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家電製品ミニレビュー
ナショナル「デンタルビートプチ EW176P」

~持ち歩けるデンタルウォッシャー
Reported by 但見 裕子

ナショナル「デンタルビートプチ EW176P」
 食後に歯ブラシを使うのは普通だが、自宅にいるときは私は、これに加えて水流式のデンタルウォッシャーも使用している。以前、レビューでご紹介したドルツのジェットウォッシャーだ。

 容量650ccのタンクに水を入れ、そこから伸びたホースの先のノズルから細く強い水流が発射される。この水流で歯間を洗い、歯ぐきをマッサージするのは、歯ブラシとはまた違う気持ちよさがある。使い慣れると、歯ブラシだけでは物足りなくなるくらいだ。できれば家だけでなく、家以外で食事したあとにも使いたいと、漠然と思っていた。しかし、据付式の水流式ウォッシャーは、とても持ち歩く大きさの家電ではない。外では無理だと考えていた。

 そうしたところに、ナショナルのハンディデンタルウォッシャー「デンタルビートプチ」を見つけた。高さ19.4cm、直径4,6cmの円筒型で、タンク部分を押し込むと13cmほどに短くなる。重さは170g(電池含まず)、普通のバッグに入れて持ち歩ける大きさだ。小さくした状態で持ち歩き、使用時には引き伸ばしてノズルを装着するようになっている。電源は単3乾電池2個だ。

 メーカー希望小売価格は6,143円。Amazon.co.jpで4,596円で購入した。


製品パッケージ
持ち歩くときはノズルを本体に収納できる。本体側面にノズルを収納したところ

電源は単三乾電池2本
電池は本体上部の電池ケースにいれる

本体のタンクに水を入れている様子
 ちょうど、用事で5日ほど実家に行くことになっている。とりあえず、その間据え置き式の代わりに使ってみることにした。

 まず、水を入れる。本体を軽くねじると、自然にスライドして伸びた状態になる。本体下の給水口のふたを開けて、タンクに水を入れる。タンクの容量は90ml、約20秒間使える容量だ。洗面台に向かって顔を突き出すようにして、ノズルを口に入れ、スイッチを入れる。

 「シャーッ」と「ガーッ」の中間のような音がして、強くしっかりした水流が、歯間を洗うのがわかる。快適だ。顔のすぐそばで使うので、音が大きいような気がするが、うるさいというほどではない。

 約20秒経過するとタンクの水が切れるので、ノズルからの水は止まるが、本体の活動は続いていて、空回り状態になっている。なので手動で電源を切ってやるわけだ。

 「毎分1,600回の間隔で水を断続的に噴射するビート水流」とパッケージの説明文にはあったが、断続的といってもあまりに小刻みなので、人間の感覚としては「シャーッ」という一本の細い流れとしか感じられない。

 この水流の当たり加減、気持ちよさに関しては、据え付け式に比べても特に遜色がない感じがする。しっかりと歯ブラシを使った後で使用したのに、食べかすが取れてきたこともあった。小さくても、機能はちゃんとしている。

 ただ、ドルツの据え付け式では、水流の強さに1~5の段階があり、タンクについたダイヤルで強弱を選ぶことができた。一番弱い1では、かなりソフトで、歯ぐきの状態がよくない人でも安心して使えそうな強さ、最強の5は、パワーがあって少し痛いくらいである。

 デンタルビートプチは、据え付け式と違って強弱を選べない。中庸的な強さの水流にしてあるのだろう。ドルツの強弱ダイヤルにあてはめると、2から3くらいの強さだと感じた。ちなみに取扱説明書では「歯ぐきに炎症がある場合、出血することがあるが、通常1~2週間使っているうちに炎症は治まる。もしも治まらなければ歯科医にご相談を」という趣旨の注意がされている。


タンクのフタを開けて強く振るとほとんどの水分は抜けてしまう
 実際にバッグに入れて持ち歩くに際して少し不安だったのは、「水を入れて使用したものを、またバッグに入れて持ち歩いて、水漏れは大丈夫だろうか」ということだった。

 これについては、思ったよりずっと心配がなかった。使用後、ノズルを抜き、給水口を開けて、強く上下に振る。これで、ほぼ完全に水は抜けてしまう。外側をペーパータオルなどで拭けば、そのままバッグに入れても大丈夫なくらいだ。まあ、それはちょっとあまりにもガサツだろうということと、不慮の事故ということもなくはないので、私は薄手のタオルハンカチに包むことで一応対応している。


収納時。約13cm
使用時。ノズルをつけると28cmほどの大きさになる 電動歯ブラシと並べて置いたところ

 ただ、デンタルビートプチをデパートやレストランなど外出先の洗面台で使うのは、けっこう勇気を要すると思う。それなりに大きな音がするものだし、製品自体がまだ珍しいから、ノズルを口に入れて「シャーッ」とやっているところを目撃した他人様がどう思うか心配だ。

 今回は実家の洗面台に置いて使っていたわけだが、そういう身内の家か、ホテルに泊まるときくらいに制限されてしまうのではないか。ぎりぎりでオフィスなら、アリかも知れない。

 気になる点としては(持ち歩きできる小型の製品として仕方のないことなのだろうが)、タンク容量の制限による20秒間という使用時間は、かなり短く、気ぜわしい。

 据え置きで使っているドルツが、2~3分連続使用できるだけに、つい比べてしまうのだ。上下の歯の、それぞれ表側と裏側を一回ずつ、都合4回水を入れては使い、入れては使うのが、一定のすっきり感を得るためには必要なように思った。

 さらに注文をつけさせてもらうと、スイッチが平たいスライド式で、やや固い。一度でスイッチが入らないことがたまにある。パチンと入れる押しスイッチにしてもらうと、より使いやすいと思う。





URL
  ナショナル(松下電器産業株式会社)
  http://national.jp/
  製品情報
  http://ctlg.national.jp/product/info.do?pg=04&hb=EW176P

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但見裕子の「家電買っちゃいました」
ナショナル「ドルツ ジェットウォッシャー EW1211/1250」(2006/11/30)




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2008/04/08 00:15

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