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家電製品ミニレビュー
オカダGAJ「ML700」

~水を使った気化熱で心地よく冷やす冷風扇
Reported by 清水 理史

クーラー全開にはまだ早い

オカダGAJ「ML700」
 暑いんだか、寒いんだか……。うっかり長袖を着て出かけて汗ばんでしまうこともあれば、電車や喫茶店のクーラーですっかり体が冷えてしまうこともある。梅雨の前の季節はいつもそうだが、はっきりしない天気のおかげで体調が崩れてしまうことも珍しくない。
 
 そんなわけで、クーラーほど冷えすぎず、それでいて快適な温度を保てるようなものはないかと探して手に入れたのが、オカダGAJの冷風扇「ML700」だ。ヨドバシカメラで7,980円だった。

 冷風扇といっても、あまり馴染みがない人も少なくないかもしれないが、要するにクーラーと扇風機の中間的な存在と考えるとわかりやすい。ファンで風を送るという点では扇風機と変わらないが、内蔵タンクに蓄えられた水をフィルターに浸透させ、このフィルターに風を当て気化熱によって冷たい風を送るというしくみになっている。


本体側面
背面
タンクから吸い上げられた水がフィルターに浸透し、気化熱によって冷風を送り出すしくみ。フィルターは背面から簡単に取り外してお手入れ可能

下部の水タンクへ給水

 ML700の本体サイズは230×300×630mm(幅×奥行×高さ)と若干大きめ。ただし、設置面積的には、一般的な扇風機とさほど変わらないため、設置場所に困るほどではなさそうだ。

 操作はシンプルで、本体上部に液晶画面とスイッチ類、もしくは付属のリモコンで電源のON/OFF、風量調節やスウィング動作、さらに送風か冷風(水を使うかどうか)を切り替え可能。連続運転やおやすみモードなどのプログラムによって風量などを調節したり、タイマーを使ってON/OFFを切り替えることも可能と、かなり多機能な製品だ。

 利用するには、まず水タンクへの給水が必要になる。本体下部のタンクが引き出し式になっているので、ここを引き出して水を入れる。ただし、タンクは内部のホースとつながっているため、完全に取り外すことはできない。ペットボトルなどを使って引き出しに水を注ぐようにすると良さそうだ。


操作は前面の液晶パネルとボタンで行なう。プログラム運転やタイマーなど、機能は豊富 付属のリモコンでも操作可能

利用するには水タンクへの給水が必要。引き出し式となっているが、取り外せないので、ペットボトルなどで給水すると便利
部屋に設置してみたところ

“涼む”という表現がピッタリ

 実際に使ってみると、なかなかイイ感じだ。扇風機ほど強力な風は得られないが、送り出されてくる風自体が冷たいため、風量が弱くても十分に効果を得られる。風量を最小して、スウィングをONにすると自然の風に吹かれているようで心地よく、まさに“涼む”という表現がピッタリだった。

 しかも、ML700のスイッチをONにすると、タンクから吸い上げられた水がフィルターにかけられる過程で「ピチャ、ピチャ」というかすかな音が聞こえてくる。この音がなかなか風情があり、なにやら水辺にいるような気分を味わうことができる。癒しという意味でもなかなか優れものの機械かもしれない。

 もちろん、もっと「冷たく!」というニーズにも応えられる。ML700には保冷剤が入った小型の容器が2個同梱されており、これを冷蔵庫などで凍らせてから、本体の水タンクに入れることで風をさらに冷たくすることができる。もちろん、水が十分に冷えなければ効果はないが、これなら夏場でも十分に使えそうだ。


前面のルーバーは上下2つに分割されており、それぞれ上下に方向を調節可能(手動)。左右のスウィングは自動で行なえる
付属の保冷財入り容器
水を入れて凍らせてからタンクに入れると、水が冷えて、さらに冷たい風を送ることができる

 ただし、1つ注意したいのが湿度だ。水を気化させるというしくみ上、どうしても部屋の湿度が次第に上がってくる。クーラーのように部屋をしめきって使うと、かえってムシムシしてくることあるので、扇風機を使うときのように部屋の窓を開け、冷たい風を部屋の中に通すという感覚で使うことをおすすめしたいところだ。

 クーラーが苦手などという人は、一度、使ってみる価値がある製品と言えそうだ。





URL
  オカダGAJ(オカダジーエージェイ株式会社)
  http://www.okadagaj.co.jp/
  製品情報
  http://www.okadagaj.co.jp/modules/cclinks/index.php?CatID=7



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2007/06/13 00:00

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