍。本体サイズにピッタリとあったヘラが薄焼き卵をしっかりガードしてくれるので、デリケートな薄焼き卵が破れたり、変形することなくきっちりと巻ける。
加えて、本体の形状が良い仕事をしてくれる。水平に線が入っていることで、卵を巻くときにしっかりと横の線を意識できるため、焼き上がりがキレイな長方形になる。また、本体が曲線を描いているおかげで、卵を巻くときに必要な手首の返しもほとんどテクニックがいらない。また、焼き面の形状は、料理にとって必要な集中力を保つのにも一役買っている。手を離したら、とたんに本体がグラグラしてしまうため、結果的に料理中は常に取っ手を手にしていなけらばならないからだ。焦げやすくデリケートな料理でもある卵焼きを作る場合、この集中力は絶対に必要なものだ。
付属のヘラは本体の横幅とぴったりなサイズになっているので、返しが簡単にできる | 表面に横線が入っていることで、卵焼きの形を意識しながら卵が巻ける | 焼き上がり |
とにかくよく出来ている製品。難しいはずの卵焼きが面白いようにきれいに焼ける。
あまりにも感動して、一つ焼き上げた後に、もう一度卵焼きを作ってしまったほどだ。
数回作ってみて、気づいたのは卵の量は2~3個がベストだということ。付属の作り方には卵4個との指示があるが、この製品は縁があまり高くないので、卵4個だとボリュームがありすぎて、最後の方には、卵が溢れてきてしまう。特にダシや牛乳などを加える際は卵の量は少なめにした方がいいだろう。
■卵焼き作りは夫の担当に
今では卵焼き作りは夫に任せている。普段は料理など全くしないが、この製品を使うことで卵焼きには自信を持ち始めた |
今では唯一作れる料理として卵焼きを堂々と挙げるまでになった。断っておくと、これはもちろん、彼の努力ではなく、この製品が優れているおかげだ。
ドが付く料理初心者でさえも、いきなりちゃんとした“卵焼き”が作れてしまうこの製品。料理の楽しさを知るきっかけにもなりそうだ。食卓の一品から、お弁当まで。身近な料理だからこそもっと美しく作りたいと言う人。とにかく使ってみて欲しい。
2009年 5月 20日 00:00
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