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上期の家電生産統計、オール電化関連が好調


 財団法人日本電機工業会(JEMA)は、2006年4~9月の生産統計を発表した。対象となる20品目の総出荷額は9,538億円と、前年同期比3.5%減となったが、IHクッキングヒーターやエコキュート(CO2冷媒給湯器)といったオール電化関連機器が、10%以上の伸びを見せ、市場を牽引した。

 分野別に見ると、IHクッキングヒーターが346億1,100万円で前年同期比12.2%増、エコキュートが151億1,800万円で31.9%増。これらオール電化関連機器は、通期で出荷額が1,000億円を超す見込みで、市場の拡大が著しい。

 総出荷額の約半数を占めるエアコンは、4,318億9,500万円で、2.4%減となった。業務用の大型タイプが好調だったが、主力のルームエアコンが6.9%減と落ち込んだのが響いた。

 好調だったのは空気清浄機だ。38億3,400万円と市場規模はまだ小さいが、25.7%と大幅な増加を見せた。アレル物質、ウイルスへの効果を謳った製品が、新たな需要を喚起したと見られる。

 洗濯機も101.6%と堅調。乾燥機能のないものは10.3%減と落ち込む一方、より価格の高い洗濯乾燥機が7.2%増となったことにより、前年並みを維持した。

 高価格・高付加価値製品の需要が高まっているのは、多くのジャンルに当てはまることだが、その傾向が顕著なのは電子レンジだ。台数ベースでは307,853台と前年比14%減だったものの、金額ベースでは121億2,700万円で前年比1.3%減と微減に留めた。スチーム機能の付いた高級機が牽引したと見られる。

 同様に、炊飯器も台数ベースで0.4%減だが、金額では4.4%増となっており、同様の傾向が伺われる。

 一方、冷蔵庫は1,494億3,800万円(12.6%減)、食器洗い乾燥機は173億600万円(11.1%減)と不振だった。





URL
  財団法人日本電機工業界(JEMA)
  http://www.jema-net.or.jp/
  生産統計実績について
  http://www.jema-net.or.jp/Japanese/data/ka01.htm


( 本誌:伊藤 大地 )
2006/11/14 12:26

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