家電製品ミニレビュー

小さいのに侮れない調理力! KOIZUMIの「ライスクッカーミニ」

小泉成器「ライスクッカーミニ KSC-1510」

 季節柄、初めてのシングルライフを経験する方も多いだろう。シングルライフで用意する調理家電の1つが炊飯器。サイズとその価格に悩むはずだ。高い炊飯器はチョット……とか、購入して結局使わないのももったいないと考える方は、1食分(0.5合)から炊けるリーズナブルかつ、コンパクトな炊飯器、小泉成器の「ライスクッカーミニ KSC-1510」(以下、KSC-1510)からはじめてみるのも悪くない。単身用の安い炊飯器は結構侮れないからだ。

メーカー名 小泉成器
製品名 ライスクッカーミニ KSC-1510
購入場所 Amazon.co.jp
購入価格 3,981円

 KSC-1510は、0.5合から最大1.5合(約90〜270ml)まで炊ける炊飯器である。サイズは153×184×189mm(幅×奥行き×高さ)で、重さが約1.3kg。手のひらにのせても楽々持てるくらい軽く、サイズによっては旅行用のスーツケースに入れて持ち歩けるくらいコンパクトなのだ(国内専用だが)。

 構造はシンプルで、完全に取り外せるふた(内ぶたつき)と、内なべ、電源コードのみ。計量カップ、しゃもじ、レシピブック、取扱説明書、保証書が付属する。

お弁当ジャー風にも見える
背面の様子
片手で持てる

 取り出してみてまず感じたのは、やはりその小ささ。形もすっきりしているので、まったく場所をとらない。狭いシングル用の台所でも、置く場所を確保できるだろう。電源コードはマグネット式なので、着脱もしやすく収納も楽だ。

 操作パネルには、炊飯スイッチ、予約スイッチ、取消スイッチの3つが並ぶ。基本的には、内なべをセットしたら炊飯スイッチを押すだけ。内なべの中での洗米は禁止だが、目盛りがハッキリ見やすいのは好感が持てた。

 これで0.5合なら約15分、1合は約20分、1.5合は約25分で炊きあがる。炊きあがる3分前に1度「ピー」とブザーがなり、終了時にはブザーが5回鳴り、表示部に「0H」と表示される。

 炊飯後は、自動的に最長1時間の保温モードに入る。1時間経過後に停止するが、保温ボタンを押すことで最長3時間の保温も可能。予約は炊飯開始までの時間設定となっており、1時間ごとに、最大12時間まで選択できる。

 つまり、帰宅後なら茶わん1杯分のご飯が約15分で食べられて、翌朝も目覚める時間に合わせて1人分を炊飯できる炊飯器なのだ。

 炊飯キーを押すだけで、ご飯以外の料理が作れるのも魅力。付属のレシピブックには炊き込みご飯、煮込み料理、ケーキなど、バリエーション豊かな料理が紹介されている。

ふたは完全に取り外せる
内なべの内部。目盛りが見やすい
蒸気排出口は取り外して洗浄できる
ふたの内側も分離可能
付属品
レシピブックも付属

侮れない炊きあがりにびっくり

 あきたこまちで炊いてみたが、値段とサイズのわりに大健闘。十分おいしくいただけるご飯が炊けた。高級炊飯器に比べれば、内なべの質や性能は劣るが、炊きたてのご飯を30分以内に食べられるメリットは大きい。内なべへのこびりつきもなく、使い勝手も上々。唯一気になることは、内なべの大きさに対して、付属のしゃもじが大きすぎることくらいだ。

ふっくら炊けている
お皿の大きさと比べても、場所をとらないことが分かる

 1合分の炊き込みご飯も作ってみたが、満足する出来だった。材料は鶏モモ肉、しいたけ、にんじん、たけのこ。お茶碗2杯分のおこげつき炊き込みご飯を堪能できた。少量の具を用意するのは大変かもしれないが、食べきり分なら普段の調理で出る切れ端でも十分。少量が炊きやすいから、その分切れ端も無駄にしなくて済むともいえる。

1合分のお米に余った野菜や肉の切れ端を入れて炊いてみた
美味しそうな炊き込みご飯の出来上がり!

ご飯以外にも活躍! 煮込みやスープが簡単に

 炊飯スイッチしかないが、煮込み料理やスープも作れる。材料を内なべに入れたら、水や調味料を入れるだけの簡単さだ。1.5合分で、小ぶりのスープカップに2杯分のスープが作れた。特に気に入ったのはオニオンスープだった。

 炊飯は、1.5合分が約30分だったのに対して、材料をスープ用に変えたところ、スイッチを1回押して作動する時間は約60分になった。煮込んでいる間、蒸気が出続けるので、水の量次第では煮詰まってしまう。30分を目安にスイッチを切るといいだろう。このあたりは、別途タイマーを使わなくてはいけないが、その場を離れていても勝手にスープや煮物ができるので、ぜひ活用したいところ。

スライス玉ねぎとソーセージ、コンソメ、ローレル1枚、水を入れて炊飯
30分ほどで濃厚なオニオンスープが完成
プチトマト5個にじゃがいも、鶏肉、玉ねぎ、コンソメ、水を入れて炊飯
こちらも30分でトマトの酸味が爽やかな具だくさんスープに

お菓子もつくれる

 KSC-1510は、ホットケーキも焼ける。ホットケーキミックス100g分の生地を流し込んでスイッチを入れたところ、小ぶりのホールケーキのようなホットケーキができた。

 この場合、スイッチを1回押して切れるまでの時間はわずか10分となった。10分では焼けないので、アラームが鳴ったら再度炊飯スイッチを入れるという作業を2回繰り返し、合計35分ほど加熱したところ、こんがりときつね色のケーキができた。

 今回はパウダーシュガーを振りかけてから、チョコレートソースをかけていただいたが、横半分にカットしてデコレーションしたくなるような、アレンジし甲斐のあるサイズがとてもいい。こういうケーキを焼く専用マシンとして使いたくなってしまった。

スイッチを2回入れ直すと完成
スポンと取り出せる。可能性を感じさせる出来映え!
裏はこんがり
デコレーションケーキも作りたくなる

1人用にぴったり! サブ炊飯器として持っていてもよさそう

 すでに炊飯器を持っている筆者であるが、「KSC-1510」はサブ炊飯器として買ってもいいのではと感じた。1人暮らしの場合、3合炊きの炊飯器で1人分のスープを作ろうとは思わないが、これだと作る気になれるからだ。また、鍋で作るとどうしても作りすぎてしまい、しばらく同じメニューになりがち。

 それがKSC-1510なら、最初から内なべの容量が小さいので、無駄のない量を簡単に作ることができる。特に普段パン食でときどき白米という方なら、どちらでも出番がある。

 構造は簡単で、操作も手入れも楽。スイッチも勝手に切れるので、調理時のうっかり事故も防ぎやすい。今回試したのは黒だが、白もある。炊飯器の購入を迷っているなら、KSC-1510からスタートしてみてはいかがだろうか。

(すずまり)