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やじうまミニレビュー
アズマ工業「拭き吸ーピー&ペット吸ーピー」

~手間を省く掃除機アタッチメント
Reported by 安部 陽子

 掃除機のアタッチメントを変えて、ゴミを吸い取るだけでなく、他の掃除の手間も省いてしまおうというアイテムがある。アズマ工業の「拭き吸ーピー」と「ペット吸ーピー」だ。

 掃除機をかけると同時に、フローリングワイパーで床を拭くというのが拭き吸ーピー。T字形のヘッドの裏に、ゴミを吸う空間は確保しながらも、フローリングワイパーのシートを取り付けることができる。ペット吸ーピーは、ペットを飼っている人向けのアイテムだ。ペットをブラッシングする時に使い、ブラッシングしながら抜けた毛を掃除機で吸い取っていく。

 拭き吸ーピーのメーカー希望価格は3,200円、楽天市場にて2,688円で購入した。ペット吸ーピーはメーカー希望価格が5,250円、これも楽天市場にて購入し、4,480円だった。


拭き吸ーピー
ペット吸ーピー

「拭き吸ーピー」の外箱と、別売りの取り替え用シート
「ペット吸ーピー」の外箱
両方とも差込み口は円形になっていて、掃除機のノズルに装着して使う

 この製品は掃除機に差し込んで使うもので、製品元のアズマ工業の製品ホームページでも掃除機アタッチメントとして紹介されている。ノズルの内径が32~38mmのものに装着できる。

 掃除機への取り付けは簡単。掃除機のノズルの先端部分に差し込み、製品付属の締め付けリングを回して固定すれば完了だ。


掃除機に装着する時は、まずノズルの中に差し込み口を入れる 差込み口のリングを回して締める 掃除機の先に装着した様子

ハンディタイプの掃除機に装着した様子
 自宅の掃除機にもしっかり装着できた。ハンディタイプの掃除機で試してみるとこちらも大丈夫。ペットの毛を吸い取ることを考えるとハンディタイプにも付けられるのは嬉しい。


短時間で床掃除をしたい時に「拭き吸ーピー」

 フローリングの床を徹底的にキレイにするためには、まず掃除機を掛けて、それから拭き掃除をする必要がある。拭き吸ーピーは、それを、1回で済ませてしまおうという製品だ。

 形はT字型で普通の掃除機のヘッドと一緒、ヘッドの大きさは約230×120mm(横×縦)で、全体の重さは530gになっている。裏側には、横がややはみ出る感じで、約270×90mm(同)の四角いスポンジが装着されている。これがシートを取り付けるマットのようだ。

 シートの大きさは約300×200mm(同)で、購入時には3枚付属している。20枚入りの取り替え用シートが別売りされており、メーカー希望小売り価格は530円。

 シートの取り付けは、まず裏側のマットを取り外して、マットをシートの真ん中に置く。その後、シートをマットに巻き付けるようにする。マットに比べてシートのほうが少々大きめなので、マットからシートがはみ出てしまうが、はみ出たシートは、スポンジとプラスティックの部品の間に挟み込むようにしておけば問題ない。最後にマットをヘッドに戻して、固定用のツメをはめ込めば完成だ。


ヘッド部分の面の広さは230×120mm(横×縦)、全体の重さは530g
シートの取り付け方は、まずヘッドの左右の爪を外側に広げる
ヘッドの裏側のマットを取り外す

マットをシートの真ん中に置く
シートを巻き付ける
余ったシートを、スポンジの隙間に挟み込む

 マットは、前後にスライドするような造りになっていて、マットとヘッドの間にできたすき間にゴミが吸い込まれ、ゴミが吸い込まれた後の床をマットにセットされたシートが拭き取るという仕組み。


ヘッドを前に押すと、このようにマットが後ろにスライドし、前にゴミを吸い取る空間ができる
ヘッドを後ろに引いた時は、マットが前にスライドし、後ろの空間でゴミを吸い取る
床に掃除機をかけている様子。掃除機を引いた時なので、マットはヘッドの前側にある

 さっそく、自宅の床で使ってみる。いつも掃除機をかけるときと同じように動かすと、ヘッドとマットがずれるのがわかる。マットを見てみると、しっかりホコリが付着していて、拭き掃除の効果はしっかり実感できた。

 問題は、マットがあることで吸い込み口が狭くなってしまうため、大きめのゴミは吸引しきれずに残ってしまう。試しに小さな紙を床にまいて掃除してみると、半分ほどは吸いきれなかった。残った紙片はシートが絡め取ってくれたのでよかったが、汚れのたまった部屋にいきなり使うことはオススメできない。逆に言えば、日常的に掃除をしている人が来客前に仕上げの掃除をするときなどに向いている製品だろう。


掃除機をかけた後の様子。ダストボックスの中と、シートにゴミがある
【動画】ちいさな紙をまいて掃除をかけた時の様子(WMV形式,776KB)

ペットの毛を、ラクに捨てられる「ペット吸ーピー」

 猫や犬などのペットの毛は、毎日少しずつ、抜け落ちる。ブラッシング用のクシで毛を梳かしてあげることは、抜け毛の予防策になるばかりでなく、ノミやダニの予防と、皮膚病の予防にもなる大事な習慣だ。

 ところがブラッシングを室内で行なうと、抜け落ちた毛がそこら中にばらまかれ、収集がつかない状態になる。毛は軽くて空気に舞ってしまうので掃除が大変だ。

 「ペット吸ーピー」は掃除機に直接ブラシを取り付けて、毛が周囲にばらまかれる前に掃除機で直接吸ってしまおうという製品だ。対象となるペットについては特に明記されていないが、パッケージには犬の写真があり、また私自身も犬を飼っているため、本稿では犬に対しての使用を想定する。

 本体は、よくあるペット用ブラシにホースがついているようなデザインをしている。ブラシはステンレス製のピンが1列にならんだもので、ピンの長さは約2cm、幅5cmの間に12本が並んでいる。ブラシ部分のサイズは約230×70mm(幅×長さ)で、ホースをいれた全体の重さは510gで、特に重くもなく、大きすぎることもない。

 使い方は、ホースを掃除機にセットし、ブラッシングするという単純なもの。クシ部分に抜け毛がたまったら、背面のボタンを押すことで、ピンが倒れて引っ掛かっていた毛が外れるので、毛をそのまま掃除機で吸い込むことができる。

 ちなみに、ホースは全長約1.5mと長い。これは、掃除機の音を嫌がる犬でも、掃除機の本体だけ遠くに離して使う狙いがあるようだ。


クシ部分の大きさは約230×70mm(幅×長さ)、ホースを含めた全体の重さは510g。この先に約1.5mのホースがつながっている ボタンを押すと、クシが引っ込んで、毛が外れる
ボタンを押した時の様子

ブラッシングが終わった後のクシ
ボタンを押して、クシから毛を外す
掃除機のスイッチを入れて吸い取ると、こうなる

 ここで実際に、我が家の犬たちに使ってみよう。まず、大型犬のラブラドールに使ったところ、毛に対してクシが長すぎるためか、クシが毛をなかなかキャッチしない。しかも大型なのでブラッシングをする範囲が広く、手間もかかる。いきなり出足を挫かれてしまったような格好になったが、小型犬のロングコートチワワに対して使ったところ、比較的毛が長い犬種のため、今度はしっかりとブラッシングできた。毛が長く、小型の犬種にはピッタリだが、毛が短くて大型のものにはあまり向かないようだ。


まずは我が家のラブラドールに使ってみた 大型犬のためブラッシングする範囲が広い 毛に対してクシが長すぎたせいか、あまり効果的にブラッシングできなかった

次はロングコートチワワ。小型犬のため、クシと顔の大きさが同じぐらいになる 毛が長いので、クシが毛をキャッチしやすい

 実際の使用方法としては、まずは掃除機のスイッチを入れずにブラッシングし、毛がからみついたら掃除機のスイッチを入れて、クシの毛を掃除機に吸い取るというのが良いだろう。というのも、中型犬の雑種に対して、掃除機をONにしたたまま使ったところ、最初の10秒ほどは我慢できていたが、その後すぐに逃げ出すという事態が起こったからだ。スイッチを止めた状態ならまったくブラッシングを嫌がらないため、おそらく、振動や音におびえてしまったのだろう。1.5mという距離は、彼らにとってはまだ不十分な距離だったようだ。


中型犬の雑種に使っているところ。比較的毛が長めだったのでクシは通りやすい 【動画】掃除機のスイッチを入れながらブラッシングしているようす。おとなしくしているように見えるが、実はこのすぐ後に逃げ出してしまった(WMV形式,888KB) 【動画】怖がらせないようにするには、ブラッシングし終わってから、掃除機のスイッチを入れてクシの毛を吸い取るスタイルの方が良さそうだ(WMV形式,2.68MB 無音)

 周囲に毛を散らさずにブラッシングできるというのは、掃除の手間が省けるため、私のような室内でペットを飼っている人には非常にありがたい製品だ。だが、犬にはたくさんの種類があり、また非常にデリケートな生き物でもある。ブラシの種類を増やす、付属のホースを更に長くするといった改良を加えた次回作を強く望みたい。





URL
  アズマ工業株式会社
  http://www.luck-at.com/
  製品情報「拭き吸ーピー」
  http://www.luck-at.com/catalogue/attachment/fuki/fuki.html
  製品情報「ペット吸ーピー」
  http://www.luck-at.com/catalogue/attachment/pet/pet.html



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2008/02/28 00:08

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