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家電製品ミニレビュー

エレクトロラックス「エルゴラピード・プラス・ブラシクリーン」

〜出しっぱなしですぐ使えるスティック掃除機
by 伊森 ちづる

スティック形とハンディ形を使い分ける掃除機に、絡まった毛のカット機能が追加

エレクトロラックス「エルゴラピード・プラス・ブラシクリーン ZB2941 チョコレート」。写真は壁に立てかけたところ

 2DKの我が家はすべてフローリング。収納スペースが限られているので、場所を取らない掃除道具を探していた。そんな時、エレクトロラックスのコードレス掃除機「エルゴラピード・プラス・ブラシクリーン ZB2941」を使う機会を得たので、使い心地をレポートしたい。



メーカー エレクトロラックス
製品名 エルゴラピード・プラス・ブラシクリーン
ZB2941
希望小売価格 34,800円

 エレクトロラックスのエルゴラピードシリーズは、家電量量販店のほか、「フランフラン」などのインテリアショップなどでも扱われており、デザイン性の高いモデルとして人気だ。

 このシリーズの特徴は、スティック式コードレスクリーナーにハンディクリーナーが一体化していること。中央のダストボックス部分を取り外し、ハンディクリーナーとして使えるので、1台で2役をこなせる優れモノだ。

 今回の「ブラシクリーン」では、お手入れのしやすさを配慮し、掃除終了後にヘッド部分のスイッチを踏めば、ヘッド内のカッターがブラシに巻きついた髪の毛などのゴミをカットして吸い込む点が特徴。ハサミで切って、絡まりをほどいてゴミ箱に捨てる、という面倒な作業が一切必要ないとのこと。

 本体サイズは270×150×1,090mm(幅×奥行き×高さ)、本体重量は2.4kg。充電池はDC18Vのリチウムイオン電池で、充電時間は約4時間。通常モードでの運転時間は最大30分、約120平方mの面積を掃除する。つまり、1度の充電で平均的な4LDKがまるまる掃除できることになる。ちなみに、強モードの場合の連続運転時間は12分だ。


出しっぱなしOK! ゴミを見つけたらすぐに掃除

 実際に使ってみると、手軽さがうれしい。生活感を感じさせないデザインなので部屋に掃除機を出しっぱなしでも気にならないし、ゴミが目についたらすぐに掃除ができる。

 エルゴラピードシリーズは、クリーナーだけでは自立しない設計となっているのだが、スティック裏の滑り止めをテーブルなどに引っかければ立てかけておけるので、家具を移動したい時などにもいちいちクリーナーを床に置かずにすむので便利だ。

 使わない時は専用の充電スタンドに立てておく。本体は高さがあるので存在感はあるものの、すっきりとしたデザインなので悪目立ちすることなく、インテリアによくなじむ。

付属の充電ステーション。普段は本体をセットして立てておく テレビ脇に置いた様子。横のテレビの大きさは40インチ

 また、本体の重さは女性の私でも片手でラクに持ち運べる程度で、部屋を移動しての掃除もストレスなくできる。

 充電式のため、電源コードのとりまわしを気にせず動かせるのも良い。今まで手を抜きがちだった家具と家具の隙間や、コンセントから遠い場所の掃除なども気軽にできる。正直、コンセントの抜き差しをしなくていいのがこんなに楽だとは思わなかった。

 吸引力は、一般的なキャニスター式と比較するとさすがに負ける。でも、フローリングで、ホコリや髪の毛などを吸い込む分には問題ないレベルだ。

 ヘッド部分は左右に180度振れるので、壁にぴったりつけられるため、壁際のゴミもしっかり吸い取れる。ヘッドの動きが滑らかなので、狭い場所の掃除もラクだった。また、ヘッド部に備わったLEDライトで床や家具の下を照らせるため、物陰にあるゴミを見逃すことなく掃除ができるのもうれしい。

家具の下など影になる場所は、LEDライトのおかげで見やすい ヘッドが180度曲がるので、壁際の掃除がしやすい


ハンディクリーナーで掃除の範囲が広がる。「ブラシクリーン」機能はヘッドを踏むだけ

 エルゴラピードシリーズの特徴であるハンディクリーナーも大活躍。掃除の範囲が広がるのだ。

サイドのスイッチを押してハンディクリーナーを取り出す。ハンディクリーナーだけの重さは1.0kg ハンディクリーナーを取り外したところ。なお、バッテリー交換の際はハンディユニットごと取り換えることになる

 ハンディクリーナーは持ち運びやすいのが一番の利点。大きい掃除機だと敬遠しがちだった場所の掃除が格段に楽になった。

大きい掃除機では面倒で手抜きがちだったエアコン掃除も簡単

 例えば、エアコンや棚の上などの高いところの掃除。今までは掃除機を持ち上げるだけで大変だったのにサッと掃除ができる。

 空気清浄機や洗濯乾燥機など家電のフィルター掃除にも大活躍。 この他、シューズボックスや本棚など、ハンディクリーナーなら手軽に取り掛かれるので掃除の頻度が上がり、今までよりも気軽にできるようになった。しかも、掃除が終わればスティック式クリーナーにドッキングできて場所をとらないのが魅力的。

 ハンディクリーナー用のアクセサリーは「ブラシノズル」と「すき間ノズル」の2種類が同梱されており、両方とも充電ステーションに内蔵できる。紛失する心配がないのも良い。

 新機能の「ブラシクリーン」も使ってみた。使い方は簡単で、ヘッドを踏むだけでカットできる。ブラシに絡まりやすい髪の毛が簡単に処理できてしまうのはとても便利。ただし、カットしている最中の音は結構大きい。最初は壊してしまったのかとびっくりしたほどだ。

ロールブラシに絡みついた髪の毛をカットするには、ヘッドのペダルを踏む 部屋の掃除をすると、ロールブラシに髪の毛がからみつく 掃除機のスイッチを入れてペダルを5秒以上踏むと、髪の毛をカットして吸い込む

運転音は大きめ。ゴミの捨て方にもコツがいる

 全体的には非常に気に入っているが、不満が無いわけではない。

 一番の不満は音。テレビをつけながら掃除をすると、テレビの音が聞き取りにくいくらい大きな運転音なので、深夜や早朝に掃除したい場合は向かない。音が気になる時には、ハンディクリーナー部分を使って簡単に短時間に掃除してしまえば良いが、ハンディクリーナーで絨毯を掃除すると、ヘッドが絨毯に吸い付くので、片手でスイスイ往復できない。

真ん中の棒を引っ張り、上下することで、フィルターのゴミを落とす

 ゴミの捨て方にもちょっとしたコツがいる。キャニスター形の高級サイクロン式掃除機なら、フィルターについたゴミを自動でたたき落とす機能がついているが、本製品では手動で行なう。ダストカップにたまったゴミはそのまま捨てられるが、フィルターについたゴミは、フィルターカップ中央のレバーを上下させ、その振動でフィルターのホコリを落とす。そこで落としきれないと、指を使って落とさないといけない。ダストカップをポンと裏返せばすぐにゴミが出る、というわけではない。

 また、ダストボックスの容量は約500mlで小さめ。使うたびにこまめにゴミ捨てをしなければ、すぐにいっぱいになってしまう。抜け毛が多いペットを飼っている家庭などでメイン機種として使う場合は、掃除中に何度もゴミ捨てをする必要がありそうだ。

出しっぱなしで掃除に対するハードルが低くなる。掃除が苦手な人でもOK

 ZB2941の良さは、出しっぱなしにして置いておけるところ。気がついたときにサッと掃除して、「ゴミをみかけたらすぐ掃除」という新しい習慣が身についてきた。

 洗濯をしている時、ホコリが気になった時に掃除。そして目的の個所がキレイになったら、ここも、あそこもと、どんどん気になりだして結果的に全部掃除しているということも。面倒なはずの掃除が、キレイになるのが楽しくていつの間にか熱中している。最近読んだ家事の本に「毎日ちょっとずつ掃除をするのが部屋をきれいに保つコツ」という記述があった。これまでは、毎回掃除用具を出して「さあ、がんばろう!」と気合をいれてからはじめないといけなかったので、なかなか続かなかった。それが、ZB2941を使いはじめてからは、掃除に取り掛かるのがラクになった。

 新機能のブラシクリーンについては、踏むだけで簡単に使える点が良かった。この機能のおかげで、長いスティックを横たえて、ヘッドをひっくり返して手入れをするという手間が抑えられた。

 ダストカップが小さいことなどを考えると、フローリングメインの部屋がオススメ。我が家のように収納スペースが限られている部屋や、1人暮らし、おしゃれな掃除機が欲しい人にもお勧め。戸建てなら持ち運びが楽なので、2階と階段用に使うのも良さそうだ。

 掃除機を出しっぱなしにしていると、掃除に対するハードルが低くなる。掃除が苦手な人や、子供部屋のサブ掃除機としてという使い方もアリだろう。





2012年5月11日 00:00