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バイオインターナショナル「ノーズマスク ピット」

〜花粉症対策にも役立つ“鼻の中"にするマスク
Reported by 西村 敦子

目立たないマスクを求めて

「ノーズマスク ピット」のパッケージ。8個入りのハードケース入りで、ラインナップにはS、M、Lの3種類あります
 先月、はじめて中国の北京へ行ってきました。現地に知り合いもいるため心配はほとんどなかったのですが、1つ気になったのが「空気」です。都心部は公害がひどいという話題をニュースで見るにつけ、小さいころぜんそくで苦しんだ記憶がよみがえり、弱い喉が耐えられるか心配になってきました。

 出歩くときにマスクをすれば確実なのですが、海外だとあまりマスクをしている人をみかけませんし、なんだか空気の悪さを強調して歩いているような気もして失礼かと思ったので、マスク以外で喉を守る方法はないかと思って探した結果、見つけたのが今回の「ノーズマスク ピット」です。

 簡単に言えば、鼻の「穴」にする極小のマスク。ホームページで見た限りではかなり目立たなそうなので、「これだ!」と思って購入。8個入りでケース付き、税込みで1,480円でした。


サイズは大きめがおすすめ、付けると思いのほか目立たないつくり

 購入時、どのサイズを購入しようか迷ったのですが、とりあえずSとMの両方を買ってみました。ホームページの商品詳細ページでは、サイズが小さいと鼻とフィルターの間に隙間ができてしまうため、「サイズは少し大きめの物を選んでご使用することをお薦めします。」とおすすめされています。

 見た目の印象は、ギミックが複雑で繊細な感じ。鼻を挟むフレームは、柔軟性があるポリプロピレン(容器のフタや、やわらかいCDケースによく使われる素材)でΩ型になっており、その先に極小のフィルターがスペースを空けてニ重に固定されています。フィルターは「ポリ乳酸スパンボンド不織布」なる素材で、ごくやわらかく、あまり雑に扱うと形が元に戻らず使えなくなってしまうためかか、頑丈なケース入りです。

 このケースには、中央のバーにぶらさがる形で1つ1つセットされていて、アクセサリー並のていねいな扱い。揃って揺れると、なんだかスズランを連想させるぐらい繊細な感じがします。本体は、サイズによってフィルターの大きさが違い、Sが直径8mm程度、Mが直径1cm程度。軸になっているポリプロピレンは同じもののようです。色は別々で、Sがオレンジ、Mがブルー。


ハードケースは、上のフタをスライドさせて取り出す便利なつくり。右からでも左からでも開いて、とりだしやすくなっています ケース内では、中央のバーにある溝にぶらさがった状態で、1つ1つセットされています やわらかめのΩ型プラスチックに、フィルターが2枚固定されているつくり

横から見ると、フィルターが間を開けて二重に固定されているのがわかります
S(左)とM(右)は、軸まわりの大きさは同じで、フィルターが違うサイズ
フィルターは薄くやわらかいもの。強くつぶすと形が戻らなくなるので扱いには注意

 こんなに繊細そうなものを長時間付けていて、途中で壊れたりしないだろうか、とちょっと心配になりましたが、実際に一日中付けてみたところ結構丈夫で、まったく心配なく使えました。

 購入時に迷ったサイズについては、「隙間が空いてしまう可能性がある」と言われるだけあって、ちょっと大きめがおすすめ。「S」は確かに子供用のかなり小さいサイズです。マスク部分が柔らかいため、大きい分にはそれほど支障はありませんが、逆に小さすぎると隙間から空気が集中的に入ってしまうので効果が薄れてしまうようです。男性だとLの方がおすすめです。


ノーズマスクをした状態
 写真で見るとおり、製品単体で見るとかなり違和感がありますし、牛の鼻輪を連想して、結構目立つんじゃないかと一瞬不安になりましたが、実際にしてみると、思った以上に目立たなくて驚きました。

 うちのパートナーにも単体で見せたところ、「えー、絶対目立つでしょう」と付けるのを拒絶していましたが、付けてみたところを見せると「あれ、全然目立たないね……」とかなり驚いて興味津々になっていたのが印象的でした。

 さて、装着感はというと、最初はかなり違和感がありますが、30分もすると慣れてきます。最初、口から息をしそうになりますが、鼻から吸って鼻から吐いても吹き飛んでしまうようなことはないので大丈夫。ただ、くしゃみに耐えるほど頑丈ではないようで、花粉症がひどい知り合いに数個あげたところ「すごく気に入ったんだけれど、最後はくしゃみをしたときに壊してしまった」と謝られました。

 人から見て、目立つかどうかは鼻の形にもかなり左右されますが、「ほとんどわからない」という表現が合っていると思います。マスク部分はかなりやわらかいので、鼻の形が変わるようなことはありませんし、実際数日使った限りでは、鼻が傷ついたり鼻血が出るようなこともありませんでした。


正面から見たところ
近くで見てもわかりません
かなり下からのぞくと、ようやく装着しているのがわかります

マスクと同じで「暖かい」という効果もあり

Ω部分を持ってフィルターを鼻に差し込みます
 北京での使用感としては、意外なことがたくさんありました。そもそも、冬の北京はマイナス10℃の極寒の世界。ノーズマスクを装着していると、直接寒気を吸い込まないという原理がマスクとまったく同じなためか、単純に「していると暖かい」ことに気がつきました。

 また、現地では気温とともに、湿度も10%台というかなりの低さ。静電気がひどくてすぐバチバチ言うために、何かに触るのが怖いぐらいでした。この湿度の低さのせいで、慣れていないと鼻の中が乾いて痛い感じがします。ノーズマスクを付けていると湿度もある程度保たれるので辛くありません。

 さらに、黄砂のせいかわかりませんが、街中のコンクリートしかない大都会でも、なんだか空気が「砂っぽい」感じです。滞在中、冬だったこともあって空気の悪さはあまり感じず、夜は星が見えていたぐらいです。思ったより平気だな……と油断していたら、一日出歩いた滞在初日の夜、ホテルではずしたノーズマスクは思いのほか黒くて、これ以降、帰国まで欠かさずするようになりました。


下は一日装着したフィルター。上は使用前のもの。息をしていただけで、くしゃみも鼻水も出ていなかったので色にちょっと驚きました
装着方法は、簡単です

「花粉ろ過率93%以上」のフィルターを使用

パッケージ裏面。「花粉対策」「工場や建築現場での粉じん対策」「犬猫等ペットの手入れ等」などなど、使用シーンが並びます
 パッケージに「工場や建築現場での粉じん対策」が使用例として書かれていたのですが、たしかに街中であれだけ防げれば、十分役に立ちそうです。また、性能としては、「花粉ろ過率93%以上の高品質フィルターを使用した」とのこと。すべてのマスクに書かれている比較数値ではないので単純には比べられないのですが、フィットタイプの高性能マスクでは一部これ以上の高い数値を表示しているものもあるものの、普通の四角いマスクではこれより低い数値のものも多く、数値的には、小さいながらも高い性能を持っています。

 さて、海外旅行で効果は実感できたので、東京に帰ってきてからも花粉でむずむずするときはしてでかけるようになりました。私の場合、春の花粉症はかなり軽い(秋の方がひどい)こともあって、対策は、このノーズマスクで十分。

 参考に、花粉症が重症の友人に試してもらったところ、ノーズマスクの効果は高く、鼻から入る分はかなり抑えられました。ただ、ノーズマスクだけだと、「目がかゆい」とのこと。たしかに、ゴーグルの併用は必要そうです。また、前述の通り、うっかりしたままくしゃみをしてしまうと壊れやすく、基本的には薬と併用がいいのではないか、とのことでした。

 同社の製品には、花粉症がひどい人向けの「ピットストッパー」というシリーズもあるようです。こちらは、水に浸してやわらかくしてから鼻に差し込んで使うという「鼻栓」。花粉症が重症で、マスクの下にティッシュを詰めた鼻がある……という人にはこちらの方がおすすめです。


髪型にも口紅にも影響しない画期的な形。1個185円と高めなのが残念

 画期的な商品としてかなり気に入ったのですが、難点もいくつかあります。1つは、価格が高いこと。複雑な構造なのでしかたないのですが、8個で1,480円と1つ185円するため、コストパフォーマンスはよくありません。ただ、衛生的という意味では使い捨てが最適ですし、きっちりした保管箱に入っていて持ち歩きやすい点も便利です。

 使い捨てで一日しか使えないため、花粉症のように長い期間使い続けるにはちょっと高いのが残念。試した友人によると「8個で500円ならすぐ買いたい」と言っていましたが、たしかにそれぐらいの価格で買えればベストでしょう。

 もう1つは、取り付け・取り外しが人前でしにくいこと。構造上、ノーズマスクの取り付け・取り外しはごく簡単なのですが、なにせ鼻の中に入れるという行為自体が見慣れないので、人前で気軽に取ったり付けたりしにくいところがあります。

 ただ、取り外さなくても、食事のときにはおいしそうなにおいは十分していて、付けたままでも、おいしく食事できました。たばこの臭いなども装着していない時と同様に感じました。

 最後に、装着感。デスクでじっとしているような状況だと付けている違和感はごくわずかなのですが、歩いたり話したりしているとそこそこ装着感はあるので、付けているのを忘れるほど違和感がないわけではありません。また、動いても簡単には取れませんが、違和感という点では、したまま激しい運動するのは難しいでしょう。

 この「ノーズマスク ピット」は、「鼻にフィルターをつけている」状態ではありますが「つまっている」状態ではないので、鼻声にもなりません。前述の、花粉症が重症の友人は営業職なのですが、マスクをしたまま客先に行きづらいので、その点ではノーズピットの方がとてもいい、という話をしてくれました。

 違和感という意味では、逆にマスクと違ってゴムがないので、耳が痛くないという利点もありますし、視界に入らず、髪型や口紅などにも影響がないという点はノーズマスクならでは。かなりめずらしいグッズではありますが、画期的な製品と言えるでしょう。





URL
  バイオインターナショナル株式会社
  http://bio-pit.com/
  製品情報
  http://bio-pit.com/?pid=2778122



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2008/02/20 00:04

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