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家電製品ミニレビュー
パナソニック「ES-SA60」
~“もじゃもじゃ系”の長いヒゲが整えられるシェーバー
Reported by 本誌:正藤 慶一
パナソニック「ES-SA60」
シェーバーとしてもヒゲトリマーとしても使える髭剃り器といえば、以前レビューにて取り上げたブラウン「
cruZer3(クルーザースリー) Z-50
」が有名だ。基本的にはシェーバーだが、付属のアタッチメントを取り付けることで、トリマーとしても使える製品。キワ剃り用の刃も付いているため、1台でヒゲを剃る/刈る/整えるができる多機能さが特徴だ。読者の中で愛用している方もいるだろう――実は私もそのうちのひとりだ。
この「シェーバー兼トリマー」というジャンルは、しばらくの間、このクルーザースリー以外にはなかった。そんな中、このシェーバー兼トリマー市場に参入してきたのがパナソニック。11月に発売された「ES-SA60」は、クルーザースリー同様に、ヒゲトリマー用のアタッチメントを使うことで、シェーバーとしてもヒゲトリマーとしても使える製品だ。5,980円という使い心地を実感してみたく、購入してみた。
メーカー
パナソニック
製品名
ES-SA60
希望小売価格
オープンプライス
購入場所
ヨドバシカメラ
購入価格
5,980円
ES-SA60の本体サイズは141×61×38mm(幅×奥行き×高さ)で、いかにもシェーバーといったT字形の出で立ちだ。カラーはホワイト一色で、グリップ部と外刃部に銀色が見えるのみ。かなりシンプルな印象を受ける。
電源スイッチはグリップ部にあり、上下に動かしてON/OFFを切り替える。重量は140gと軽く、T字の本体は手にフィットしてとても持ちやすい。
まずはシェービング機能から試そう。電源を入れると、「ヴィーン」といった音とともに振動する。意外とパワフルで、鼻の下や頬をしっかりと剃ることができた。ただし、アゴから首にかけた曲線部分はそり残しが発生した。刃は1枚刃のため、そこまで深剃りできるわけではないようだ。強く肌に押し当てるとカミソリ負けの危険性も出てくるので注意したい。
パッケージでは「ウェットシェービング」「トリミング」「ドライシェービング」の3通りに使えると謳っている
電源はニッケル水素充電池を使用する
内刃はシンプルな1枚刃
次に、ヒゲトリマー機能を見ていこう。本体に付属する櫛状の「スタイリングアタッチメント」(以下、コーム)をシェーバーの上に取り付け、電源スイッチの裏側にある「スタイリングトリマーハンドル」をぐいっと押し上げる。このトリマーハンドルの先端にはカッターが備わっている。つまり、スタイリングアタッチメントで長さを整え、カッターで余分な長さのヒゲを刈り取る、という構造だ。基本的にクルーザースリーと構造に違いはない。
しかし、ここで決定的に違うのが「カット後のヒゲの長さ」だ。ES-SA60では、ヒゲの長さを3/4.5/6/7.5/9mmと、5段階に調節できるのだが、クルーザースリーでは1.2/2.8/4.4/6mmの4段階となっている。つまり、ES-SA60は3~9mmの“長め”、クルーザースリーは1.2~6mmの“短めカット”という根本的な違いがあるのだ。
トリマーとして使用するには、まず「スタイリングアタッチメント」をヘット部にセットする
長さは3/4.5/6/7.5/9mmの5段階から選べる。写真は製品パッケージのイラストより
続いて本体背面の「スタイリングトリマーハンドル」を上にスライドする(写真ではトリマーハンドルがよく見えるようにコームを一旦取り外している)
ではカットといこう。電源を入れ、コームの平らになった部分をヒゲの生えた部分に沿わせるように当てる。イメージとしては、カラオケでマイクを握っをすると、チョリチョリと、どんどんヒゲが刈れる。これはなかなか気持ちが良い。これまで生え放題・伸び放題だった私のアゴヒゲも、このトリマー機能によってかなりスッキリすることができたのではないかと思う。カット後に剃り跡を触ってみても、しっかりと長さが揃っているのが確認できた。
気に入ったのが、シェーバーの持ち方だ。クルーザースリーの場合は、本体の頂部にコームが付いているため、本体を横にして使う必要があった。しかしこのES-SA60の場合は、本体の横にコームがあるため、本体を縦に持った状態で使用する。そのため、腕に負担がかかりにくく、比較的使いやすいのだ。細かな違いではあるが、使用後に“あ、なんかラク”といった間隔が得られた。
使用中のようすを側面から見たところ。本体を縦にして持つため、腕に負担がかかりにくい
こちらはクルーザースリーの使用中のようす。シェーバー本体の先端にコームがあるため、カット中は本体を横に持つ。そのため、腕や手首に若干の負担がかかる
「7.5mm」でカットした後のヒゲ。長めに残せる点がES-SA60の特徴
こちらは「3mm」でカットした後。ES-SA60ではこれが最も短い長さとなる
こちらはクルーザースリーで「1.2mm」の設定でカットした後。このように短く揃えたい人には、クルーザースリーが向いている
仕上げは、コームを取り、トリマーハンドルの先端のカッターでヒゲのラインを整える。クルーザースリーでは、細かい部分を幅の広い部分をカットする2種類のカッターが付いているが、ES-SA60では幅広のものだけだ。細かくセットしたい人には、クルーザースリーの方が向いている。
また、充電性能についてもクルーザースリーの方が有利。クルーザースリーでは充電時間が1時間なのに対し、ES-SA60は8時間という差がある。さらに、クルーザースリーはコードも付いているため、ACアダプタと繋いでの使用も可能だが、ES-SA60はキューブ型の充電ユニットをコンセントに差し、その上に本体を載せるというスタイルのため、繋ぎながらの使用はできない。好き嫌いが分かれるところだ。
さて、ここまでES-SA60とクルーザースリーを比較してきたが、まとめると、ヒゲを“もじゃもじゃ”っと長めに揃えたい、ラクな姿勢でカットしたい人にはES-SA60がお勧め。“スッキリ”と短めにしたい、生え際を細かく揃えたい、充電で苦労したくないという人はクルーザースリーがお勧め、という具合になりそうだ。
とはいえ実のところは、両製品とも一枚刃で、かつ水洗いに対応しているため、そこまで大きな違いはなく、どちらもシェーバー兼ヒゲトリマーとして問題なく使用できるのは間違いない。実売価格も5千~6千円台と似ているため、どちらか安い方を購入する、または好みのデザインを購入するというものアリだろう。
専用のユニットに本体を載せて充電する。充電時間は8時間
水洗いやウェットシェービングにも対応する
“ヒゲ男子”のひとりとしては、本製品のように一台でシェービングもスタイリングも一度にできるというのは非常に便利に感じる。ただし、その選択肢がES-SA60かクルーザースリーの2択しかないのは何とも寂しい限り。2枚刃、3枚刃を備えていたり、10cm以上のヒゲに対応するなど、もっと高機能な製品も使ってみたいものだ。今後のラインナップの拡充に期待したい。
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URL
パナソニック株式会社
http://panasonic.co.jp/
製品情報
http://ctlg.panasonic.jp/product/info.do?pg=04&hb=ES-SA60
メンズシェーバー 関連記事リンク集
http://kaden.watch.impress.co.jp/static/link/m_shaver.htm
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