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ベス工業「マッハドライ」シリーズ

~髪を早く乾かすタオル3製品を試す
Reported by 本誌:阿部 夏子

ベス工業「マッハドライ」シリーズ
 もう10年近くずっとロングヘアにしている。髪が長いとまとめやすくてアレンジもしやすいのでそれなりに気に入ってはいるのだが、どうしても面倒なのが髪を乾かすことだ。

 夏の間は乾かすのがめんどくさくてお風呂を出たあと、適当にタオルで拭いてそのまま寝てしまうということがしょっちゅうだった。それが冬になるとさすがに濡れたままの髪で眠ると風邪を引いてしまう。髪を乾かさないで寝ると髪にとってもよくない。それはわかっている、わかっているがお風呂に入った後はとにかく早くベッドに入りたいのだ。

 そんな私にぴったりな製品を見つけた。タオルのように髪を拭くだけで髪がすぐに乾くという。ベス工業「マッハドライ」シリーズだ。毎日使いたいモノなので形の異なる3種類を購入した。「ターバン」「タオル」「たっぷりキャップ」の3タイプだ。メーカー希望小売価格はそれぞれ、840円、1,365円、1,575円。健康関連商品の通販サイト「ケンコーコム」で同額で購入した。

 拭くだけで髪が乾くってどういうことなのだろうとかなり疑問に思っていたのだが、メーカーのホームページを見てみるとどうやら、使われている繊維の種類が普通のタオルとは違うということらしい。繊維の太さが綿の約1/5の超極細繊維のマイクロファイバーを採用していて、繊維の間の細かいすき間により多くの水分が入り込んで髪が普通よりも早く乾くという。触ってみると、確かに普通の綿に比べて目が細かく、凹凸も少ない。

 3製品はそれぞれ形状が異なる。

 3製品の中で一番特徴的な作りなのが「たっぷりキャップ」だ。広げると台形のような形をしている。350×700mm(直径×長さ)の筒型の布の片方にゴムが入れてあって、もう片方はそのままになっている。ゴムが入っている方の幅は約95mmだ。ゴムが入っている部分にスポっと頭をいれて使うものらしい。本体背面部には白いヘアゴムのようなものがついている。そのゴムで広がっている側の生地と髪を一緒に束ねて留めるという使い方をする。


「たっぷりキャップ」の製品パッケージ 製品正面。正面には白いリボンが付いていて、前後がわかるようになっている 製品背面。後ろには白いゴムが付いていて、これで髪をまとめるしくみ

 「ターバン」は女性用へアーバンドと考えてもらえばいい。幅が95mmあって普通のヘアーバンドと比べるとやや太めの印象だ。これを普通のヘアーバンドと同じように髪をあげて使う。バンド部分はゴム製で340~700mmの伸縮性がある。


「ターバン」製品パッケージ
製品本体。見た目は女性用ヘアバンドと変わらない 幅が95mmと普通のものよりやや太め

 「タオル」は300×900mm(幅×長さ)で、普通のフェイスタオルと比べるとやや大きめな印象。ブルーの縁取りが清潔感を感じさせるデザイン。


「タオル」製品パッケージ
サイズは300×900mm(幅×長さ)。普通のタオルと比べるとやや大きめな印象
本体はブルーで縁取られている

 さっそく使ってみた。お風呂で髪を洗った後の髪を「タオルタイプ」で拭いてみる。最初いつものようにゴシゴシと髪の毛の水分をとろうとしていたのだが、思ったより髪の毛の水分が吸収されている感じがしない。

 「アレ?」と思いながら、今度は少し拭き方を変えて、毛先をタオルに挟んで押さえるようにしてみた。すると、髪の毛の水分が「ジワー」っと吸収されていくのがわかる。毛先だけでなく、頭頂部あたりも、タオルを押さえるようにして拭くと水分がみるみるなくなっていくのがわかった。

 そもそも、私が最初にやった髪の毛の拭き方はヘアーケアの点から見ると全くなっていない拭き方なのだ。髪の毛同士が摩擦されて、キューティクルが壊れてしまうという。本当は、髪の毛先を押さえるようにして水分を取るのが正しいやり方だ。つまりこのタオルは正しい髪の拭き方に適したタオルだといえる。


いつものようにゴシゴシと髪の毛を拭くとあまり水分が吸収されなかった タオルで毛先を押さえるようして使うと水分がみるみる吸収された

 一通り髪の毛の水分を吸収した後、しばらく髪の毛にタオルを巻き付けていたのだが、その時も普通のタオルとの違いがよくわかった。私はいつもお風呂上がりには頭にタオルを巻いているのだが、普通のタオルの場合タオルに吸収しきれなかった水分が、顔や首筋にポタポタと落ちてくる。しかし今回のタオルではそれがなかった。

 ほかの2製品も使ってみたがとにかく水がポタポタと落ちてこないのが気に入った。ターバンは髪の毛全体をカバーできているわけではないのに、額や、首筋でしっかり水分を吸収し、顔に水が垂れてくるということが一切ない。

 また、製品本体が冷たくならないのが良い。普段濡れた髪を普通のタオルで巻いているだけだと水分を吸収したタオルが冷たくなってきて頭が寒くなってきてしまう。この製品の場合は頭にしばらく巻いていても製品自体が冷たくなることがなく、風邪を引きやすい私にはピッタリだ。

 一番のお気に入りは「すっぽりキャップ」だ。本体のゴムの部分を一度首元までおろして、上に一気に上げる。髪が多い私でも髪の毛全体をすっぽりと包んでくれるので髪の毛が垂れてくるというストレスが全くない。髪を洗ったあと、「すっぽりキャップ」で髪を包んだまま顔の手入れをしたり、テレビを見て寝る前に一応ドライヤーで乾かすのだが普段なら完璧に乾かすまでに15分かかる私の髪が、「すっぽりキャップ」をかぶった後だとものの5分で完璧に乾いてしまう。


すっぽりキャップを使用している様子 ゴムでしっかり止まっているので髪の毛がはみ出すようなことがなかった
頭をすっぽり包むこむ

 1つ注意したいのは、製品を外さずにそのまま寝ることは避けた方がいいということだ。どうしても疲れてすぐに眠りたい日に「すっぽりキャップ」をつけたままベッドに入ってしまったことがあった。すると、枕カバーがべちゃべちゃに濡れてしまった。下には水が垂れないからといって、タオル本体が乾いているわけではないのだ。

 単純な構造の製品だが髪を乾かすということに特化したタオルというのを使ったことがなかった。今では3製品をローテーションしてほぼ毎日使っているという愛用ぶりだ。

 「ターバンタイプ」や「キャップタイプ」はキビシイかもしれないが「タオルタイプ」なら男性でもなんの違和感もなく使用できる。髪を乾かすのがめんどくさいという理由だけではなく、ヘアーケアの一環としてもオススメだ。





URL
  ベス工業株式会社
  http://www.vess.co.jp/index2.html
  製品情報
  http://www.vess.co.jp/contents/hair_caer-etc/spd/h01.html



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2007/12/21 00:01

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