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家電製品ミニレビュー
東芝ホームテクノ 扇風機「F-LH60X」

~リモコンで首振り制御が可能な扇風機
Reported by 平澤 寿康

F-LH60X
 ようやく梅雨入りしたというのに、関東地方では梅雨入り後も好天が続いている。しかも気温も比較的高く、特に昼間はエアコンをフル稼働させることが多くなっている。もちろん、日が落ちると気温が下がり、エアコンをつけるほどではなくなるが、風呂上がりにはしっかり涼みたい。そこで筆者も扇風機を導入することにした。購入したのは、東芝ホームテクノの「F-LH60X」という製品。Amazon.co.jpで10,120円で購入した。

 F-LH60Xは、いわゆる「リビング扇」と呼ばれる、フロアに置いて使う一般的な形状の扇風機だ。ただF-LH60Xには他の一般的なリビング扇にはないいくつかの特徴がある。

 1つめの特徴は、リモコンで首振りの制御が可能、という点だ。

 一般的なリビング扇では、ファン部分の首振りは本体上部のスイッチでON/OFFの操作を行なう。それに対しF-LH60Xでは、リモコンに用意されているスイッチによって首振りのON/OFFが制御ができるようになっている。リモコンの首振りスイッチを押せば首振りが始まり、もう一度押せば止まるというように、できることは本当に首振りのON/OFFだけだ。ところが実際に使ってみると、離れた場所から首振りを制御できるというのは、思っていた以上に便利だ。

 たとえば、一般的な扇風機では、部屋の中で座る位置を変えた場合など、いちいち扇風機の近くまで行って風向きを調節する必要があったが、F-LH60Xであれば離れた場所からリモコンで風向きを調節できるので、もはやその必要はない。

 筆者がこの機種を選択した最大の理由は、このリモコン首振り制御機能があったためだが、もう手放せないと言っていいほど便利。ちょっと歩いて扇風機の向きを変えるのすらおっくうに感じるものぐさな筆者にとって、まさに期待通りの機能といったところだ。ちなみに、首振りの角度は90度で、さらに左右ともに最大25度の範囲内で5段階の向き調節(左25度、12.5度、中央、右12.5度、25度)も可能となっている。


本体正面
側面
背面

ファンガードは帯電防止加工が施され、ホコリが付きにくくなっている ファンは4枚羽。ファンにも帯電防止加工が施されている 【動画】リモコンで電源を入れ、首振りさせるまでのようす(WMV形式, 640KB)

 2つめの特徴は、ファンの位置が高いという点だ。

 一般的なリビング扇では、ファンの位置が60cm~90cmほどの範囲内で高さ調節が可能となっているものが多い。それに対しF-LH60Xでは、最も低い位置でも79.5cm、最高では110.2cmまでと、かなり高い位置でファンを回すことが可能。これによって、リビングルームはもちろん、椅子とテーブルで過ごすことの多いダイニングルームでも、風がきちんと当たるというわけだ。

 最も低い位置に調節した状態でも一般的なリビング扇より、高めの配置となっているが、筆者のように椅子を使わない生活スタイルでもそれほど気にならない。確かに、ファンを水平方向に調節した場合、風がほぼ頭に直接あたる感じになるため、気になる人もいるかもしれないが、首を下に向ければ解消できるので、それほど大きな問題というわけでもないだろう。

 そして3つめの特徴が、縦向きの首振り角度が非常に広くなっているという点だ。それもかなり上向きに首を振れるのだ。一般的なリビング扇では、水平位置から上下15度ほどしか動かないものが多い。

 それに対しF-LH60Xでは、下向きは15度だが上向きには35度まで調節可能。これによって、リビング扇ながらサーキュレーター代わりとしても活用できる。例えば、冬場でも、上向きで運転させ、部屋の空気を撹拌し、暖房効率を高められる。もちろん、夏場でもエアコンと併用できるし、また、首を水平に近い向きにして直接体に風が当たるようにしておけば、エアコンの温度設定を高めにしても快適になる。まさに1年中使える扇風機というわけだ。


リモコン。首振りボタンを押すと離れた場所から首振りの制御が可能。電源ボタンや風速変更、タイマーボタンなどが用意されている リモコンは本体に収納可能 首の向きを左右それぞれ25度の範囲に調節することが可能。首振りはこの調節範囲にかかわらず90度となる

本体後部のスイッチを押すことでファンの高さ調節が可能 最も低い位置で高さは79.5cm 最も高い位置では110.2cmとなり、椅子を使うダイニングルームでも快適に使える

下向きには15度までファンの角度が変えられる 上向きには35度まで角度が変えられるので、サーキュレータ代わりとしても活用できる

電源ケーブルはコードリール式で本体に収納できる 電源ケーブルを巻き取り電源プラグを固定すればすっきり収納できる 「弱」でイオン機能をONにしたときの消費電力は20Wだった
実使用時の消費電力
使用モード 消費電力
20W
35W
43W
重量 4.2kg
首振り時 プラス2W程度
イオン機能利用時 数値変わらず


 これ以外には、緩急のある風を送り出すリズム風や、OFFタイマーなどおなじみのものがひと通り用意されている。また、マイナスイオン発生機能も用意されている。ちなみにこのマイナスイオン発生機能は、ファンを回していない状態でも利用可能だ。加えて、電源ケーブルがコードリール式となっている点や、ファンやファンガードに耐電防止剤が塗布されていてホコリが付きにくいように加工されている点なども、目立たないながら嬉しい特徴だ。

 機能面は申し分ないのだが、ちょっと気になったのが本体支柱部分のインジケータだ。運転モードやタイマーのインジケータはそれほど気にならないものの、マイナスイオン発生機能をONにした場合には、緑色のインジケータがかなり明るく光る。昼間は気にならないのだが、寝るときにタイマーを設定して使う場合など、ちょっとまぶしいと感じるほどだ。インジケータの明るさを変えられると良かった。今後の機種では改善を期待したい。

 また、連続風では「弱」でも結構風速が強く、エアコンとの併用時などにはたまに風がつらく感じることがある。特に寝るとき使う場合など、弱以下の風速があればより快適に利用できるようになると思うだけにちょっと残念だ。

 もう1つ、注意しておきたいのは、運転モードや首振りなどの切り替えがリモコンでしか行なえない点だ。本体には電源ボタンが1個用意されているのみで、電源ON/OFFと風速切り替え(連続風のみ)しか操作できない。リモコンをなくしたり壊してしまうと、せっかくの機能がほとんど使い物にならなくなる。リモコンの扱いには要注意だ。


支柱部分のインジケータ。比較的明るく光るため、寝るときに使う場合にはちょっと気になる 支柱上部にはマイナスイオン発生器が取り付けられている 本体に用意されるスイッチは1個のみで、電源と風速の切り替えしかできない

 現在筆者は、風呂上がりに涼むために使うのはもちろん、昼間のエアコン稼働時にもF-LH60Xを同時に利用している。エアコンの設定温度を以前よりも高めに設定した上でF-LH60Xを利用して直接体に風を当てるようにしているのだ。エアコンの設定温度を28℃に設定した状態でも、十分快適に過ごせる。そしてなにより、手元で首振り制御が可能という点は、非常に魅力が大きい。筆者のようにものぐさな人なら、間違いなく重宝する扇風機と言っていいだろう。





URL
  東芝ホームテクノ株式会社
  http://www.toshiba.co.jp/tht/
  製品情報
  http://www.toshiba.co.jp/living/fans/f_lh60x/

関連記事
東芝、リモコンで首振りの制御ができる高さ110cmの扇風機(2007/03/27)



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2007/06/22 00:07

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