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家電製品ミニレビュー ドウシシャ「Pieria 卓上BOX扇風機 GBM-237」
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~インテリア性と実用性を備えた扇風機
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Reported by
西村 敦子
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梅雨入りしたのに暑い毎日。この時期、「エアコン未満の暑さ対策」としても、「雨が続いた場合の部屋干しアイテム」としても使えるのが扇風機。今回の「Pieria 卓上BOX扇風機 GBM-237」は、ちょっと変わった2連のBOX扇風機です。
● すっきりしたデザインのBOX扇風機
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すっきりしたデザインの2連のBOX扇風機。いわゆる“扇風機”らしくない見た目です
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いつもなら、傘が活躍するこの季節。東京は梅雨入りしてからも真夏のように暑い日が続いています。部屋の中にいてもジリジリとした日ざしを感じるほどで、6月でこれでは、本格的な夏が思いやられます。
あまりに暑いとイライラしてくるので、エアコンを使う機会も増えました。が、昼間部屋にひとりでいるときにエアコンを使うのも電気代が高くなりそうで気が引けますし、冷え性もひどくなりそう……。というわけで、扇風機を購入しました。せっかくなので、いままでとはちょっと違う、デザインのかっこいいものをと思って買ったのが、今回の「卓上BOX扇風機」です。Amazon.co.jpで8,980円でした。
一般的に扇風機として見慣れている丸い形ではなく、この扇風機はBOX型。四角い箱が縦に2つ取り付けられたような形です。このシリーズにはブラックとホワイトもありますが、このオレンジもレトロ風のデザインによく合った色です。
全体的にすっきりしていて、インテリアとしても丸形の扇風機に比べて絵になります。BOX自体の大きさは、26cm四方の正方形で厚さは9.5cmほど。オフシーズンにも収納しやすい作りです。
また、この扇風機、名前は「卓上」と付いているのですが、高さ60cmと十分床置きで使えるサイズ。一般的な扇風機のような“首”の部分がないので安定感もあります。
本体上部には「弱」「強」の風量切り替えスイッチと、左右の首振り機能スイッチが付いていて、これで動作を設定。シンプルな機能なので操作は迷いようがありません。
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メタルのカバーとメタルのファン。向こうが透けて見えるので、圧迫感がないデザインです
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上部には移動に便利なハンドル付き。約5.3kgとそれほど重くないので移動もしやすいです
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スイッチは上部のBOXの上にあり、「弱」「強」の風量切り替えスイッチ、首振りスイッチがあります。○の位置で停止します
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● 上下別々に2方向に風が送れる
2連の扇風機は1台ずつは動かず、2台同時に動作します。ただ、上部のBOXは向きを変えることができるので、同時に2方向に風を送れるのが、この扇風機の最大の特徴です。基本的に扇風機はある程度風が当たらないと涼しく感じないので、なるほど便利な機能です。
たとえば我が家の場合だと、リビングにあるTV前のソファと、そのリビングから続く和室のパソコンの前に人がいることが多いので、「卓上BOX扇風機」を部屋の境目に置くと、ちょうど2方向に風が送れて便利でした。
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左右の調整は手動。上部のBOXだけが動き、ちょうど十字になるぐらいまで方向が変えられます
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上下で別々の方向に風が送れると、2カ所にひとりずつなど離れて座っているときにも便利
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● 首振り機能付きで想像以上に静か
実は先日、はじめてサーキュレーターを買いました。最近、引っ越したマンションは閉め切りの窓が多く、空気の流れがどうしても悪くなりがちで、サーキュレーターで補おうと思ったわけです。
が、使い始めてすぐ、その音の大きさにびっくり。サーキュレーターは威力が強いために音も大きいんですね。店頭ではそれほど大きい音に思わなかったのですが、静かな部屋で使うと印象がまったく違いました。
それに比べると、この扇風機はとても静か。風もソフトで、「弱」だと使い続けていても音は気になりません。部屋全体に風を送るほどのパワーはありませんが、とりあえず自分がいるエリアは十分涼しくなるので快適に使っています。
扇風機とサーキュレーターでは、似ているようでまったく機能が違います。扇風機が本体の近くに広く風を送って涼むのに対して、サーキュレーターは遠くのポイントに集中して風を送り、部屋中の空気を循環させるもの。実際には兼用としてどちらかを購入することが多いわけですが、用途によって満足度が大きく変わってきます。
エアコンと併用するにはサーキュレーターがベストですが、風で涼んだり、音が気になるときは扇風機の方が使いやすい。もしどちらか1つを選ぶなら、我が家の場合は「エアコン未満」として使える扇風機の方が合っていたようです。
● 梅雨の時期の部屋干しアイテムとしても便利
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「卓上BOX扇風機」だけに机の上に置いても使えます
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梅雨で雨が続いたときに、効率よく部屋干しをするには扇風機は必須。ただ部屋に干しておくよりも、扇風機で風をあてた方が格段に乾きは早くなります。この扇風機、2連で風の送られる範囲が上下に広く、首振り機能も付いているので「部屋干しアイテム」としても使えます。
ただし、丸型の扇風機の場合は多少上下にも角度が調整できることが多いのですが、この扇風機の場合は調整は左右のみ。干す位置が高いと「上に向けたい」と感じることもありました。天井近くから吊り下げるなど高い位置に干すときは、それこそ「卓上」にして高い位置で使うといいでしょう。
と、これまで解説した通り、この扇風機、普段使いには十分ですが、本気でエアコンの代わりに使おうとすると、リズム風や就寝時用のタイマーもほしいところですし、リモコン付きや無段階の風量調節機能付きの方がいいと言う人もいるでしょう。
ただ、そういう高機能扇風機は一般的に「扇風機」としての存在感がありすぎてインテリアになじまないのが難点。この「Pieria 卓上BOX扇風機」は、そこまで機能は高くなくても、仕事部屋やリビングなど、ある程度インテリアに溶け込みやすい、コンパクトな扇風機がほしい、という方におすすめの1台です。
■URL
株式会社ドウシシャ
http://www.doshisha.co.jp/
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2007/06/21 00:03
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