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家電製品ミニレビュー
ビタントニオ「バラエティサンドベーカー PWS-1000」

~おいしいホットサンド・たい焼きを自宅でつくる
Reported by 安部 陽子

ビタントニオ「バラエティサンドベーカー PWS-1000」
 カフェのサイドメニューが好きだ。ちょっとした軽食でもオシャレなトッピングがされていて食事が楽しくなる。特にワッフルや、ホットサンドは私の大好物。専用の機械があれば家庭でも簡単に作れるそうだ。

 そこで、ビタントニオの「バラエティサンドベーカー PWS-1000」を 購入した。Amazon.co.jpで、定価11,550円(税込)のところ、1,350円OFFの10,200円(税込)だった。

 ビタントニオは、1906年にアメリカで手動式パスタメーカーを製造してから、さまざまな調理器具を開発し、世界中の米軍基地で使われるようになって広がった調理器具メーカーだ。中でも、ワッフルメーカーには定評がある。

 今回購入したのはバラエティサンドベーカーなので、付属の焼き型を交換すれば、ワッフルだけでなく、ホットサンドやたい焼きも作ることができる。


本体の大きさは、約250×260×110mm(横×縦×高さ)。本体の裏側。コードの長さは1.6m ペットボトルとの大きさの比較。写真のように立てることもできる

本体裏面
ホットサンドプレート、ワッフルプレート、ポワンソンプレート(たいやきプレート)が付属する

ホットサンドを短時間で焼き上げる電気調理器

 PWS-1000は、家庭にある100Vのコンセントを使ってホットサンドやワッフルをつくる電気調理器だ。大きさは、約25×26×11cm(横×縦×高さ)で、本体の重さは約2kg。付属でホットサンドプレート、ワッフルプレート、ポワンソンプレート(たいやきプレート)がついている。

 900Wのパワーがあるので、短時間で焼き上げることができる。予熱に約5分、焼き始めたらワッフル、ホットサンド・鯛焼きともに5分ほどで、できあがる。お餅を使ったモッフルなら、焼き時間は2分ほどだ。

 プレートは、フッ素加工してある。本体に装着する時は、プレートの2つの突起を本体に差し込み、カチっというまで本体側に倒すようにして、はめ込む。取り外す時は、取り出しボタンを押してから、プレートの取っ手を持って取り外す。1つのプレートで2つずつホットサンドやワッフルを作ることができる。


プレートをはずした状態
プレートをはずす時は、取り外しボタンを押し、プレートの取っ手を持って持ち上げる 下の赤いボタンが通電ランプ。上が予熱完了を示す緑のランプ

 使い方は、まずプレートを装着し電源コンセントを入れる。すると、本体下側の赤い通電ランプが点灯する。本体の蓋を閉じた状態で5分ほど待ち、本体蓋側の緑のランプが点灯すれば、予熱が完了だ。こうなったら、食材や生地をプレートの上にのせ、本体の蓋を閉じる。蓋をロックをして、数分待ってできあがりだ。

 電源スイッチなどはなく、コンセントを入れるとすぐに加熱がはじまる。調理が終わっても、コンセントを刺したままになっていると、加熱し続けているので、注意したい。


いろんなプレートを使って焼くのも楽しい

 さっそくホットサンドをつくってみよう。

 まずホットサンドプレートに薄く油を塗る。プレートを本体に装着し、コンセントを入れて、予熱を開始した。予熱が完了したら、下側のプレートに、耳を切り落とした8枚切りの食パンをのせる。1つのプレートで2個つくれるので、1つは具を、スクランブルエッグとベーコンにし、もう一方にはキーマカレーとチーズをのせた。そして、また上からパンをのせてサンドイッチにし、本体の蓋を下ろす。この時、力を入れて蓋を押す必要はない。あとは、蓋をロックして、約5分待てば、できあがりだ。

 期待通りのきれいなホットサンドができあがった。しっかり上下の食パンがくっついている。持ちやすい三角形の形は、思い描いた通りのホットサンドだ。ちゃんと中の具が食パンの中におさまっている。熱で解けて食パンからはみ出したチーズは、焦げてしまったのだが、プレートについた焦げは、箸などで簡単に取ることができた。


できあがったホットサンドの三角形
上下のパンがくっついて、美しい
切った断面

チーズが中からでて、焦げてしまった プレートに焦げつきはない 【動画】焼き上がったホットサンド(WMV形式,238KB)

たい焼きをつくる。生地を流し入れ、中央に餡をのせたら、上から生地をかけて、蓋をする
 次にたい焼きを作る。

 今回のたい焼きの生地はホットケーキミックスで作った。予熱が完了した、たい焼きプレートの上に生地をのせ、その上にあずき餡とクリームチーズをのせて、上からもう一度生地をかける。蓋をおろして約5分待つとできあがりだ。できあがったたい焼きは、なかなか愛嬌のある鯛の形になっている。大きさが市販のものに比べて小さいので、いくつでも食べられる。

 鯛の形をきれいにつくろうとすると、つい生地を入れすぎてしまう。生地が多いと、蓋を閉めた後、型から流れ出てて、耳がたくさんできる。しかし、この耳部分は簡単にはずすことができ、実はサクサクでおいしい。

 手作り感があるたい焼きでよければ、問題ないのだが、たい焼き屋さんのような、餡たっぷりのたい焼きにするには、コツがいる。最初にいれる生地を少なめにし、中の餡を素早くたっぷり入れ、上からかける生地も、少なめにしながら、きれいに餡を包むという技が必要だ。


たい焼きが焼き上がったところ 耳の部分は手で簡単にはずせた たい焼き。奥の焦げ茶色のたい焼きはチョコレート生地

 ワッフルをつくってみる。

 ワッフルのレシピは、付属の説明書に5種類のっていた。今回はその中のブリュッセルワッフルのレシピで作ってみた。材料を混ぜた後、40分ほど発酵させるので、焼く前の下準備に1時間ほどかかった。予熱が完了したワッフルプレートの上に、生地を流し込み、蓋をおろして約5分待つ。蓋を開けてみると、こんがりいい色のワッフルができあがっていた。

 今回、表面側はふくらみに欠けて、凹凸がきれいにはでなかった。ワッフル型が深いので、裏側はお店ででてくるような、正方形の凹凸がしっかりできている。これは型の問題ではなく、生地の作り方によるようだ。皿に盛りつける時は裏側を上にすれば見た目がいい。

 味は、凹凸の部分はカリカリしていて、内側はふんわり仕上がっている。メイプルシロップや、生クリーム、チョコレートシロップやジャムなど、いろんなトッピングを楽しみながら食べることができた。


プレートの上にワッフルの生地を流し込む 焼き上がったワッフル。表面側は型が少しかけてしまった
裏側は見事にきれいな凹凸ができあがっている

 次にリエージュワッフルのレシピで作ってみた。これはブリュッセルワッフルよりも強力粉の割合が高く、30分発酵するので、下準備は50分ほどだ。焼いてみると、こんどは表側も裏側もちゃんとの凹凸ができあがった。食べると、内側は、しっとりとしていて密度が濃い生地だ。食べ応えがあり、生地の中にほのかな甘さが感じられるワッフルになった。


ブリュッセルワッフルのトッピング例 リエージュワッフルのできあがり。表も裏も、ちゃんと凹凸ができた

 モッフルをつくってみた。

 モッフルは、今回はじめて知ったので、お店でも食べたことがない。初めて食べてみることになった。モッフルとは、お餅をワッフル生地の代わりにして焼いたものである。

 油を薄く塗ったワッフルプレートの上に、市販の四角い切り餅を置き、蓋をおろす。最初は、切り餅に厚みがあるので、蓋をロックすることができないのだが、1分ほどしてお餅がやわらかくなると、ロックできるようになる。それから1分ほどで、できあがった。全部で焼き時間は2分だ、オーブントースターでお餅を焼くよりも早い。


モッフルを作る。四角い切り餅をプレートにのせ、蓋をする
お餅がやわらかくなるで、蓋のロックはできない
焼き上がったモッフル

焼きたてのモッフルはやわらかく、面白いようにのびる
【動画】焼きたての様子(WMV形式,704KB)

 焼きたてのモッフルはやわらかくて熱々だ。手でちぎみると、内側のおもちが面白いようにのびる。時間が経つと冷えて、外側からサクサクになっていった。好みによると思うが、私はできたて熱々で、外側がサクサク、内側はのびるモッフルが好みだった。サクサクのモッフルをウェハウスのようにして、甘いアイスクリームなどをかけて楽しむのも、よさそうだ。

 しゃぶしゃぶなどで食べる薄切りのお餅を4枚使って、間に具を挟んだモッフルをつくった。具は、ハム&チーズ、明太子&オリーブオイル、それにあずき餡である。できあがったモッフルを見ると色がカラフルだ。食べてみると、どれもちがう趣向になっていて、おもしろい。個人的な好みでいうとハム&チーズが、一番おすすめだ。


中に具をいれたモッフルをつくる。しゃぶしゃぶ用の薄切りのお餅の上に具をのせる
上からもお餅をのせて、具をはさむ
焼き上がったモッフル。左側が具を挟んだもの、色がカラフルだ

 お手入れの方法は、プレートを本体から取り外し、水洗いする。本体は水洗いできないので、中性洗剤を含ませた布などで拭いて汚れを拭き取る。

 途中、誤って蓋を倒してしまい、本体の下側と蓋で、指を挟んでしまった。蓋はプレートをつけている状態だと重く、結構痛いので、注意が必要だ。また、予熱が完了した時に点灯する緑のランプは、点灯しているのかどうかが少しわかりづらい。予熱が完了すると音が鳴るなどの改良があると、もっと使い勝手がよくなりそうだ。


朝ごはんやお昼の軽食、おやつのバラエティが増える

 ホットサンドもワッフルもたい焼きも、そしてモッフルも、材料をのせてふたを閉めるだけで、簡単につくることができる。強い加熱でしっかり焼くので、外側はパリパリ、なかはふわふわな状態だ。中に入れる具のバリエーションをやトッピングを変えれば、いろんな楽しみ方できる。

 はじめてでも、失敗せずにつくることができるので、見た目を、お店のような完璧な形にしようと思わなければ、それほどコツはいらない。私はどのできあがりも、満足がいくものだった。手間をかけずに、パン食の朝ごはんをひと工夫したり、簡単におやつを作ることができる。ぜひおすすめだ。





URL
  ビタントニオ(株式会社三栄コーポレーション)
  http://www.sekai-kaden.com/vitantonio/
  製品情報
  http://www.sekai-kaden.com/whitelabel/index.html



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2007/11/16 00:01

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