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タニタ「バイブレーション Quick TD-370」
~職場でも使いやすいバイブレータ付きタイマー
Reported by 本誌:伊藤 大地
バイブレーション Quick TD-370
職場でカップ麺を食べる機会が多い。体にあまり良くないことはわかっているのだが、時間もかからず、そこそこおなかも満たされる、その便利さが手ばなせないでいる。
しかし、読者の皆さんも経験があるかもしれないが、お湯を注いだ後、ちょっとメールチェックやWebブラウジングをしよう、と思っている間に、麺がノビノビになってしまうことがよくある。かといって、腕時計とにらめっこして3分間待つのも論外だ。
以前、本コーナーでも
カップ麺専用のタイマーをレビューした
。コンロをかたどった本体は人目を引き、確かにおもしろい一品ではある。だが、あれを日常的に使うかというと、それは難しいだろう。場所を取るし、なにしろ音が周りの同僚に迷惑だ。
そこで見つけたのが、バイブレーションで時間がきたことを知らせてくれるタイマーだ。タニタの「バイブレーション Quick TD-370」である。本体サイズも55×15×125mm(幅×奥行き×高さ)と、手のひらにすっぽり収まるサイズだ。職場用ラーメンタイマーとしての条件を満たしている。希望小売価格は2,625円。Amazon.co.jpでの購入価格は2,280円だった。
主な機能はカウントダウンタイマー機能とデジタル時計機能の2つ。液晶にボタンが6つと、非常にシンプルな作りになっている。タイマー機能はカウントダウンのみとなっており、目覚まし時計のように時刻を指定してアラームを鳴らすことはできない。
バイブレータモード。左上に波形のマークが現われる
音声モード。左上のマークがスピーカーになっている
時計モードで起動。12時間表示で、午前の場合は左上に「A」が、午後の場合は「P」の文字が表示される
パッケージ
電源にはCR2032型のボタン電池1個を使用する
ストラップホールもある
電源にはCR2032型のボタン型電池を1個使用する。ボタン型電池は乾電池に比べると入手性が悪いのが難点だが、交換頻度は約1年ごととのことなので、我慢できる範囲内だろう。重量が電池込みで約28gと軽いのでカバンの中に常時入れておけるサイズだ。
カウントダウンタイマー機能は、最大23時間59分59秒まで設定可能。機能はごく単純で、本体の「HOUR」ボタンで時間を、「MIN」で分を、「SEC」で秒を設定し、「START/STOP」ボタンを押せば、カウントダウンを開始する。途中でカウントダウンを止めたい場合はもう一度「START/STOP」を押し、リセットしたい場合は「MIN」と「SEC」を同時に押せばよい。
アラーム音だけでなく、バイブレータで知らせる機能が特徴だが、その切り替えは左下にある「音声/バイブレータ切り替え」ボタンを押す。動作モードは液晶左上に表示され、音声の場合はスピーカーマークが、バイブレータの場合、波形のマークが現われる。
バイブレータ機能はけっこう強力で、寸断なく連続して振動する。イスに座っているときならばポケットに入れていても確実に震えていることがわかるくらいの振動だ。ただ、ケータイのバイブレータのようにリズムがないので、歩いているときや乗り物に乗っているときなどは気づきにくい。
本体には、ちょうどフリップ型のケータイのように、ボタンを覆うカバーが付いている。これはポケットの中に入れた際にボタンが勝手に押されて誤動作するのを防ぐためだ。このあたりは、バイブレータ機能を搭載したタイマーならではの配慮といったところだろう。
アラームは「ピピピピピピ」という連続的な音で、音量はスペック値で65db以上とかなり大きめだ。目安としては、ケータイのアラーム機能の最大音量か、もしくは一段階小さい設定とほぼ同じくらいだ。
パソコンの脇に置いて、業務管理のツールとして使ってみた
とまぁ、ここまで機能について簡単に説明してきたが、ラーメンタイマーとして使うには、もう必要十分の性能を備えている。購入するきっかけではあったが、ここで多くは触れないことにしよう。個人的に薦めたいのは、業務や勉強など集中しなければならないときに使うことだ。
たとえば、なにか作業をする際、「この書類作成を1時間で終わらせる!」というように、心理的な締め切りを設けることは、集中を促すための方法として、ビジネス書などでもよく紹介されている。
しかし、実際やってみると、作業に没頭しすぎて、その1時間後の締め切りにあたる時間がいつだったかを忘れてしまったり、ひどいときは、電話や人から話しかけられて作業が中断され、締め切りを設定したこと自体を忘れてしまうことがある。
そこで、締め切りを目に見える形にするために、このタイマーを使うのだ。今この原稿を書いている際も、締め切りを60分に設定し、パソコンの横に置いている。カウントダウン式だと、刻一刻と残り時間が減っていくため、いやがおうにも書くという作業にグッと入り込むことになる。
実際に試してみてわかったのだが、時計を見るより、遙かに集中の効果は高い。結果だけを見ると、時計で時間を確認し、逆算すれば残り時間を割り出すことはできる。しかし、自分で計算しなければわからないのと、明確に目で見えるのとでは意識の仕方が全然違う。
時刻がわかると、「あ、あと2時間経ったら、~~する時間だ」とか、余計なことを考えてしまうのだ。
同じ意味で、ケータイに付いているタイマー機能を使うよりも良い。たとえば、残り時間を確認しようとケータイをチラッと見たとする。そのときに、ケータイのディスプレイ上部にメール受信マークがあったら、どうだろうか。少なくとも私はメールを確認してしまうだろう。よしんば、そこを我慢したとて、受信したメールが気になって、その後の作業の効率が落ちるのは目に見えている。
ただ残り時間がわかる、というのが良いのではなく、「残り時間しかわからない」のが集中を保つ上で非常に良いのだ。
ボタンカバーを使って立てることはできるが、机の上からは液晶が見にくい
1つリクエストがある。後継機ではぜひ、本体を立てて、液晶が斜め上向きに置けるような形状にしてほしい。TD-370でも、前述のボタンカバーを足にすれば、とりあえず立たせることはできるのだが、机の面に対して直角に本体が立っているため、机の上からでは液晶が見づらいのだ。
というわけで、ごく個人的な使い方ではあるが、仕事用のツールとして手放せなくなりそうな一品だ。
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URL
株式会社タニタ
http://www.tanita.co.jp/
製品情報
http://mediasolution.jp/tanita/hp/productDetail.do?_productId=376&_isListBack=true
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