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大作商事「フレキシハンガー」

~首を広げずに素早く服を取り込むハンガー
Reported by 本誌:正藤 慶一

大作商事「フレキシブルハンガー」
 以前、当コラムで服の襟元が伸びないハンガー「HITOFUDE」を紹介した。一筆書きのようなユニークなデザインが、服の首を伸ばさずにセットできるという優れものだった。

 調べてみると、HITOFUDE以外にも「襟元を伸ばさない」ことを謳った製品が、いくつか市場に回っている。「襟元を伸ばさずに服をセットしたい」というニーズはかなり高いようだ。

 今回はそんな中から「フレキシブルハンガー」を紹介しよう。この製品の特徴を簡単に説明すれば、袖を支えるための「羽」の部分がワンタッチで開閉することで、襟元を伸ばさず簡単に服を着脱できるというものだ。販売元はアイディア製品を多く取り扱うことで有名な大作商事株式会社だ。ハンガーは5本セットとなっており、希望小売価格は1,995円だった。1本当たり約399円という計算になり、これは1個945円だったHITIFUDEよりも安いということになる。Amazon.co.jpにて定価で購入した。

 到着したパッケージには、黒/赤/黄の国旗が描かれ、また「German Design」「Muchen Germany」といった文字が並ぶなど、ドイツ製の商品であることが伺える。さらには「西欧ドイツのクラフトマンシップが生み出した斬新さ溢れ、生活を豊かにする革命的ハンガー」という謳い文句も書かれている。しかし、ハンガーひとつで生活が豊かになるとは……ずいぶんと大きく出たものだ。

 パッケージからフレキシブルハンガーを取り出すと、一般的なハンガーなら感じの「大」の字のように羽が広がっているものだが、本製品はまるで「気をつけ」をしたように小さく折りたたまれている。本体カラーは赤/青/緑/黄/オレンジのパステルカラー。あまり目立たない色使いが多いハンガーにはないユニークさだ。


製品パッケージ
「German Design」といった文字から、ドイツで発案された製品のようだ 購入時は写真のように羽を閉じている状態

パステルカラーの色使い
ハンガー中央の台形の部分にも「Germany」の文字がある

 では、シャツにセットしてみよう。ハンガーをシャツの首に入れ、ハンガー中央の台形部分とフック部を挟むように持ち、ここで一気に台形部とフックを握る。すると、両方の羽が広がり、カシャッという音とともに固定される。服はしっかりハンガーに支えられており、襟元を広げずに簡単にセットすることができた。

 取り外しはワンタッチだ。台形部分の上部についているツマミを押すと、羽がストンと畳み込んで、服がリリースされる。もちろんこの作業でも、襟元を拡げることはなかった。この一連の動作は、以下の動画にて確認していただきたい。


羽を広げる場合はフックを押し込み、たたむ場合はその脇のツマミを押す 【動画】羽を広げ、閉じているようす(WMV形式, 1.4MB)

【動画】実際にTシャツにセットしてみた(WMV形式, 889KB) 【動画】ツマミを押してシャツを取り外す(WMV形式, 670KB)

 最初は服をセットする作業に面倒を感じたが、慣れればなんてことはない。特に効果を発揮するのは取り込みの場面だ。ツマミをパチパチと押せば、洗濯物を普通よりもかなりハイスピードで取り込むことができるのだ。

 ちなみに、羽には型崩れを防ぐショルダーパッドが付いており、これをスライドさせることで、羽の長さを47.5cmから69cmまで伸ばすことができる。長袖の服をしっかりと干す際に有効だろう。


型崩れを抑えるパッド
パッドを最大限までスライドさせると、幅は69cmになる。写真下の一般的なサイズのハンガーよりもかなり長い
長袖の服で重宝しそうだ

 ただし、全体的に安っぽい作りなのは減点材料か。素材はプラスチック製で、揺らすと「カタカタカタカタ」という音がしてしまうのが気になる。また、使っているうちにショルダーパッドがうまく固定できないようになり、勝手にスライドしてしまうこともあった。頑丈さはイマイチといったところだ。

 こうしてみると、HITOFUDEもフレキシブルハンガーも、襟元を伸ばさないためにはハンガーの小さい部分から服に入れる、という考え方は共通している。しかし、それを実現するために、あくまでハンガーの原型を留めようとする前者と、いっそのことハンガーをたたんでしまおうという後者の間に、アプローチの差がはっきりと出たのは興味深い。両製品を使った感想としては、頑丈さ、インテリア性の高さではHITOFUDEに、機能性、コスト面ではフレキシブルハンガーに軍配を上げたい。

 細かい部分は気になるが、襟首を広げずにワンタッチで素早く取り込めるという点は素直に感動した。謳い文句の「生活を豊かにする革命的ハンガー」はさすがに言いすぎの感はあるが、少なくとも日々の生活の助けになってくれることは確かだ。洗濯物の取り込みに煩雑さを感じている人は、一度試してみても損はないだろう。





URL
  大作商事株式会社
  http://www.daisaku-shoji.co.jp/
  製品情報
  http://www.daisaku-shoji.co.jp/s_shopping_flexi.html

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2008/02/05 00:04

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