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ゴイチ「リピート簡乾」
~ACコンセントで再生できる簡易除湿器
Reported by 本誌:伊達 浩二
リピート簡乾
6月に入り、梅雨が近づいている。
押し入れを始め、戸棚やクローゼットなどの湿気が気になる季節だ。
湿気を取る方法は、小さな乾燥剤から、本格的な乾燥機やエアコンまでいろいろあるが、今回は戸棚やクローゼット用の簡易型除湿器を使ってみた。
製品名は「リピート簡乾」で、Amazon.co.jpでの販売価格は2,625円だった。商品名は「カンカン」と読ませる、簡単に乾燥できるというような意味合いだろう。
パッケージ内容。簡単な取扱説明書と、フックがついている
本体正面。「Repeat Kan:Kan」と商品名が書かれている
本体側面。厚みはあまりない
本体背面。折り曲げ式のACプラグが見える
ACプラグを引き起こしたところ
消費電力は16W。PSEマークもついている
リピート簡乾は、シリカゲル(二酸化珪素)を使うタイプの乾燥機だ。特徴は、AC用のプラグを備えており、内蔵のヒーターを使って、シリカゲルを再生できることにある。
シリカゲルは乾燥した状態では、ブルーだが、湿気を帯びるとピンクに変化する。しかし、吸湿したシリカゲルを熱すると、湿気を放出して再生することができる。リピート簡乾では、のぞき窓で変色を確認したら、コンセントに15時間以上つないでおくと再生する仕組みだ。AC接続時の消費電力は16Wと、ごく小さい。
本体正面にシリカゲルの変化をチェックする窓がある
コンセントに差し込んで再生している状態
リピート簡乾の本体は、150×40×120mm(幅×奥行き×高さ)と小さく、シリカゲルは約300g入っている。除湿機能はシリカゲルに依存しているので、使い捨てタイプの乾燥剤と変わらない。ファンなどもついていないので、クローゼットやタンス、押し入れぐらいに使うのが適当だろう。
パッケージは非常に簡単で、説明書も2つ折りにした4ページのものだが、機能が簡単なので、これで十分だろう。付属品は針金を曲げたようなフックだけで、これを使うとクローゼットのハンガーと並べてぶら下げることもできる。
湿りやすいタオル置き場で使う
付属のフックを使って、クローゼットにぶら下げる。現状では幅をとるので、90度曲げたフックがほしい
リピート簡乾は、特殊な機能があるわけではないが、本体が小さくてどこにでも置けること、使い捨てではなく再生して使えることなどから、意外に実用性は高い。
シリカゲルの再生には、電子レンジや鍋などを使うこともできるが、手間が面倒で、なかなか実際にやることは難しい。乾燥剤と考えると価格は高めだが、簡単に再生できて、使い捨てずにすむということにメリットはあると思う。
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URL
ゴイチ
http://www.goichi.co.jp/
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2007/06/07 00:02
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