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やじうまミニレビュー
monos「PLUGO」

~独創的なデザインのテーブルタップ
Reported by 平澤 寿康

monos 家庭用コンセントタップ「PLUGO」
 コンセントの数を増やす器具としておなじみのテーブルタップ。どの家庭でも最低1個は利用しているほどに広く普及している機器だが、多くは電気製品の裏など目立たない場所に置いて利用することもあって、どれも同じようなデザインのものばかり。ほとんどの製品は、先端に複数のコンセント接続口が用意された四角形のタップが接続されているもので、メーカーが変わってもその形状に大きな違いは見られない。買う側も、コンセントが何口用意されているかという点はよくチェックするとは思うが、デザインはあまり気にしていないのではないだろうか。

 しかし、テーブルタップは目立たない場所だけで使うものではない。部屋の中心付近まで引っ張り出して使うことも良くあるはず。あの無骨で何の素っ気もないデザインのテーブルタップを引っ張り出しただけで、なぜかとたんに部屋が安っぽく感じてしまうということはないだろうか。インテリアに気を遣っているリビングなどでは特に、目立つ場所でテーブルタップを使いたくないものだ。

 そこで、デザイン性に優れたテーブルタップはないかと探してみたところ、見つけたのがmonosの「PLUGO」だ。これまでのテーブルタップのイメージを覆す独創的なデザインに惹かれ、さっそく購入してみることにした。monosのオンラインショッピングサイトで3,675円で購入した。

 PLUGOの特徴は、なんと言ってもその独創的なデザインだ。形状は直径約14cmの円形で、中心部分は大きく穴があいており、まさしくドーナツをそのまま大きくしたとったイメージだ。表面にはロゴなどの印刷は一切ない。裏面には仕様などが書かれたシールが貼られているが、裏面を下にして利用すればその記述も見えなくなるため、ほぼ無地と考えて差し支えない(やろうと思えば、そのシールをはがして完全無地にすることも可能)。加えて、正面から見るとコンセントの接続口も全く見えない。電源ケーブルが延びてはいるものの、初めて見て、これがテーブルタップだとはだれも気が付かないようなデザインだ。


直径約14cmのドーナツ型で、テーブルタップとは思えないデザインだ
裏には注意書きなどが書かれたシールが貼られているが、目立たないように配慮されている
側面には電源ケーブルを巻き取る溝が用意されている

このように、溝を挟む形に差込口が用意されている
 カラーは、レッド、カフェオレ、ライトグリーン、イエロー、パープルの5色が用意されているが、これらもテーブルタップのイメージからはほど遠いものばかり。とにかく、形状もカラーも、テーブルタップのイメージを根底から覆しているといってもいいほどだ。この独創的なデザインが認められ、2006年度のグッドデザイン賞を受賞している。

 表面からは見えないコンセントの接続口は側面に用意されている。側面を見ると、中央に電源ケーブルを巻き取る溝が用意されており、その溝を挟む形で差込口が用意されているのである。

 用意されている差込口は3口。隣の差込口に対して角度が90度となる位置に用意されているため、ACアダプタや直接コンセントに差し込む充電器なども互いが干渉することなく接続して利用できる。


プラグを縦に差し込むことになる
差込口は、隣と90度の角度に位置するように3口用意されている
大型のACアダプタや充電器なども干渉することなく接続して利用できる

 電源ケーブルは、ヨーヨーのように側面の溝に巻き付けられており、必要な長さだけ引き出して利用することになる。また、ケーブルには自由に位置を変えられるストッパーが取り付けられていて、目的の長さまでケーブルを引き出したら、そのストッパーを側面の溝に固定することでそれ以上ケーブルが延びないようにできる。つまり、部屋のどこで使うにしても、無駄にケーブルが延びることがないように工夫されているのだ。

 また、差込口にプラグなどを差していれば、そのプラグ自体もストッパーの役目を果たすことになり、もしストッパーが外れたとしてもケーブルがだらしなく延びることを防いでくれる。使用後は電源ケーブルを巻き付けてすっきりと収納できる。ちなみにケーブル長は約2.5mだが、これは8畳間の部屋の中心まで引き出して利用することを想定してのものだそうだ。


電源ケーブルは約2.5m。8畳間の中央で利用することを想定した長さだ
ケーブルには、このような移動型のストッパーが取り付けられている

ストッパーを側面の溝に差し込むことで、ケーブル長を調節できる
プラグもストッパーの役目を果たし、ストッパーが外れてもだらしなくケーブルが延びることを防いでくれる

 さて、実際の使い勝手だが、これは一般的なテーブルタップと比較してしまうと、どうしてもアラが目立ってしまう。例えば、テーブルタップとしてはかなり大きなサイズでかさばるうえに、差込口が3個しか用意されていないため、あまり多くの機器を接続して利用できない。また、裏面のシールに差込口の位置を示す▲印が記載されているものの、いざ使おうとすると毎回手に持って差込口を探さなければならず、位置がわかりにくい。そして、1つでもプラグを差していると電源ケーブルの長さを調節できなくなり、ケーブル長を調節するたびにプラグを抜かなければならない。

 とはいえ、もともとPLUGOは、積極的に見せびらかすように使うテーブルタップというコンセプトのもとに作られたもので、使い勝手を語ること自体無意味だろう。また、使い勝手についていくつか書いたものの、どれも大きく使い勝手を損なうようなものではないため、それらが気になる場面も少ないはずだ。

 とにかく、リビングなどで見える場所に引き出して利用する、部屋の雰囲気を壊さないテーブルタップを探している人にとって、これ以上魅力的な製品はないと言ってもいいだろう。見える場所で使うテーブルタップとしてオススメしたい。





URL
  有限会社モノス
  http://www.monos.co.jp/
  製品情報
  http://www.monos.co.jp/product/index.html

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2008/06/26 00:00

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