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任天堂「Wii Fit」

〜ゲーム気分で本格的なフィットネス
Reported by 本誌:阿部 夏子

任天堂「Wii Fit」
 12月に入ってなにかと慌ただしくなってきた。この時期になると、忘年会や、納会など仕事がらみのものからプライベートまで、なにかと飲む機会が増えてくる。私の場合、それと一緒に増えるのが体重だ。普段は一応気にしていているのだが、この時期は毎年付き合いだからというのを言い訳にしてしまい、体重の増加を抑えられない。

 このままでは年末を迎えて年明けには雪だるまみたいになってしまいかねない。なんとかしなければと思った。ところがこの季節は寒いのもあって動くのが億劫だ。ジムに行くまでの寒さや、シャワーを浴びてから寒空のなか帰宅することを考えるとどうしても足が重くなる。自宅でなにか対策ができたらと思った。ということで自宅でできるトレーニングとして最近話題の「Wii Fit」にチャレンジしてみた。

 「Wii Fit」は12月1日に発売された任天堂のゲーム機「Wii」専用ソフトだ。ソフトのほかに、「バランスWiiボード」というボードが付属する。このボードの上に載ってゲームを進めていくのだ。製品は取っ手のついた箱に入って届いた。

 「バランスWiiボード」は511×316×53.2mm(横×縦×厚さ)の長方形の白い板。ケガ防止のため四隅の角は丸く加工されている。重さは約3.5kgで、女性でも片手で簡単に持つことができる。


パッケージ裏面
「バランスWiiボード」本体。手前にあるのは30cm定規
「バランスWiiボード」裏面

箱には取っ手がついている
耐荷重は136kgまで
電源は本体中央についおり、足で電源が入れられる

本体表面。足を載せるところには滑り止め加工がされていた 本体裏に単三アルカリ電池4本を入れて使う

 「Wii Fit」はこの「バランスWiiボード」の上に載ってゲームを進める。「バランスWiiボード」には体重制限があり、使用できるのは体重が136kgまでの人となる。付属の単三アルカリ電池4本を入れて使用する。電池はアルカリ電池使用時で約60時間使用可能とある。

 ゲームを始めるには「バランスWiiボード」を「Wii」本体に登録する必要がある。画面に出てくる説明に従って「Wii」と「バランスWiiボード」それぞれについているシンクロボタンを押す。

 「バランスWiiボード」の登録が終了すると、このゲームのキャラクター「ウィーボ」が登場する。このウィーボは、「Wii Fit」のガイド役で、ゲームを進めてくれる。また数日さぼっていたりすると注意したりもする。なお、「Wii」本体に登録できる「バランスWiiボード」は1台のみだ。


「Wii」に「バランスWiiボード」を登録してから使う 登録が終わると「バランスWiiボード」のキャラクター「ウィーボ」がガイド役として出てくる

 ゲーム全体の流れを簡単に説明すると、身体測定のあとに、自分の選んだプログラムをこなすというとてもシンプルなものだ。

 ガイド役がいるということやゲーム全体の流れの印象は、同じ任天堂の「DS」ソフトの「大人のDS 脳トレーニング」や「大人のDS 顔トレーニング」と似ている。ゲームを起動した日にスタンプを押すことや、トレーニング回数を重ねることで内容が充実してくるという点も一緒だ。

 上に挙げた2つのソフトもある目標に向けてゲームを進めていくタイプのものだが「Wii Fit」もそれは同じだ。2週間単位での減量目標を設けてそれに向けて毎日のトレーニングを進めていく。

 内蔵されているプログラムの種類は40種類以上。今回はその中から当初の目的であるダイエットに着目してレポートしたいと思う。

 プログラムは4つのジャンルに分けられている。「ヨガ」「筋力トレーニング」「バランスゲーム」「有酸素運動」だ。


筋トレ
有酸素運動

バランスゲーム
ヨガ

 私が今回重点的に行なったのはヨガと筋力トレーニングの2つのジャンル。実はWii本体に触るのも初めてだったのだが、画面上に「Aボタンを押してください」などの細かい指示が出てくるため、何の迷いもなく操作を進めることができた。

 いよいよ実際に「Wii Fit」を初めてみよう。最初に「からだ測定」が始まる。

 このからだ測定ではまず体重やBMI、重心バランスの位置が計測される。ここで計測された数値はグラフ化され、自分のからだの変化を見て取ることができる。測定にかかる時間は1回5分ほどだ。

 ここからさらに、からだのバランスをみる運動能力テストもあるのだが、そのテストをするかどうかは自分で選択することができる。この運動能力テストは、「バランスWiiボード」を使った簡単な重心移動のテストで、これをやると自分のバランスが年齢にするといくつぐらいなのかという数値、「バランス年齢」が画面に表示される。


「Wii Fit」スタート画面
トレーニング開始画面

 これまで自分の重心を特別意識したことはなかったが「Wii Fit」では自分の左右それぞれの重心が赤い線で表わされる。画面で、自分の重心を目で確認しながら動けるので自分で意識しながら、重心を正しい位置に持っていくことができるのでとてもわかりやすい。


身体測定は起動のたびに毎日行なう 筆者の重心測定の結果。重心がわかりやすく画面に出る 筆者のバランス年齢は42歳。実年齢から比べるとかなり上だ

 からだ測定が終わったら今度は、体重減量の目標設定を行なう。

 これには少し驚いた。トレーニングを行なうという意識はあったもののゲームという枠からは出ていないだろうと思っていたのだが、この目標設定では2週間単位で具体的な減量目標を打ち込むので俄然やる気が高まった。減量する数値は100g単位まで設定可能だ。

 私は最初2週間でマイナス2kgの減量を設定した。すると「その設定は少しキビシイです」と出てしまった。正しい減量を薦めてくる対応はさながら個人トレーナーのようだ。


目標体重を設定できる
マイナス2kgと入力して出た画面

呼吸と重心がしっかり意識できるヨガ

トレーナーを男性と女性のどちらかから選択できる
 さっそくトレーニングに進もう。

 身体を動かすプログラムは、「からだ測定」の結果によって変わるというものではなく、基本的に自分でその日やりたいプログラムを好きに選ぶ。時間で制限されることもなく、しっかりやりたい日はいくつものプログラムを選択することもできるし、逆に時間のない日はからだ測定だけでゲームを終了することもできるのだ。
 
 まずヨガに挑戦してみた。

 ヨガは画面上のトレーナーに1対1で教えてもらうスタイルだ。そのトレーナーに関してもいくつかの設定がある。女性か男性かを選ぶことができる。私はなにかとモチベーションも上がるという理由から男性トレーナーを選択した。次にトレーニングをトレーナーと向き合ってやるのか、トレーナーの後ろ姿を見ながらやるのかということも選択できる。

 実は私はヨガが好きで過去にヨガスタジオに通っていたこともある。「Wii Fit」のヨガにはかなり興味津々だった。

 「しょせんゲームでしょー」という意地悪な気持ちもあったのだが期待以上にしっかりした内容のものだった。ヨガの難しいところは呼吸と重心なのだが、その2つができていないと効果も半減してしまう。Wiiフイットはヨガを初めてやる人でもその2つを意識してできるような工夫がたくさんされていた。

 例えば呼吸については、ヨガの基本的な呼吸とされている「腹式呼吸」が1つのプログラムとして設けられている。画面では、風船がふくらむ様子が表示されるので、腹式呼吸のイメージがつかみやすい。


ヨガの基本、腹式呼吸専用のプログラムが用意されていた 重心の動きから自分の動きの点数がでる 【動画】腹式呼吸のプログラムの様子(WMV形式,1.4MB)

ヨガの代表的な動き、太陽礼拝もプログラムに入っている 【動画】ヨガの「立木のポーズ」を行なっている様子(WMV形式,1.12MB)

 次に重心では、自分の重心が常に画面に出ているので意識しながら行なえる。ビデオや本だと、その時の手の位置や足の位置にばかり気がいってしまってなかなか重心にまで気を回すことができない。「Wii Fit」では重心がずれてくるとインストラクターが「少し重心がヨレヨレしていますよ。尾骨をあげてみましょう」など的確なアドバイスをくれるのでまるで自分のパーソナルトレーナーと一緒にトレーニングを行なっているような錯覚に陥るほど。

 これは真面目に取り組めば、本やビデオで自己流にヨガを始めるより、はるかに正しいヨガを習得できそうだ。


さぼっているとトレーナーに怒られる

 次に筋トレをやってみた。筋トレもヨガのようにトレーナーと一緒にトレーニングをする。筋トレの種類は足腰を鍛えるものから腹筋を鍛えるものまで色々な種類がある。


筋トレのプログラムの1つローイングスクワット
横足あげ

 ヨガは「バランスWiiボード」の上に両足を載せて行なう動きが多かったのだが、筋トレではボードの使い方が少し変わってくる。ほとんどの筋トレは、「バランスWiiボード」から身体の一部を出して行なうのだ。

 例えば「ジャックナイフ」という腹筋を鍛える運動の場合、ボードから少し離れた場所に寝転がり、足をボードの上に載せて行なう。

 ボードを使っての筋トレがどういうものなのか当初は想像できなかったのだが、ボードの上の体重移動を測定してユーザーがきちんとトレーニングをしているのか計っているようだ。画面上にトレーニングを行なうタイミングが時間軸で出てきて、それに合わせてボードの上に体重がきちんと移動しているかが計測されいている。

 筋トレの内容はなかなか本格的。

 普段使わない筋肉を使ったりもするので、ついついからだを止めてしまうことも。しかし、トレーナーはボード上の体重移動でユーザーがきちんとやっているか把握しているので、こちらがさぼったりするとすぐにわかってしまう。

 トレーナーに「あれ、さぼってますね。僕一人でやっているなんてむなしいじゃないですか」と言われた時、なぜか「ごめん」と再び張り切ってトレーニングを始めた自分がいる。トレーナーを男性に設定したのは正解だったかもしれない。


【動画】ジャックナイフという腹筋運動を行なっている様子(WMV形式,672KB) さぼっていると怒られる

 ほかにもトレーナーから「声を出して」「一緒にがんばりましょう」と励まされることが多く、それはさながらジムのスタジオプログラムのようだ。腹筋など正直ゲームでなくてもどこでもできる。続けられないのは自分の意志が弱いせいなのだが、トレーナーが一緒にがんばってくれると不思議と最後までトレーニングが続けられる。

 筋トレとヨガ両方にいえることなのだが、時間設定の塩梅がすごく良い。トレーニングの種類にもよるのだが1つのプログラムにかかる時間は約2分ほど。2分だと最後まで飽きずに集中してトレーニングに取り組めるのだ。


パスワード設定で自分の体重をほかの人に知られるようなことがない ほとんどのプログラムは2分ほどでおわる

 もう1つ気に入ったのがパスワード設定だ。「Wii Fit」は自分の体重やBMI指数が登録されている。女性たるものそれが誰かに見られるのは絶対に嫌だ。それがパスワードによってきっちり守られているというのはかなりポイントが高い。特に家族で「Wii Fit」をやりたい人には嬉しい機能だ。


毎日続けさせる工夫がいっぱい

しばらく日にちをあけるとウィーボに毎日続けましょう。と言われてしまう
 トレーニングを初めて1週間ほど経過した。正直、仕事に追われて毎日はできていない。が、2日ほど空けて「Wii Fit」を起動させて「あれ、2日ぶりですね」と言われてしまうと「あー毎日やらないと」という気分になってくる。トレーニングをした日はカレンダーにスタンプを押していくという機能もその一因だ。

 毎日の体重と、BMI指数がグラフ化されて画面に表われるので「あ、今日はお酒を控えめにしよう」とか「少し時間を長めにトレーニングをしよう」と自分で気をつけられる。トレーニングをしなくても起動して体重計代わりに使用するだけでも意識づけができそうだ。


運動をたくさんやると新しいプログラムが追加される 1回の起動で30分以上運動すると表示される画面 グラフでわかりやすく結果が見えるのでモチベーションがあがる

 トレーニングを続けていて思ったのが、カロリー表示があったらいいなということだ。1回2分程度のトレーニングでもきっちりカロリーは消費されているはず。それを数字で確認できると更にモチベーションが上がりそうだ。


家族みんなで楽しめるゲームも

【動画】サッカーヘディングゲームをしているところ(WMV形式,2.73MB)
 トレーニングを中心に紹介してきたが「Wii Fit」にはトレーニングだけではなくてバランスゲームや有酸素運動など、楽しみながらできるゲームもたくさん搭載されている。それをいくつか紹介したい。まず「ヘディングゲーム」だ。

 これは画面上に飛んでくるサッカーボールを重心の移動でヘディングして返すというゲームだ。詳しい動きは動画で確認していただきたい。ボールに合わせて重心を移動するのがなかなか難しくてやたらとボードの上を動き回ってしまう。これは自分でやるのも面白いが、人がやっている姿を見ているのも面白い。動画を撮影してくれた同僚など私の姿を見て笑い転げていた。

 筋トレやヨガ以外に私が一番はまってやっていたのが「踏み台ダンス」だ。これは画面上に出てくる指示に従ってボードの上をあがったり下がったりするというもの。流れてくる音楽に合わせてリズミカルに動かないと高得点が出ない。ゲームの設定でダンスはステージ上で行なわれているのだが、高得点が続くと会場がどんどん盛り上がってきて、一緒に踊っているほかのキャラクターたちも笑顔になってくる。それが楽しくてつい何度も続けていくと自然に汗が出てくる。しっかり有酸素運動ができていることを実感できる。


気に入って何度もやっていたのが有酸素運動の「踏み台ダンス」だ 画面上に出てくる指示にリズムに乗りながらボードを乗り降りする 【動画】踏み台ダンスをしているところ(WMV形式,8.28MB)

個人でも家族でも楽しめる

 フィットネスの機能にゲームの楽しさも組み込まれ、更に長続きするような工夫をふんだんに盛り込んだ、良くできた製品だと思う。私自身今回初めてWiiにさわったのだが、操作性が良く知識がなくてもすぐに楽しめた。今回は会社の「Wii」を使って「Wii Fit」をやったのだが、個人的にも購入を考えたくらいだ。

 筋トレや、ヨガはできればやっているところを他人に見られたくはない。「Wii Fit」は一人でストイックに筋トレやヨガに励むのもよし、大勢でバランスのなさを笑い合うのも良し、色々な遊び方ができるゲームなのだ。

 正直しょせんゲームだからダイエット対策にはならないだろうと思っていた私だったが想像していたよりもずっと本格的なものだった。ユーザーがモチベーションを持続させられるように、達成感を得られるようにといった工夫が色々なところで感じられた。これは1つの美容器具として考えてもいいかもしれない。

 年末年始のダイエットにも、家族の団らんにも活用できる。ぜひ一度試してもらいたい製品だ。

(C)2007 Nintendo





URL
  任天堂株式会社
  http://www.nintendo.co.jp/
  Wii Fitホームぺージ
  http://www.nintendo.co.jp/wii/rfnj/index.html

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2007/12/17 00:01

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