財団法人日本電機工業会(JEMA)は、'06年の家電製品の出荷額統計を発表した。出荷額合計は前年比1.1%減の1兆4,251億円で、3年ぶりのマイナスとなった。
同協会ではこの結果について、「洗濯乾燥機・クッキングヒーターなどの新規・高付加価値商品が好調」だったが、「夏の天候不順などによる、電気冷蔵庫の減少が影響した」としている。
分野別の台数ベースでは、洗濯機が474万4,000台で前年比2.6%増だった。洗濯乾燥機に限れば、130万6,000台で同16.5%の大幅増となり、全体の3割を占める結果となった。
またクッキングヒーターは80万9,000台で同15.1%増と、2ケタ伸長を見せた。同協会では「オール電化住宅の普及等により、順調に需要が拡大している」とコメントしている。
冷蔵庫は、425万2,000台で同3.1%減となり、2年連続のマイナス。ただし12月に限れば、容量が451L以上のタイプは、前月比35.9%の大幅増で、2カ月連続で2ケタの伸びを記録しており、大容量モデルの人気が伺える。
ジャー炊飯器は651万6,000台で同0.4%増とほぼ横ばいだったが、IH式に限れば388万3,000台で同4.1%増となった。
一方、掃除機は57万9,000台で2.3%減、電子レンジは350万9,000台で2.6%減と、それぞれ3年ぶり、2年ぶりのマイナスだった。
■URL
財団法人日本電機工業界(JEMA)
http://www.jema-net.or.jp/
民生用電気機器 2006年12月および1-12月 国内出荷実績
http://www.jema-net.or.jp/Japanese/data/2006/06.12/0612ka-koku.htm
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( 本誌:正藤 慶一 )
2007/01/25 15:08
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