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やじうまミニレビュー
無印良品「歩数計 FB-727」

~防犯ブザーがついたシンプルデザインの歩数計
Reported by 安部 陽子

無印良品「歩数計 FB-727」
 元来、食べることが大好きで、ご飯かお菓子をたべている時が一日の中で至福の時間だ。気づくと部活をしていた学生時代から比べると、5kgほど太ってしまった。その後も少しずつ着実に増えている。このまま太っていくのは危険だということで、これまで自転車でしていた犬の散歩を歩いて行なうことにした。

 そこでどうせ歩くのなら、結果を目で確認したいと思い、歩数計を購入した。でも、周りの人から見てすぐに歩数計だと気づかれてしまうようなものは、ダイエットしていることだばれてしまうので少し恥ずかしい。というわけで今回はシンプルなデザインで、いかにも歩数計という感じではないものを選んだ。

 購入したのは無印良品の「歩数計 FB-727」。かばんやポケットに入れて使えるので、ベルトなどに挟んでおくタイプと違い、周囲の人に見られる心配もない。服装が自由になるのもいいだろう。メーカー希望小売価格は3,499円。無印良品のネット通販で同額で購入した。


パッケージ
大きさは、70×120×350mm(幅×奥行き×高さ)、重さは30g
背面の様子

小さくて軽く、扱いやすいサイズ

 「歩数計 FB-727」は、手のひらに乗るぐらいの小さなもので、表には液晶画面だけしかないシンプルなデザイン。液晶画面に表示される数字は大きくて見やすいものになっている。

 大きさは、70×120×350mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは30g。電源は、付属のコイン型のリチウム電池のCR2032。操作は本体側面の「MEMORY」「MODE」「SETUP」の3つのボタンで行なう。電源スイッチは特別つくられてない。約10分間、動作を感知しないと自動的に表示が消え、再び使いはじめると自動的に表示が現れるという仕組みだ。液晶にバックライトはついていない。


側面の「MEMORY」「MODE」「SETUP」ボタン
付属の電池をいれる時は、コインを使う
電池フタを外した様子

 主な機能は、時計、歩数、歩いた距離、歩いた時間、消費カロリー、脂肪燃焼量の表示になっている。操作スイッチを何も押さない状態だと「現在時刻の時計」と「現在の歩数」が表示されている。その後、「MODE」ボタンを押すと、表示が切り替わり、「歩いた距離」と「歩いた時間」、もう一回押すと「脂肪燃焼量(g)」と「消費カロリー」になる。そこでまた「MODE」を押すと表示がぐるっと一周し、もとの「時計」と「歩数」に戻る。

 「歩いた距離」は、最初に設定する「歩幅」と「歩数」から計算したものだ。「歩行時間」は、7秒以上の一定した動きを感知するようになっているので、7秒を空けずに歩いた時間の総計ということになる。「消費カロリー」は、設定した体重と歩いた歩数、歩く早さから計算したもの、「脂肪燃焼量」は消費カロリーと脂肪燃焼率から計算したものになっている。

 そのほか、メモリー機能もあり、過去7日分の測定値が記録できる。スプリット機能を使うと、そのモードの間だけ、カウントが0の状態からはじめられ、全体の歩数と切り離してカウントできる。また、本体には防犯ブザーもついている。


最初に「SETUP」ボタンで初期設定をする。自分の体重の設定
歩幅の設定
性別の設定

 使いはじめる時は、まず、コインを使って本体裏側にある電池フタを外し、電池を入れる。次に、側面の「SETUP」ボタン「MEMORY」ボタン「MODE」ボタンを使って、現在時刻と、自分の体重、歩幅、性別を設定する。この初期設定をリセットする時は、背面のリセットボタンを、先の細いもので押せばよい。

 歩数計を身につける場所は、ズボンのポケットやカバンの中、ストラップを付けて首から下げることもできる。ただ、カバンの中などで、本体が不規則に動く状態では正確に測定できない。また、スポーツをしながらや、乗り物に乗っている時など、振動の多い場合でも、正確な測定はできなくなる。この製品はあくまで歩いている時の歩数とカロリーを測定するものだ。


初期設定をリセットする時は、背面のリセットボタンを細長いもので押す
付属の防犯ブザーストラップをつけた状態。ここをひくとブザーが鳴る
角にストラップ穴があり、ここに好きなストラップをつけることもできる

カバンの中にいれても、ちゃんとカウントできる

 では、さっそく歩いてみよう。今回は同じ時間、同じペースで、何度か歩いてみることにした。

 最近はまっている落語を聞きながら、約1時間、犬が所用で電柱に寄る時以外は、なるべく同じペースで歩くことを心がけた。本体はズボンの前ポケットに入れて、、歩いてみる。歩数計をつけて歩数をカウントしていることを考えると、ただ歩いていることが少しも億劫にならない。この時のカウントは、「歩数:6,722歩」「歩行距離:33.5km」「消費カロリー:208.6kcal」だった。


ズボンのポケットにいれて1時間歩く。第一日目「歩数:6,722歩」
「歩行距離:3.35km」
「消費カロリー:208.6kcal」

 次の日も同じ要領で歩いたところ、「歩数:6,250歩」「歩行距離:3.12km」「消費カロリー:204.6kcal」だった。


二日目の結果。「歩数:6,250歩」
「歩行距離:3.12km」
「消費カロリー:204.6kcal」

カバンの中にいれた様子
 今度は、歩数計をズボンのポケットではなくてカバンの中に入れて使ってみることにした。カバンは手さげタイプ。歩く途中、意識しなくてもカバンが何度か体に当たってしまうので、カウントがどうなっているのか心配になったが、結果は前の2回とそれほど変わらない結果になった。カウントは「歩数:6,620歩」「歩行距離:3.3km」「消費カロリー:213.3kcal」。バッグにいれて計測しても、正しい結果が得られる。

 実測の時計では1時間キッチリ歩いたのだが、「歩行時間」は「58分」「52分」「55分」と1時間よりも少なめの時間が表示された。歩行時間にカウントされた時間はまるまる1時間にはならなかった。街中で歩く場合、信号待ちなどで7秒以上動かないということはどうしても起こってしまう。ダイエットやエクセサイズのために、歩きたいという人は、この歩行時間が目標の時間になるまで、と決めて散歩してもいいかもいいだろう。


カバンのポケットにいれて歩く。三日目の結果。「歩数:6,620歩」
「歩行距離:3.3km」
「消費カロリー:213.3kcal」

 実は3回目あたりから、だんだん途中のコンビニや自動販売機に目をうばわれるようになった。これは良くないと、もう1つ目的をつくる。犬を連れて少し離れたドラッグストアに行き、買い物して帰ることにした。ドラッグストアの店内をうろうろするのは、散歩の1時間にはいれられない。そこで、「MODE」ボタンを3秒長押してスプリット機能を使う。散歩している時はスピリットモード、店内をうろうろする時はモード解除すれば、スピリットモードになっている時だけの歩数が、合計され表示してくれる。

 防犯ブザーを引っ張ってみたところかなり大きな電子音が鳴る。仕事の都合などで、早朝や深夜など、人通りの少ない時間帯に犬の散歩をしなければいけない人にとっては防犯ブザーは心強い機能だ。


運動不足の解消に、気軽に歩くことからはじめたい人に

 1時間に約6,000歩も歩いたのに、消費カロリーは、ごはん1杯分というキビシイ現実を知ることになった。けれども、1時間歩き続けるのは、それほど苦ではない。自分のペースで歩き続けたので筋肉痛にもならなかった。

 調子の良いときの歩数と、疲れているときの歩数は微妙に違ってくる。歩数計があると、歩数を感知されているから、そのごまかしが効かない。サボった結果はちゃんとメモリーに残っている。1週間の歩数や消費カロリーを見て、週末に帳尻合わせの散歩にでかけてみるというのもいいだろう。

 本体サイズが小さく、バッグやポケットの中に入れて気軽に使える。デザインがシンプルで防犯ブザーもついているので、特に女性にはオススメできる製品だ。運動不足の体のために、気軽に歩くことからやってみたいという人におすすめしたい。





URL
  株式会社 良品計画
  http://ryohin-keikaku.jp/
  製品情報
  http://www.muji.net/store/cmdty/detail/4945247362435

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2008/02/22 00:08

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