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家電製品ミニレビュー
パナソニック「ルクスナビ サージュワイド SQ892W」

~照射範囲が圧倒的に広いデスクスタンド
Reported by 本誌:伊藤 大地

 もう若くはないということか。目の疲れから来る肩凝りに悩まされている。文章を大量に読み書きする仕事だから、職業病とも言えるのだが、2~3年前は同じことをしていても、こんなことはなかった。

 肩凝りにはマッサージが最高だが、お金もかかるし、対処療法に過ぎない。疲れの元になる眼精疲労を抑えよう、ということで、会社のデスクにデスクスタンドを設置することにした。そこで選んだのが、パナソニックの「ルクスナビ サージュワイド SQ892」(以下、SQ892)だ。

メーカーパナソニック
製品名ルクスナビ サージュワイド SQ892
希望小売価格オープン
購入価格10,800円
購入店ヨドバシカメラ


 このルクスナビ サージュワイドは、色違いも含めて合計4製品がラインナップされている。色がホワイトでスタンド式のSQ892、ホワイトでクランプ式のSQ893W、シルバーでスタンド式のSQ890S、クランプ式のSQ891Sといった具合だ。ちなみに今回購入した製品は、ブランド変更前に出荷されたもののようで、社名表記はナショナルになっていた。

 なんといっても特徴は長さ60cmの蛍光管を使っていること。かつてはこうした大柄な製品もけっこうあったのだが、製図などプロ向けを除く民生用製品では、すっかり少なくなってしまった。というのも、近年のデスクスタンドは、“コンパクト”が流行していたからだ。設置面積をなるべく少なくしたいというニーズが強かったのだろう。

 ちょっとした書き物くらいなら、こうしたコンパクトタイプでもいい。しかし、プロ向けほどではないにしても、書類を広げて読んだり、本格的に作業するには、もうちょっと幅が欲しい。そこで60cmのスリム蛍光管を光源に使用したSQ892を選んだのだ。


幅60cmの長い蛍光管を使用している
 さっそく使ってみよう。

 まず、箱を開けると台座と本体部分が分れて収納されているので、これを組み立てる。台座と本体の固定はネジ1本。コインで締められるよう、厚めの溝が切ってあるのでドライバーはいらない。

 次は、本体のセードの部分に同梱の蛍光管をセットする。蛍光管は直径16mmと細い上に、60cmの長さがある。うっかりすると割ってしまいそうで怖い。できれば広い場所で作業したいところだ。蛍光管はセード側にあるアタッチメントに差し込んだ後、蛍光管自体をくるっと回転させて固定する仕組みになっている。ありがちな、金属の輪っかに無理矢理押し込むタイプではないので、ストレスも少ない。

 ここまで来れば準備完了。あとはコンセントを差し込むだけである。


アームをめいっぱいまで伸ばした状態
縮めた状態
傾けることも可能

左右にも90度回転する
左にも回転する。左利きの人にとっては便利だ

ジョイント部。緩くなってきたら、ネジを締め直す スイッチ周り。コンセント口が側面にある 台座。マットな質感だが、汚れが目立ちやすい

 まずは100%の明るさにスイッチを入れる。やはり、幅が広いのは心地よい。宣伝文句通り、新聞を見開きで見ても十分照射範囲内だ。蛍光灯というと、チラつきを気にする人もいるだろうが、ほとんど気にならない。

 デスクスタンドを本格的に使うのは大学受験以来だから、10年は優に立っているが、進化に驚いたのはその明かりの質。昔の記憶をたどると、明るく照らそうとすると紙に光が反射してしまい、かえって疲れる、なんてことがあった。相当明るいのだが、まったく反射していない。なんでも、散光技術と蛍光管に塗る塗料の技術の進歩によるものだという。

 SQ892のもう1つのウリは調光機能。白熱電球に比べ、蛍光灯は調光が難しく、室内照明でも一部の機種にしか搭載されていない。このSQ892では、無段階の回転式ツマミが付いており、30~100%の範囲で明るさを調節できる。

 ただ、実際に使ってみると、やはり白熱電球の無段階調光とは、ちょっと勝手が違うようだ。白熱電球だと、ツマミの位置に応じて、なめらかに明るさが変わっていくが、SQ892の場合、いくつか閾値のようなポイントがあり、そこを超えると明るさがワンランク、ストンと落ちるような印象だ。

 明るさを調節する回転式のツマミは、時計で言うと7時の位置が0%、100%が3時あたりになる。感覚的に言うと、3時で最大、1時で若干暗くなって、11時あたりではっきり暗くなったのがわかる、といった感じ。はっきり明るさの違いがわかるというポイントは、3カ所か4カ所といったところだろう。

 そこで、3時、1時、11時、9時、7時、OFFの6つのポイントで、シャッタースピードと絞りを固定し、明るさを比較してみた。1時の前か後ろで明るさが明らかに変わるのがわかるだろうか。いずれにしても、白熱電球並みに細かくコントロールするのは難しい。だが、蛍光灯でリニアな調光は、現段階では技術的にも難しく、現状でも健闘していると言えるだろう。


3時(100%)の位置
1時
11時

9時。かなり暗くなった
7時。電源OFFの寸前のところ
OFF。切ってしまえば、当然真っ暗

充電用のコンセントとして重宝する
 意外に気に入っているのが、側面にあるコンセント口だ。ケータイやiPod、ニンテンドーDSなんかを充電できるのはありがたい。できればUSBを2つほど、などとも思うが、汎用性の高さで言えばやはりコンセントだろう。

 といろいろ書いたが、やはりこの製品の魅力は60cmのワイド照射、これに尽きる。一般的な製品のおよそ倍の長さの光源が、手元だけでなく、机一面を照らしてくれる。欲を言えば、オフィスのデスクで使うには、ちょっとアームが短く、もう少し手元に引き寄せたくなることくらいか。

 当面の間は、仕事のパートナーとして活躍してくれそうだ。





URL
  パナソニック株式会社
  http://panasonic.jp/
  製品情報
  http://ctlg.panasonic.jp/product/info.do?pg=04&hb=SQ892W

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2008/10/24 00:01

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