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オートエコ調光付ツインPa
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パナソニックは、室内の明るさをセンサーで検知し、自動で明るさを制御するシーリングライト「オートエコ調光付ツインPa」を、3月1日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は蛍光灯100W形の「HHFZ4320」が3万5千円前後、85W形の「HHFZ4220」が3万2千円前後。
部屋の天井に設置するシーリングタイプの照明器具で、明るさを外光に合わせて自動で調光できる点が特徴。同社によると、電球形蛍光灯など家庭の照明のエコ化に注目が集まっている中、昼間の在宅時間が多い家庭では、約85%が日中も部屋の明かりを点灯したままでいるという調査結果があったという。
そこで本製品では、室内の明るさを常に検知するセンサーを搭載し、このセンサー直下の直径約3m範囲の明るさを元に、本体の明るさを調節する「オートエコ調光」機能を搭載した。例えば、陽が多く差し込む朝や昼は明るさを抑え、暗くなるにつれ徐々に照明を明るくし、夜になったら100%の明るさにコントロールする。これにより、部屋の明るさを一定に保ちつつ、日中の消費電力を抑えられるという。
同社では2008年12月2日~8日にかけて、大阪市のマンション6階の部屋にて、本製品の省エネ効果を測定。この結果、一般的な照明器具よりも消費電力を約60%削減でき、また1週間の電気代を258円分抑えられるという実験結果を得たとしている。
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「オートエコ調光」機能の動作イメージ。朝や昼のように、部屋に陽が差し込んでいる場合は減光し、暗くなるにつれて徐々に明るさを増していく
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大阪市内で2008年12月2~8日に行なった同社の実験結果。一般安定器タイプの照明と比べ、約60%の省エネにつながったという
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【パナソニックによるオートエコ調光機能の実験結果】
実験器具 | 1週間の使用電力量 | 1週間の使用電気代 |
一般安定器タイプの照明 (20形×4灯 2台) | 18,816W | 414円 |
オートエコ調光付 ツインPa「HHFZ4320」 | 7,090W | 156円 |
比較による削減値 | 11,726W | 258円 |
また、本体内の蛍光灯には、定格寿命が「業界No.1」という約16,000時間の「ツインパルックプレミア蛍光灯」を採用。「オートエコ調光」モードをワンタッチで操作するリモコンも付属する。
HHFZ4320の本体サイズは714×109mm(直径×高さ)で、重量は3.6kg。消費電力は89Wで、1W当たりの発光効率は102.4lm。
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蛍光灯には定格寿命が“業界No.1”のツインパルックプレミア蛍光灯を採用
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付属のリモコンで任意に明るさを調節できる
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朝の使用イメージ
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■URL
パナソニック株式会社
http://panasonic.co.jp/
ニュースリリース
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn090126-1/jn090126-1.html
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( 本誌:正藤 慶一 )
2009/01/26 17:25
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