![](/cda/static/image/2007/10/21/srkg_00s.jpg)
|
「パルックボールプレミア」のあかりがともる白川郷
|
ナショナル(松下電器産業株式会社)は、「合掌造り」で知られる岐阜県の白川郷などに、従来使われていた白熱灯から、より消費電力の少ない電球型蛍光灯を寄贈した。10月14日から順次交換が行われていたが、「あかりの日」となる21日、その作業を終了。記念式典を開催した。
白川郷は岐阜県大野郡に位置する集落で、三角形の屋根が特徴的な「合掌造り」の建物が有名。1995年には世界文化遺産にも指定されている。今回、ナショナルはこの白川郷の建物に使われている白熱電球を、同社の電球型蛍光灯「パルックボールプレミア」へと切り替えることで、これまでの景観を保全しつつ、消費電力、CO2排出量を削減する取り組みを行なった。
交換された電球は、白川郷の合計で537個。隣接する五箇山に165個、合計702個の電球型蛍光灯を寄贈した。パルックボールプレミアは白熱電球と比べて、消費電力が1/5、寿命が1万時間と約10倍になっており、今回の取り組みにより、CO2の排出量を年間約24トン削減できるという。
|
|
|
左から、五箇山がある南砺市の収入役 山本勝徳氏、松下電器産業 ウェルネスマーケティング本部 商品グループ グループマネージャーの二宮一正氏、白川村村長の谷口尚氏
|
「今後もエコに貢献する製品をお届けする」と二宮氏
|
二宮氏から谷口村長にパルックボールプレミアを贈呈
|
|
|
|
式典の会場となった和田家
|
和田氏が電球をパルックボールプレミアへと替えている
|
2階の屋根裏部屋をパルックボールプレミアが照らす
|
![](/cda/static/image/2007/10/21/srkg_d0s.jpg)
|
和田氏が最後の白熱電球を交換
|
記念式典は観光名所ともなっている「和田家」で行なわれた。和田家は築400年を超える合掌造りの家屋。一部を一般に公開しているが、今でも住居として利用されている。式典では、白川郷・五箇山にある合掌造りの建造物において、最後に残った白熱電球1個を取り替えるセレモニーも行なわれた。
白川村の谷口尚村長は「環境問題がかつてないほど話題になっている。白川村も環境施設の誘致や環境先進国への視察、ゴミの分別推進など、さまざまな取り組みを行なっている。そんな折、松下電器から合掌造りの明かりを替えないかという話を頂いた。大変感謝している」とコメントした。
一方、松下電器産業 ウェルネスマーケティング本部 商品グループ グループマネージャーの二宮一正氏は「あかりの日という記念すべき日に、このすばらしい景観の白川郷で、パルックボールプレミアをお使いいただけることは光栄。松下電器は今後もさまざまなエコアイデア商品をお届けして、地球温暖化の防止に貢献していくつもりだ」と語った。
|
|
和田家は白川村の名士。建物の大きさも村の中でトップクラス
|
周囲は自然豊かな環境
|
■URL
ナショナル(松下電器産業株式会社)
http://national.jp/
パルックボールプレミア 製品情報
http://national.jp/product/conveni/lamp/pb_premier/
白川郷観光協会
http://www.shirakawa-go.gr.jp/
■ 関連記事
・ CO2削減を目指す「省エネ家電普及促進フォーラム」発足(2007/10/19)
・ ナショナル、「業界No.1寿命」の電球型蛍光灯にG/D形を追加(2007/03/06)
・ 松下、電球型蛍光灯などをPRするイベント用自動車を投入(2007/06/08)
( 本誌:伊藤 大地 )
2007/10/22 00:02
- ページの先頭へ-
|